結婚適齢期といわれる30歳前後になると、急に結婚していない自分に焦りを感じ始めたりしますよね。

周りの既婚者を見ては眩しく感じてしまい、自分が惨めに思えてきてしまうのです。

結婚願望が強いわけでもないのに、結婚に焦りを感じてしまうのはなぜなのでしょうか。またそんな気持ちへの対処法はあるのでしょうか。

今回は結婚に焦りを感じている人に、その理由と対処法を紹介します。

結婚を焦る理由と対処法とは？

良い人がどんどんいなくなる

「お？この人イケメン！」と思うと薬指に指輪がキラリ。年齢を重ねるとそんなことが増えてきますよね。

良い人は誰から見ても良い人。競争率も倍率も高いので、早いうちから目をつけられてしまいます。

あなたが良いと感じた時には、もう人のものになってしまっていることが多いのです。

男性であれば30歳にもなると大半の良い男性は既婚者です。そうなると結婚していない女性は残りの男性から結婚相手を選ぶこととなります。

言い方は悪いですが、残っているのには訳があるんですよね。探してみると良い人はなかなかいません。

この中から結婚相手を見つけるのか・・と思うと良い人がいない気がしてきてしまいます。そして焦りを感じてしまうのです。

子供が産めなくなる

女性は子供を産むのにタイムリミットがあります。今は高齢出産も増えていますが、それでも産める年齢には限界があります。

例えば35歳までに子供が2人欲しいという願望があるとします。

逆算して人生計画を立てると35歳で2人目出産。33歳で1人目出産。31歳までには結婚という流れになります。

自分の人生を計画通りに進めていくために、遅くても31歳までに結婚しなくては・・と思うと焦りますよね。

恋人がいない人は30歳までには恋人を付き合って、交際期間も設けなくてはなりません。

今20代後半であれば、もうタイムリミットが迫ってきています。30代に入っている人は子供が産めない可能性まで考えているでしょう。

結婚はいくつでしても良いと思っていても、子供を産むことを考慮するといくつでも良いというわけにはいきません。

周りの友達の出産報告を聞くたびに焦ってしまうことになるのです。

周りからのプレッシャーが強くなる

結婚していない人にプレッシャーをかけてくる人っていますよね。悪気はないのかもしれませんが、一言一言が強く突き刺さります。

親からのプレッシャー

一番多いのは親からのプレッシャーではないでしょうか。

「早く孫の顔が見たいわ」
「そろそろいい人を紹介してくれないの？」
「○○ちゃんは結婚したみたいよ」

娘の顔を見れば、何か言いたくなってしまうのが親心なのでしょう。プレッシャーをかけているのではなく心配しているのですね。

でも言われている方は、負担になってしまいますよ。毎回結婚へのプレッシャーをかけられることで焦りを感じるのです。

友達からのプレッシャー

結婚適齢期を過ぎると、今まで遊んでいた友人が続々と結婚していきます。そして久しぶりに集まると言うのです。

「独身もいいけど、結婚もいいものだよ～」
「専業主婦になると楽だから結婚おすすめだよ」
「○○もそろそろ結婚すればいいのに」

余計なお世話ですけどね。でも友達だって悪気があって言っているわけではありません。友達として心配しているのです。

毎回友達で集まるたびに結婚報告をする人がいて、どんどん取り残されます。そのたびに「次こそは私が！」と焦りと気合いを入れることになるのです。

会社の上司からのプレッシャー

まだまだ会社の上司なんかは「女は結婚してこそ価値がある」なんて考えの人がいますよね。

「君もそろそろ家庭に入る年齢なんじゃないの？」
「いい人がいたら女性は結婚した方がいいぞ」

セクハラで訴えたくもなりますよね。でもどうしても『女性＝結婚して家庭に入る』という考えの人はまだ多いものです。

いつまでも結婚せずに働いていると会社の上司なんかがネチネチ言ってくるんです。

プライドを傷つけられて悔しくなりますよね。早く結婚して寿退社してやるという気持ちが強くなるでしょう。

だんだん誰も見向きしてくれなくなる

「女の賞味期限はクリスマスケーキ」という言葉を聞いたことはありますか？

