友達の紹介や仕事先で良いご縁があり、交際も順調に進み婚約。結婚直前の友人を見ると、とても羨ましく感じますよね。自分もそのご縁にあやかりたいなんて思う人も少なくありません。
結婚間近の女性は愛されている喜びや、余裕に満ちています。「すごくキレイになったね」と言ったら「実は…婚約したの」なんて打ち明けられた経験がある人も多いのではないでしょうか?
花嫁になる日は待ち遠しいですし、新しい新居選びやインテリア選びなどの準備はとても楽しそうだと感じることでしょう。しかし、この結婚間近の状況こそ注意すべき時期なのをご存知ですか?
実は、結婚間近になると2人の関係だけではなく、お互いの家の事情やご両親、親戚との愛情も入ってきます。ライフスタイルへの考え方のズレが破談になるケースも少なくありません。
そこで今回は、結婚が破談になるいくつかの原因をまとめました。結婚が決まったからと気を抜かずに、破談なく花嫁になれるよう参考にして下さいね!
結婚が破談になる原因とは?
結婚前のバタバタで本性が出たから
結婚前というのはとてもバタバタするものです。平日は仕事をしながら、土日は結婚式の打ち合わせ。招待客や引き出物など色々と決めることは多い中で、ご両親の意向も聞かなければなりません。
ハッキリ言って、恋人時代のように余裕がないのです。恋人時代ならば少し嫌なことがあっても、「まぁ良いか」と流すことができたり、取り繕うことができますよね。結婚ではそれができません。
こんなにバタバタしているのに、彼は何でも良いと他人事。彼の両親が色々と決めてくる。見積金額がどんどん膨らんでくる。そういう余裕のない中で、ついキツイ言葉を彼にかけてしまいます。
「私だけバタバタして、結婚後も私が1人で何でもするの?」と将来の生活が億劫になります。一方彼も、「こんなに気が強かった?」と驚きます。バタバタしている時こそ、お互い労わって下さい。
親戚に会ったとき付き合いが難しいと思ったから
結婚生活で最も揉めるのが親戚付き合いです。元々好きで交際を始めた二人ですし、長年付き合って結婚を決めたのですから2人だけの問題ならたいしたことはありません。
しかし、そこに親戚が入ってくると途端に付き合いが面倒になります。お金は出さないけれど文句は言う親戚がいたり、立場を立ててあげないと機嫌を損ねる恐れのある人物もいます。
いくら今後親戚になるのだからと思っても、「この人とは仲良くできないな」という直感は、あながち外れることはありません。
「どうして私をかばってくれなかったの?」と思う女性と、「たまに会うだけだから話を合わせていてよ」という男性。これでは破断でも仕方ありません。
同棲して共同生活できないと思ったから
最近では、結婚前に同棲を数ヶ月するカップルが増えてきましたよね。実際に籍を入れる前に、生活を一緒にしてみたいという考えが浸透してきているようです。
もちろん、女性側のご両親からすれば籍も入れていないのに同棲はダメという考えの人も多いです。そのため、相手をチェックするためにというよりは、婚約後に同棲を許すご両親がほとんどです。
数ヵ月後には結婚が決まっているから、このまま生活を一緒にして、籍を入れた後はスムーズに新婚生活が始まるはずなのですが…。この同棲期間でもめ事が起こる場合も少なくありません。
新しい生活には、皆ストレスがかかります。「子供」のポジションで好き勝手やっていた実家暮らしや、自由に暮らしていた一人暮らしとは違うことをお互い理解し協力するように心がけましょう。
なんとなく恋の魔法が切れたから
恋をしている時って、恋愛フィルターを通してみているので相手の何気ない仕草も素敵に見えますよね。こんなに素敵な人はいないと確信して交際を申し込むわけですが…。
残念ながら、恋愛の新鮮なドキドキはそう何年も続きません。恋が愛情に変わり、安心できる関係性になることは可能ですが、ドキドキはいずれ無くなります。
それを信頼できるパートナーと考えるか、最近魅力を感じないなぁと考えるかは人それぞれ。常にドキドキしたいという人は結婚に向いていないのかもしれません。
