中学生の恋愛ってどんな感じ?

恋愛

中学生というのは心も体も急成長する思春期にあたります。急成長する中で恋愛に対する考え方も少しずつ変化していき、初めて交際という新たな人と関わり方を経験する人も増えてきます。

子どもから大人へ成長していく過程真っ只中の中学生は、恋愛に対する考え方や愛情表現も大人とは異なります。中学生ならではの恋愛の形というものがあるのです。

また中学生は専ら集団生活を送っており、周囲の目が気になる時期であるため、恋愛は自分のいる環境の影響も受けます。

子どもらしく感情に素直な所もあれば、周囲の目を気にして自分の気持ちを隠そうとする様子も見られるでしょう。恋愛においても子どもと大人の狭間だからこそ見られる特徴があるのです。

では具体的に中学生の恋愛ってどんな感じなのでしょうか?そこで今回は中学生の恋愛の特徴について解説していきます。

中学生の恋愛ってどんな感じ?

デートは登下校

登下校のデート

中学生の生活の中心は中学校であり、勉強や部活動、学校行事などに割く時間が大半を占めています。登校日である平日はもちろんのこと、休日も部活動などに時間を費やすことも多くなります。

また中学生は基本的に門限が決まっていたり、休日は家族で出かけたりと、家庭のルールに沿って生活しています。大半はお小遣い制で、学校外で遊べる範囲というのも限られてくるでしょう。

そのため好きな人と過ごす時間も中学校が中心になります。そして学校帰りや休日ではなく、登下校を共にすることが中学生にとってのデートです。

大人のようにどこかへ出かけて何かすることよりも、2人きりで過ごすことが大きな目的です。中学生の生活の中ではなかなか2人きりになるチャンスがないからです。

中学生にとっては唯一、2人きりで仲を深められ、デートっぽい時間を過ごせるのが登下校なのです。

同級生などの不特定多数の目があるため、登下校を共にすることは思春期の中学生にとって勇気のいることです。一緒に帰ろうと声をかけることすら、簡単にできることではないでしょう。

登下校を共にするということは中学生にとって特別なことであり、恋の第一歩となるデートなのです。

ノートの貸し借り、試験前に一緒に勉強

試験前の勉強

中学生の本分は勉強です。学校生活ではほとんどの時間を勉強に費やし、家庭学習の時間も必要になります。塾などに通うことで学校外での勉強時間を確実に確保している人も多いでしょう。

そのため好きな人と関係を深めるために、勉強を口実に使うことも多いです。たとえばノートの貸し借りをしたり、試験前に一緒に勉強したりなどです。

思春期の中学生にとって、異性に声をかけることは簡単にできることではありません。用もなしに頻繁に声をかけてしまえば、周囲に冷やかされたり相手に嫌がられたりする可能性があるからです。

しかし勉強を口実にすれば周囲を気にせず、気軽に声をかけることができるでしょう。相手も勉強の話ならと警戒せずに話を聞いてくれるはずです。

ノートを借りれば自然と話す機会を設けることができ、お礼をすることで良い関係を築くことができます。相手のために何かし合うことは関係を深めやすくするのです。

また一緒に勉強することができれば共同作業で2人の仲も深まるでしょう。集団生活の中で2人きりで何かをすることは特別なことであり、お互いを意識しやすくさせるはずです。

LINEでのコミュニケーションが多い

LINEでのコミュニケーション

気軽にいつでも楽しくコミュニケーションが取れるLINEは、中学生にとっても欠かせないコニュニケーションツールです。基本的に直接以外はLINEでのやりとりが多いでしょう。

直接話せないようなことも、LINEでなら顔を見ずに文字で伝えられるため素直に話しやすくなります。周囲の目も気にせず2人で話せるのも思春期の中学生にとっては大きなメリットでしょう。

また学校では集団で生活しているため話す機会を作りにくいですが、LINEでなら家でもどこでも連絡を取り合えます。スタンプや写真、動画を送ることもできるため会話も楽しめるはずです。

周囲や異性の目が気になる時期である中学生にとって、LINEでのコニュニケーションはメリットが多いです。

ふつうに告白もLINEでする中学生もいます。時と場所を選ばず、顔を見ずに気持ちを伝えられることは、特に中学生にとっては都合が良い告白方法なのです。

1週間とかで別れたりする

付き合ってから別れるまでの期間

中学生でも本気で恋をしている人たちはたくさんいますが、まだ恋愛がどういうものなのかがピンときていない人もいます。

恋をすること、付き合うことというのは、思春期の中学生にとってはとても興味深いことです。しかし誰かを好きになって付き合うことの意味が中学生ではまだ理解できない人も多いのです。

