離婚うつの原因と乗り越え方とは?

近年では、様々な原因でうつ病になる方が増えてきました。うつ病と聞くと人によっては「気持ちが弱いだけ」などと誤解されている方もいます。

しかし、うつ病というのは通常の病気と同じなのです。一昔前までは、そんな病気は認められていなかったですが、現代では非常に多くの方がうつ病に悩まされています。

うつ病の中でも離婚が原因で起こる『離婚うつ』というのをご存知ですか?これには大きく分けて2つあり、離婚の最中にうつになる場合と、離婚してからうつになる場合があります。

今回はどちらも含めた意味で『離婚うつ』について話していきます。基本的にうつ病になると、人体にとって悪影響となる様々な症状が起こります。

集中力がなくなる、落ち込みやすくなる、否定的になる、食欲がなくなる、体が重くなる、死にたくなるなどの症状が起こるのです。

うつ病は一般的には自分では気付きにくいので、このような症状が頻繁に起こるようであればうつ病の危険があります。

では、離婚うつになってしまう原因と、それを乗り越えていく方法を紹介します。

離婚うつの原因と乗り越え方とは?

お金の悩みが尽きない

お金について悩む夫婦

離婚後に大きな悩みとなってくるのがお金のことです。離婚後は養育費に生活費にと、独身の頃とは比べ物にならないくらいお金がかかります。

離婚後にお金のやりくりが難しくなり、多額の借金まで背負ってしまいうつ病になってしまう方が多くいます。

離婚後にお金のことで悩むケースで多いのが、離婚時にお金の話をきちんとしなかったことが原因です。特に養育費というのは子供が成人するまでかかってくる問題です。

けっして甘く見るべきではなく、子供を育てるということはお金がかかるのです。早く別れたいばっかりに、養育費の取り決めを書面で交わさないでおくと後で後悔します。

口約束などというものは、ほとんどの男性が破ります。初めは自分の子供が可愛いので払ってくれるかもしれませんが、もし新しい奥さんとの間に子供ができたらどうでしょう?

そういった場合に養育費の支払いがピタッと止まるケースが多々あります。手に職がない方であれば、親の協力なしではとても1人でなんとかなる問題ではありません。

そうやって借金が重なっていき、取り立てが厳しくなればうつ病にも繋がっていきます。

今後の将来が不安になる

夫婦の将来

離婚後の将来が不安になり、うつ病になってしまう女性もいます。1度離婚したとしてもまた新しくパートナーを見つけたいと思う女性も多くいます。

当然、女性1人で生きていくよりも男性と生きていった方が生活が楽になります。しかし、若い頃のように男性にモテるとは限りません。

厳しい現実ですが、若さというのはそれだけで女性にとっては武器になります。昔よりも若さがなくなった以上、他のところで勝負しなければいけなくなります。

思っていたよりも、新しいパートナーを見つけることの難しさに気付くときが来ます。ましてや、子供が場合は余計に男性が近寄ってきにくくなります。

女性側も1度離婚を経験している以上、パートナー選びにも極度に慎重になってしまいがちです。自分の気が付かないところで理想ばかりが上がっていってしまうのです。

夫の浮気やDVが原因

DVを繰り返す夫

夫の浮気やDVというのは、夫婦が離婚に発展する典型例です。しかし、浮気やDVにずっと耐え続けている女性もいます。

子供のためにも何とか離婚だけは避けたいと思って、浮気され続けても耐えてしまうのです。DVも同じで体がアザだらけになっても耐えてしまうのです。

そうなれば、当然精神的に辛くなってきます。そんな辛い生活を耐え続けていたら、うつ病になるのも当然です。

確かに、夫婦生活にはある程度耐えるということも必要ですが、いくらなんでも限度というものがあります。自分が悪くないのに、必要以上に耐える必要はありません。

もちろん様々な理由がありますが、体が崩壊しては元も子もありません。健康な体あっての人生です。うつ病になる前に対策をとりましょう。

『離婚うつ』の乗り越え方とは?