他の人が好きになったから
結婚が破談になる理由の1つとして「他に好きな人ができたから」というのは、実は意外に多いです。それなりに考えて結婚を決めたはずなのに、何故?と不思議に感じる人もいるでしょう。
結婚前には、試されているかのように恋愛のチャンスが舞い込んできたという人が少なくありません。ずっと忘れられなかった昔の恋人が連絡をしてきた。別の異性から告白されたなどがあります。
人間はどうしても、目新しい方に興味が出てしまいます。マリッジブルーで恋人に不満や不安を持っている時に相談に乗ってもらえたら、つい心変わりをしてしまう場合も否定できません。
遠距離恋愛になってしまい冷めたから
結婚の約束をしていたけれど、遠距離恋愛になったことで破談になるケースはよくある話です。会えない間にスキルアップし、お互いの大切さを実感するカップルももちろんいます。
しかし、どうしても寂しさを紛らわせられない人もいます。転勤先での生活に慣れるのが精一杯で、地元に置いてきた恋人へのフォローを忘れてしまいがちなのです。
私はこんなに寂しいのに、最近連絡もくれないし気にも留めてくれないと考える女性。俺はこんなに忙しいのに、何をしていたのと毎日うるさいと考える男性。うまくいくはずがありませんよね。
結婚直前に気をつけたいこと
なぜ結ばれたいのかを考えておく
結婚直前に破談になるのを避けたいのなら、きちんと結婚したいと思った理由を頭に入れておくことが大切です。当然、好きだから結婚するわけですが、好きだから以外の理由で考えて下さい。
好きという感情での決意は、好きか分からなくなったから結婚をやめたいということになりかねません。理由には信頼できる。仕事への姿勢が尊敬できるというように、好き以外で見つけましょう。
自分は、何故相手の男性と結ばれたいのかという理由をきちんと整理するようにして下さい。自分自身が再確認することで、自ずと決意を固めることができます。
お互いに緊張感が高まっていることを理解する
結婚が決まると、最初は新婚生活にフワフワとした気持ちで夢を見ていても、少しずつ現実的な不安が押し寄せてきます。今の恋人で本当に良いのだろうか?仕事を辞めても良いのだろうか?
仕事を続ける場合、家事と育児と仕事がきちんとこなせるのだろうか…と言う風に、現実的に考えて不安がより一層広がります。それは男性も同じです。
結婚前は、お互いに緊張感が高まっています。不安を感じることもあるでしょう。もし雰囲気が悪くても、「本性を隠していたのか」なんて思わずに、優しくフォローして気持ちを聞いて下さいね。
まとまったコミュニケーションの時間をとる
結婚をするともう大丈夫だと思って、つい連絡を始めとしたコミュニケーションをおろそかにしてしまいがちです。もう身内も同然だから。もう付き合いも長いから。
結婚が決まったからなんて油断をしていませんか?実は、この結婚間近が一番危ない時なので要注意です。結婚は、そう何回もするわけではありません。人間は未知のものが怖い生き物ですよね。
経験したことがないからこそ、結婚に対して不安が出てきます。その不安を共有できなかったら別れを考える人も少なくありません。
遠距離恋愛だったり、仕事が忙しいのなら無理はしなくてOK。頻度は少なくても良いので、お互いフォローや不安な気持ちを打ち明ける、コミュニケーションの場を設けるようにして下さいね。
結婚は直前で破談になりやすい
結婚が破談になる理由についてまとめましたが、いかがだったでしょうか?結婚が破談になるにはいくつかの要因が考えられます。結婚とは新しいスタートであることを忘れないで下さい。
これまでの生活は一旦忘れて、「新しい相手とどういう生活スタイル」を手に入れるかを考えましょう。結婚はゴールではありません。あくまでも始まりにしか過ぎないのです。
結婚が破談にならないように、結婚前の関係を気をつけることで、きっと良いご縁がずっと続くことになります。親しい中にも礼儀あり。この言葉を守ることが破談にならない近道ですよ!