クリスマスケーキは24日に一番売れて、25日には割引されます。そして売れ残っても26日には見向きもされなくなりますよね。

これを女性の年齢に比喩しているのです。つまり女は24歳をピークに、男性は見向きもしなくなってしまうということです。

もちろん人にもよりますし、アラサーだって素敵な女性はたくさんいます。

ただ一般的には、年齢を重ねると女性の若々しい魅力が失われます。そうすると男性は見向きもしなくなっていくのです。

それを肌で感じた時に「やばい！私の賞味期限は切れた！」と焦ってしまうのです。

負け組感が強くなる

結婚しているから勝ち組。結婚していないから負け組。なんてことはありません。価値観は人それぞれです。自分が幸せだと思える道をまっすぐ歩いていれば、勝ち組である証拠です。

でも何故か結婚して子供がいる人と一緒にいると、惨めな気持ちになったりするんですよね。相手が自分を見下して、上から目線で話をしているように感じます。

私の方が美人なのに。
私の方がモテるのに。
私の方が頭いいのに。

負けているところなんてないはずなのに、結婚をしていないだけで負け組感が強くなります。

悔しくてプライドが傷つき、早く見返してやろうと結婚を焦ってしまうのです。

対処法とは？

周りに良い人がいないならコミュニティを広げよう

結婚していない人は「出会いがないから」という言葉を口にします。でも本当に出会いがないのでしょうか。

きっと出会いがないのではなく、出会う気がないのです。出会おうと思えば、どこにでも出会いはあります。

もしあなたの周りに良い人がいないのであれば、もっと自分の世界を広げてみましょう。狭い世界にいても何も変わりません。

• 趣味の幅を広げて様々なイベントに参加してみる
• 興味のあることから習い事を始めてみる
• 婚活イベントや合コンに積極的に参加してみる
• SNSで多数の人とコミュニケーションをとってみる

このようにどんどん自分から出会える場を広げていくのです。もう「出会いがない」なんて言い訳できないように出会いを増やしてみてください。

あなたにとっての幸せをじっくり考えよう

「隣の芝生は青く見える」という言葉があります。これは他人のものはなんでも良く見えるということ。実際のことは本人にしかわからないということです。

あなたは周りと比較をして、結婚していない自分が惨めだと感じているのかもしれません。でもあなたは不幸ですか？

幸せの尺度は自分が決めるものです。結婚していなくても、幸せに思えることはたくさんあります。

それで自分が幸せだと感じることができているなら、それでよいのです。無理に結婚を急ぐ必要なんてありません。

結婚している人にも、実は不幸な人だっているかもしれません。毎日辛い結婚生活をしている人だっています。

人は人。自分は自分。あなたにとっての幸せとは何かを考えてみましょう。

あなたを不幸に思っているのはあなただけかもしれない

「結婚していない自分は可哀想で負け組で不幸である」「周りの人も私を見下している」。

そんな被害妄想をしていませんか？結婚していないから不幸だなんて、そんなこと思う人はそういないでしょう。

というより、人は他人に興味がないんです。誰だって自分が一番かわいいですからね。だから結婚していないあなたのことなんてそこまで考えていません。

きっとあなたを不幸だと思っているのは、あなただけです。あなたが自分を不幸な人間にしてしまっているのです。

それでは自傷行為ですよ。今すぐに被害妄想はやめましょう。人はあなたの婚姻情報を深く考えていません。

結婚していないだけで不幸な人だなんて思いません。

もっと自分に自信を持ちましょう。あなたは不幸でも可哀想でもありません。あなたらしく自分の道を歩いていけば良いのです。

結婚を焦るとろくなことがない

女性は結婚という言葉に敏感です。色々な理由から結婚していないことに焦りを感じてしまうこともあるでしょう。

でも結婚は一生に一度の最大イベントです。焦って決めても良いことなんて一つもありません。

もし結婚の意欲があるのであれば、運命の相手を探す努力も必要でしょう。でも心に余裕をなくしてはいけません。

いつか素敵な人と結婚できるように・・。それくらいの気持ちで毎日を過ごすようにすれば、きっと良いご縁があるはずです。