結婚が決まると「幸せいっぱい!」ですよね。でも実は「やることもいっぱい!」あるのをご存知でしょうか。
結婚とは昔からある冠婚葬祭の一つです。多くのマナーやしきたりが存在します。だからこそ基本的な知識を身に付けておく必要があるでしょう。
「何から始めたらいいの?」と困惑しているあなた。今回は結婚の基本的な流れを8つ紹介します。1つ1つをクリアしていくように進んでいきましょう。
プロポーズをされた人は、ぜひ参考にしてください。
結婚の基本的な8つの流れとは?
ご両親へのあいさつ
まずは二人を育ててくれた両親にあいさつに行くのが最優先です。ここをクリアしないことには「結婚が決まった」とは言えないでしょう。
お互いの両親にあいさつをして、結婚の承諾をしてもらう。そうすることで本当の意味での「結婚が決まった」となるわけです。
自分の両親への報告及びアポイント
いきなり休みの日に結婚相手を連れて行っても、両親は困惑してしまいます。あらかじめ「紹介したい人がいる」ということを伝えておきましょう。
この一言で両親は結婚報告あると察してくれる場合が多いはずです。心構えや支度を整えた状態であいさつの日を迎えることができるでしょう。
自分たちの都合の良い日を伝えた上で、ご両親の都合も聞いてアポイントをとってください。食事の時間帯は避けて、15時くらいにするのがおすすめです。
新婦両親へのあいさつ
一般的には新婦となる女性側の両親へのあいさつを先にします。男性はスーツを着て、手土産を用意して訪問します。
自己紹介してから、少し談笑を挟むようにしてください。男性は緊張しています。最初はあなたが先導して話題を振ってあげましょう。
ある程度和やかなムードになったところで男性から切り出します。
「娘さんと結婚させていただきたいと思っています。ご承諾いただけますでしょうか。」
両親がどのような返答をするかわかりません。大切に育てた娘ですからね。どんな返答になっても両親の気持ちも理解して喧嘩にはならないようにしてください。
そして長居はせずに2時間ほどで家を出るようにしてください。
新郎両親へのあいさつ
続いては新郎である男性側へのあいさつです。印象が良くなるように清潔感のある服装で訪問してください。手土産も忘れずに。
自己紹介をして談笑をし、男性から結婚する旨を伝えます。あなたも一言「懸命に支えていきます」ということを伝えてください。
こちらも長居はせずに2時間ほどで家を出るようにしましょう。
両親同士の顔合わせ
結婚は家族同士の結びつきです。あなたと彼が夫婦になるだけではなく、それぞれの家族と家族になるということ。
両家同士の顔合わせというのも欠かしてはいけません。結納をする前に顔合わせを行いましょう。
顔合わせは個室のあるレストランで和やかに行うのが良いでしょう。そこまでかしこまる必要はありません。また自宅にすると双方とも気を遣ってしまいます。
両家の意見が合わなかったりすると険悪なムードになることもあるかもしれません。そうならないように配慮しながら話を進めていけると良いですね。
コース料理などを予約して3時間ほどで退席できるよう予約をしておきましょう。
結納
今は簡略化されている場合が多く、形式に沿って結納をしているのは少数になっています。ただ地域や家庭によって決まりもあるので両親に確認してみましょう。
一般的には結婚式の3~6か月前に行います。日取りは結婚式と同じように大安や友引など、日柄の良い日に設定する人も多いです。
正式結納
正式結納を行う場合は、結納品9品を用意し納めていく儀式です。仲人がいる場合は、同席してもらったり、仲人が結納品を往復して届ける家もあります。
今は正式結納を行うカップルはとても少なくなっています。行う場合には必ず双方の家族に、しきたりを確認しておくようにしてください。
略式結納
ホテルなどの個室に集まり、結納を納めるスタイルです。結納品の数も9品ではなく減らして簡略している場合が多いです。
また結納品自体を用意せずに、両家顔合わせと同じように食事だけ行うカップルも増えています。
食事に関してはホテルに問い合わせると「結納コース」を用意している場合が多いです。縁起の良い食事を用意してくれるのでおすすめです。