絶対に1人で抱え込まない

離婚問題を一人で抱え込む女性

うつ病になってしまう方に多いのが1人で抱え込んでしまうことです。他人に相談できずに1人で悩み続けるのは、どんどん視野が暗くなっていく危険性があります。

確かに、離婚というのは非常にプライベートでシビアな問題なので人に相談しにくいことでしょう。しかし、それでも自分が信頼をおける友達には話しておいた方がいいです。

自分だけではなく、誰か1人でも自分の悩みを知っていてくれるだけで気持ちが楽になります。友達の言うことをきく必要はありませんが、いざというときに心の支えになります。

また、相談する友達がいないという場合でも、各自治体などで無料の離婚相談を受けているところもあります。

民間でも、そういったサービスを行っているところがありますので、利用してみるのもいいでしょう。心理カウンセラーなどに話を聞いてもらうと、心温まる対応をしてくれます。

専門家に相談してみる

離婚について専門家に相談する女性

どうしても、自分の知っている人には相談したくないという方は、専門家に相談してみるといいです。近頃は様々な名称の専門家が存在します。

心のケアを求めるなら、離婚カウンセラーや心理カウンセラーがいいでしょう。また、離婚時のお金の悩みなら法律専門家である弁護士等に相談するのがいいでしょう。

専門家に相談するメリットとしては、様々な人を相手にしているプロですので、適格なアドバイスがもらえます。

また1人で悩んでいてはけっして得られない解決方法に巡り合える可能性があります。プライベートの関係ではない分、第三者の目線で話をしてくれます。

実際に専門家に相談してよかったという声も数多くあります。離婚の悩みというのは1人では解決できないことも多いのです。

新しいことに取り組む

新しいことへのチャレンジ

気持ちのリセットをするには、何か新しいことを始めてみるといいです。よく環境が変わると人生が変わると言いますが、これは本当です。

新しい習い事や、新しい土地など、今まで婚姻生活で関わってきたことを全部変えてみるとかなりスッキリします。今までに見たことのない世界が広がってくるので楽しくなります。

ですので、今までのあなたなら絶対にやらなかったであろうことをやってみるのがおすすめです。思い切って1人旅に行くとか、スポーツを始めてみるとか何でもいいのです。

家にばっかりいると、気持ちがどんどん後ろ向きになって殻に閉じこもってしまうので、できるだけ外に出るといいです。

新しいことにチャレンジすると、自分の中に新しい感覚どんどん入ってくるので、新鮮な気持ちになります。ただ、うつ病には大きな効果があるので、試してみるといいです。

離婚うつは深刻な問題

離婚うつ

うつ病というのは、みんなが平等にかかるわけではありません。人によってなりやすい人とそうでない人がいます。

頑張り過ぎてしまったり、責任感が強い人や、気が小さい人はうつ病にかかりやすいと言えます。しかし、うつ病というのは非常に深刻な病気なのです。

目に見えない分、気が付きにくいですがどんどん進行していきます。「いつのも事だ」「なんか気分が落ちるな」と思ったらうつ病のサインかもしれませんよ。

また、まだまだ世間的には周りにうつ病を理解してもらえないことも多いので余計に辛くなります。うつ病は単なる精神病ではなく物理的な障害なのです。

世間の認知がまだまだ足りない分、離婚うつになってしまうと、様々な苦労がともなう可能性があります。

職場でうまく働けなくなったり、子供に愛情を注げなくなってしまったりと、良いことは何もありません。

自分がもし、少しでもうつ病の気配を感じたら早めに病院やカウンセリングにいくことをおすすめします。

うつ病になってしまってから治すよりも、面倒でもその前に予防する方が賢明です。自分の体は自分で大事にして守っていきましょう。

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2019年7月25日

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