仲良く付き合っていた彼と、「別れようかな」と考えている人もいるのではないでしょうか。お互い強く惹かれ合っていたのに、一生離れないと思っていたのに。気持ちの変化とはそんなもの。

とはいえ、彼との楽しかった思い出が頭から離れない。彼への情もある。好きなところだってまだある。だから、そんな彼を傷つけてしまうこと、別れを告げることを思い悩んでしまうのですよね。

もしかしたら、別れを告げられるよりも、告げることの方がずっと辛いのかもしれません。

だからといって、自分の気持ちに気が付かないフリをしたり、嘘を付いたりするのは何か違います。彼に対しても失礼ですよね。

彼とあなた自身のこれからの時間を、嘘偽りなく精一杯謳歌するために、ここはひとつキッパリとケジメをつけちゃいましょう。

できれば後腐れないように守って欲しいルールを紹介します。

恋愛の別れ際に守りたい8つのルールとは？

「別れたい！」と伝える

彼にはあなたの「別れたい」という気持ちを、しっかりと伝えるようにしましょう。彼を傷つけまいと遠まわしに言ってみたり、自分が悪者にならないようにと言い訳を並べてみたりするのは禁物です。

別れを心に決め、それを告げると決めた以上、あなたは悪者になる覚悟でいてください。中途半端な優しさは、無駄な時間を生んでしまい、かえって彼を傷付けることにもなるのです。

そもそも男性は女性の話しを、聞き流してしまうことが多いもの。あなたは別れ話を伝えたつもりが、実はまったく伝わっていなかった、なんてことも起こり得るのです。

そうなったら、かえって話がややこしくなってしまいますよね。まずは、あなたの別れたいという意思をしっかりと伝えること。

予め「大事な話がある」などと、伝えておくといいかもしれません。彼がどう思うか、の前に、あなたが明確に意思表示をすることが、とても大切で必要なのです。

何を言われても別れたい姿勢をぶらさない

別れ話を告げられた彼は、きっとあなたの気持ちを引き留めようとしてくるでしょう。それでも別れたい姿勢は貫き通してください。どんなに気持ちが揺れ動いていても、です。

あなたは優しさから、彼の一生懸命な様子や時には悲しむ様子を目の当たりにして、気持ちが揺らいでしまうかもしれません。だけど、別れはたくさん考えて悩んで出した答えのはずです。

その一時の優しさは、彼がググッと入り込む隙になってしまいます。ここで情に流されては水の泡。心でどんなに涙を流しても、彼の目に映るあなたの姿勢はそのままぶらさずにいてください。

彼に話しをする前に、予め伝えることを紙に書きだすなどして、頭の中を整理しておくことがおすすめです。

また、彼に何を言われても「だめ」「もう無理」などと同じ回答を繰り返すのも効果的です。

別れたい姿勢を事前に見せる方がスムーズ

「彼に別れを告げよう」そう決めたら、あらかじめその素振りを見せておく方がスムーズです。彼に不穏な空気を感じさせておくのです。

例えば、あなたからの連絡の頻度を減らしたり、彼から電話やメールが来てもすぐに返事はせずにいたり。デートの回数を減らす、ドタキャンをするなども「あれ？」と感じるかもしれません。

敏感な彼なら、デート中あなたが上の空だったり、退屈そうだったりすれば、気が付くかもしれませんよね。

ちょっと鈍感気味な彼には「つまんないなぁ」などと、こぼしてみるのもアリかもしれません。

少しずつあなたの気持ちの変化を彼に感じさせておくことで、別れ話をした際の彼へ衝撃を減らすことが出来るのです。

心の準備が少し出来ていることで「やっぱり」と、彼も受け入れやすくなるのです。

また、少し距離をとることで、あなた自身も「ひとりになること」への準備が出来るはずですよね。

「別れたいかも…」と思ったら直感は正しい

直感とは、人間が持っているより生きやすいようにと導いてくれる情報です。なので、あなたのその直感は大正解。大いに信じてください。

ここまで気持ちを固めるまで、きっと色々なことを考えましたよね。「彼と別れたい」でも、これは一時の気の迷いなのではないか。今を乗り越えればまた大好きになれるかもしれない、など。

もしくは、ひとりになるのは嫌。他の誰かとゼロから付き合っていくのは面倒。など少しズルイ考えがよぎってしまうのも、正直なところかもしれません。

恐らく、何の理由も成り立たない自分の直感に自信が持てずにいるのです。だけど考えてみてください。あなたが彼を好きなった時、理由を探しながら理屈ありきで好きになったのですか？