相場としては1人1万円~2万円ほど。料金は男性側の両親が支払いをすることが多いです。これも両家で相談しておくと良いでしょう。
式場の決定
結納と並行して行っていくのが、式場選びです。両家の結婚の承諾が得られたら、すぐにスタートさせましょう。
数ある式場からたった1つの式場を選ぶのって大変ですよね。そこで式場選びのポイントを紹介していきます。
式場の場所とスタイル
数ある式場から、まずは場所とスタイルを選択しましょう。これだけでもグッと絞り込むことができるでしょう。
ホテルは老舗である場合があるので、安心感があります。また宿泊施設もついているので遠方のゲストも安心です。
結婚を専門としているので、結婚に関する設備が完璧に揃っています。比較的安く式を挙げることができるのも魅力です。
邸宅になっておりガーデンがついている場所もあります。お洒落でオリジナルな結婚式をしたい二人におすすめです。
食事が美味しく、アットホームな結婚式ができます。招待客との距離も近いので落ち着いた式となるでしょう。
自分たちらしさ&予算
結婚式は二人らしさを出すものです。式場選びもその一つですね。
どんな結婚式をしたいのか。それを叶えてくれる式場はどこなのかを考えながら探すと見つかりやすいでしょう。
また予算もあらかじめ設定しておくと良いです。式場によっては同じ結婚式でも数百万円の差が出ます。
無理せずに結婚式が出来る場所を予算と相談しながら決めていくようにしましょう。
招待客の目線になる
自分たちのことばかり考えず、招待するゲストのことも考える必要があります。
例えば二人の思い出のレストランでも、駅から歩いて30分では大変ですよね。もっと利便性が良い方が招待客には喜ばれます。食事も美味しいと嬉しいですよね。
来てくれる人をもてなす気持ちを忘れずに、式場を選ぶようにしてください。
ドレス、指輪などの決定
女性は一番テンションの上がるところですね。ドレスや指輪は結婚式場が決定したら、すぐに決めていきましょう。
ドレスは式場に併設している場合も多いので確認しましょう。ウエディングドレスにカラードレス。今は和装も流行っています。
試着するのは無料ですから遠慮せずに気になったものは着てみましょう。レンタルでもドレスは高いものです。後悔しないように時間をかけて選んでください。
指輪は二人で予算を相談してショップを回りましょう。オーダーメイドだと6か月ほどかかることもあるので、結婚式に間に合うように進めてください。
主賓等の人選、招待状の発送
結婚式に招待する人には、遅くても結婚式の2か月前には招待状を発送します。
逆算して考えると、3か月前から招待状の作成を始めることになります。そして4か月前には招待客や主賓を決定する必要があるのです。
通常主賓は彼の上司ですね。どこまで上司を呼ぶのかによって主賓も異なるので、会社の先輩に相談するなどして決めてもらいましょう。
友人もどこまで呼ぶのか悩むものですが、自分が祝福してもらいたい人。そして感謝を伝えたい人をリストアップしてください。
招待状は式場でオーダーする場合と、自分たちで手作りする場合があります。どちらにしても1か月ほど作成期間がかかるので余裕を持って始めましょう。
結婚式
招待状の発送から4か月ほど打ち合わせを重ねて、結婚式を迎えます。当日は新郎新婦が主役となる晴れ舞台です。
緊張しますが笑顔を忘れずに思い切り楽しみましょう。一日のことですが、一生の思い出です。
そして招待客への感謝の気持ちを伝える日でもあります。自分たちのことばかりにならずにゲストにも配慮することを忘れないように過ごしてください。
ハネムーン
結婚式が終わった翌日からハネムーンという人もいるでしょう。中には半年後など、仕事の関係で遅れてしまう人もいます。
二人の都合に合わせて、日程や場所を決めてください。ハネムーンという旅行は生涯で1回のみです。思い切り二人で楽しんでください。
結婚の大まか流れだけでもあらかじめ知っておくこと
基本的な流れだけでも8つあり、他の細かいことも合わせるともっと多くの作業が存在します。
結婚するって大変なことなんです。でも大変なことも含めて結婚です。面倒だと思わずに楽しむようにしましょう。
きっと振り返った時にすべてのことが懐かしく愛おしい時間だと感じることができるでしょう。