そのためノリや興味本位であっさり付き合ったものの、想像や期待と違っていたために別れるカップルも出てきます。特に若者に1週間とかで別れたりするカップルがいるのはそのためです。

本気で恋をしておらずただ興味があっただけの場合は、付き合うのも別れるのもあっさりである傾向があります。

興味や背伸びをしたい気持ちに影響されて付き合う中学生の方が、実際は多いのかもしれません。

サッカー部・バスケ部・野球部の男子はモテる

バスケ部の練習

中学生でモテる男子は、サッカー部・バスケ部・野球部であることが多いです。スポーツ万能であり、その代わりだいたい勉強はできない男子がモテるのです。

中学生の場合、個人の特徴よりもステレオタイプに影響されて恋をする傾向があります。特にスポーツができる男子はかっこいいというステレオタイプは、中学生女子に強く根付いています。

大人になると良い大学を出て良い所に就職をした、いわゆる勉強ができるタイプもモテますが、中学生は違います。勉強よりも外見でかっこいいと思える男子の方に目がいきがちなのです。

男子のスポーツをしている姿というのは、女子の目にとても格好良く映りますよね。細身の男子よりもがっしりした男子の方がやはり頼もしく格好良く見えるのです。

特にサッカー、バスケ、野球などよくテレビで目にするメジャーなスポーツである方が、印象も良いためモテる傾向にあります。

中学では部活動が盛んなためスポーツをしている姿が目に付きやすいのも、スポーツ万能男子がモテる理由の1つでしょう。

修学旅行後にカップルが誕生しやすい

修学旅行後の告白

中学生に限らず特別なことが起きている時というのは、感情が動きやすいです。日常よりも非日常的なことを共有した時の方が、恋に落ちやすいのです。

非日常的なことをしている時はいつもより気持ちが高揚しドキドキしますよね。そのドキドキが恋愛感情に変わりやすく、いつもと違う環境でいつもよりアクティブに大胆になりやすいのです。

そのため何か非日常的なことを共有した者同士はカップルになりやすいと言われています。中学生においては修学旅行がカップル誕生のきっかけになるイベントなのです。

修学旅行は中学生にとっては非日常的なイベントであり、とてもワクワクドキドキするものです。課外学習というだけでもいつもと違うのに、泊まりであれば気持ちが高揚するのも当然です。

気持ちが高揚していると、異性のちょっとした言動や変化などにも敏感になり意識しがちになります。1つ屋根の下に異性がいると思うと、いつも以上に気になって仕方がなくなるでしょう。

初めての体験を一緒に共有することでさらに互いに意識するようになり、カップルになることもよくあることなのです。

2極化する

2極化

中学生は成長が著しく、個人差も大きく出る時期です。興味を持つことにも個人差があり、恋愛に興味がある人とない人で極端に別れてくる傾向があります。

そのため同級生であっても、恋人がバンバンできる人と全くできない人の2極化が起きます。

中学生の本分である勉強に真面目に取り組む人もいれば、部活動で成績を残すために一生懸命になる人もいます。友達や家族と過ごす時間を大切にする人もいれば、趣味に没頭する人もいます。

恋愛以外に興味がいっている人と、恋愛に興味津々な人とでは行動パターンも変わってきます。積極的に異性に関わろうとするか否かで、当然恋人ができるかどうかは変わってくるのです。

大人になるにつれて色んな分野に適度に取り組むことができますが、中学生は1つのことに夢中になりやすいです。

加えて興味に個人差が出てくる中学生が、恋人がすぐできる人と全くできない人で2極化するのは自然なことなのです。

中学生は恋愛のきっかけが豊富

恋愛のきっかけ

中学生とはとても多感な時期で、自分の気持ちに素直になれる部分と素直になれない部分が混在しています。周囲を気にする気持ちも強まるため、何でも一筋縄ではいかないことが多いのです。

特に恋愛においては、好きという気持ちが思い切り態度に出てしまうこともあれば、必死に隠そうとすることもあります。中学生の恋愛というのはそういう意味でとても特徴的なのです。

子どもから大人へだんだんと成長していく過程で、まだ子どもである部分と大人になりつつある部分の差が大きいのが中学生です。特に恋愛面では著しく感情の変化が見られることでしょう。

精神的にとても複雑な時期であるため、恋愛感情があるかどうかというのも一見わかりにくいです。なぜだろう?と不安になるような行動を取られることもあるかもしれません。

しかし今回紹介したことを参考に中学生の恋愛の特徴さえ掴めば、わかりやすい行動をしていることに気付くはずです。

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