きっと違うはずです。恋愛とは頭でするものではないのです。理由なんて説明できないけれど、理屈抜きで大好きで、ただ一緒にいたい。これが、恋愛ですよね。

別れる時にも言えることです。一度別れを意識してしまった相手とは、ほぼ別れる運命なのです。

理由は分からないけど「別れたい」というの直感は大事な情報です。そして別れの先にはあなたの充実した人生が待っている、という示唆でもあるのです。

別れたい理由を明確にする

彼に別れをしっかり伝えることができたら、彼が納得するまで向き合うことも大切です。

理由をうやむやにしたまま去ってしまっては、彼も気持ちの踏ん切りがつきませんよね。彼のこれからがかかっているのです。

相手を傷つけてしまうのではないかと、躊躇してしまうかもしれません。一時は辛くてもきっと彼の糧になるはずです。その為にも、あなたが最後まで彼と誠実に向き合うことが必要なのです。

また、理由の伝え方としては自分を主語にして伝えることがポイントです。

「あなたが○○だったから、別れたい」ではなく、たとえそうでも「私は○○だから、こういう人と一緒にいたいと思った」などです。

相手の嫌なところや欠点を並べたり、批判したりするのではなく、あなたの視点で冷静に説明をすることが大切です。

また彼の気持ちにもしっかりと耳を傾け、誠意を持って接することを忘れないでください。

できれば対面で話す

別れ話、辛いかもしれませんが会ってするのがベストです。メールやラインなど気軽なツールも多い昨今ですが、対面で伝えるのが誠実な対応です。

もしも彼が泣いてしまったら、逆に攻められたりしたら。それを全て受け入れるのが別れる覚悟というものです。どんなに努力してみてもやはり、感情を持つ人と人とのこと。

どうしても、お互いの感情がもつれて、スマートに進まなかったりする場合もあるかもしれません。

しかし、少しでも彼に納得してもらえるように努めるのが誠意で、あなたにとっても彼にとっても大切な儀式になるのです。

しっかりと会って話すことで、お互いに納得し、未練を残さず別れられる可能性も高まります。

あなたが立ち去る姿を目にすることで、彼の脳に「あなたは去ったのだ」と、強く認識させることもできるそうです。

どうしてもあなたが会って話す自信がない、もしくは彼が「会いたくない」という場合にはせめて電話で話をするようにしましょう。あなたの生の声で伝えるのが誠意というものです。

DV系男子には男友達に仲介に入ってもらう

別れ話をしたら、暴力を振るわれそうな場合は、これまでの話とは全く別です。慎重に話を進めていく必要があります。

一人で抱え込まずに誰かに相談してください。そして、彼に別れ話を進める時には、相談者に仲介に入ってもらうようにしてください。

あなたのことも、そして彼のことも熟知している男友達であれば心強いですよね。

直接会って話をする場合も、第三者を入れること。そうすることで彼が少し冷静になるのを狙うのです。また、密室は避けて、人目の付く場所で話をすることも大切です。

予め彼の好みではない女性を演じるなど、彼の気持ちを冷ましておくことも有効です。少しでも心配がある場合にはプロに頼ることも必要です。

一度は好きになった人、複雑な思いがあるかもしれませんが、くれぐれも慎重に話をすすめるようにしましょう。

別れたくないのに別れをちらつかせて主導権を握るのはNG

別れ話を恋の駆け引に使うのは、女性としても人としてもルール違反です。人と人が恋をしてそして別れる。そこにはとてつもないパワーと覚悟が必要なことがわかりましたよね。

それでも多くの人は真剣に向き合って乗り越えています。「別れ」を駆け引きに利用すること、「別れ話」をちらつかせて、自分が優位に立とうとする思惑は、とても浅はかです。

どんなにあなたが彼のことを好きでも、そしてどんなに今あなたと彼の関係が冷え切っていても、です。

残念ながら、たいていの人はそんな行為はすぐに見破れます。同時にますます気持ちは冷めてしまいます。

恋愛には時に駆け引きが必要なこともありますが、やはり大切なのは本当に相手を想う気持ち。

駆け引きすることに振り回されて、頭でっかちな恋ばかりをしているのなら、一度リセットすることも必要かもしれません。あなたの直感や心の声に、しっかり耳を傾けてみてください。

恋愛は別れ際が大切

恋をしている時はとても楽しいけれど、難しいのはそれを持続させること。あんなに大好きだったのに。一度は好きになった人とのお別れは、どんなカタチであれとても辛いものです。

大好きだったからこそ、最後まで彼や自分の気持から逃げることなく、誠実に向き合いたいですよね。

そうすることで、この別れまでを含めたあなたと彼の恋愛が、いつか美しい大切な思い出になっていくのです。

最後には笑顔で彼とあなたが向き合えるように。あなたと彼がそれぞれ大切な思い出を抱えて、前を向いて新たな人生を踏み出せるように。

彼への最後の愛情のつもりで、精一杯心を砕き、彼と向き合ってください。あなたなら、きっと大丈夫です。彼に心から「ありがとう」と、伝えてください。