結婚は、女性にとって人生で一番の転機となるイベントです。結婚を機にライフスタイルが大きく変わるという人も多いでしょう。
同時に仲が良かった友達と疎遠になってしまうというのも、よくある話です。気が付くと友人関係まで大きく変わってしまっているのです。
でも結婚をしただけで、自分自身が何か変化したわけではありません。それなのに友人と疎遠になってしまうのは悲しいことですよね。
では結婚すると友人が疎遠になるのはなぜなのでしょうか。また対処法はあるのでしょうか。今回は結婚後の友人関係について紹介していきます。
結婚すると友人が疎遠になる理由と対処法とは?
幸せ自慢にウンザリ
結婚は女性の憧れであり、永遠の夢でもあります。そして独身女性にとって、友人が結婚していくことは嬉しいことでもあり焦ることでもあるのです。
結婚報告は、自分自身にとってはただの近況報告ですよね。自慢している気なんてないでしょう。でも聞いている友人の中には悪い捉えかたをしてしまう人もいます。
結婚の幸せ自慢?
結婚するからって上から目線?
結婚していない私への嫌味?
独身女性は考え方が卑屈になっているせいもあるのですが、結婚報告を悪く受け取ってしまう場合があるのです。そして勝手にウンザリしてしまうのです。
誰が悪いわけでもなく、幸せな女性と余裕がない女性との間にできてしまう防ぎようのない壁です。
結婚報告という幸せなことが、友人関係を壊してしまう悲劇の報告となってしまうのです。
ライバル視している
女性同士は、どこかで幸せ比べをしてしまうものです。特に仲が良い友人ほど、ライバル視してしまうこともあるでしょう。
結婚すると「勝ち組」。結婚できないと「負け組」。結婚で勝ち負けなんてないのですが、女性にはこのような認識があったりしますよね。
友人が結婚してしまうと、どこかで自分は「負け組」だと感じてしまうのです。結婚している友人といると負い目を感じてしまうというわけです。
ライバル視していた友人に「勝ち」を見せつけられるなんて悔しいですね。自分が惨めな気持ちになってしまうでしょう。
そしてだんだんと会うことが苦痛になり、疎遠になってしまうのです。
境遇の違いで距離ができてしまう
「類は友を呼ぶ」という言葉があります。これは同じ境遇で、似たような人同士が友達になりやすいということです。
学生の時や社会人の時には、きっと境遇や性格に共通する部分が多かったのでしょう。だから一緒にいても話が絶えずに楽しかったのですね。
しかし一方が結婚することで、境遇に違いが出てきてしまいます。あなたが専業主婦になり、友人がバリバリ働いていたら自然と距離ができてしまうのです。
会話内容
結婚していると、旦那や子供が中心の毎日になります。会話の内容も、家庭の愚痴や悩みになりますよね。
一方で働いていると、仕事や恋愛が中心の毎日になります。会話の内容は、仕事のことや好きな人のことになります。
こうなるとお互いに話したいことや聞きたいことが変わります。会話していてもかみ合わなくなってしまうのです。
集合する日時
独身時代は仕事終わりに居酒屋集合。そこから終電まで飲みながら語るなんてことが当たり前だったことでしょう。
でも結婚すると夜に出歩くのは難しくなります。ランチに集合して夕方前には解散したいですよね。土日も旦那や子供がいると外に出れないでしょう。
そうなるとなかなか集合する日時が合わずに、遊ぶこと自体が難しくなってしまうのです。
対処法とは?
しばらくそっとしておく
友人関係とは、ずっと同じように続いていくわけではありません。形や色を変えながら、環境の変化に応じて続けていくものです。
あなたが結婚して、友人が結婚していないという状況。今は二人の形や色が合わない時期なのです。少し離れておくべき期間ということになるのでしょう。
決して友人関係が終わってしまったということではないのです。いったん離れてしまっても、また時期がくれば元のように仲良くなれるはずです。
疎遠になり寂しい気持ちもあるでしょう。でも無理に連絡をして友人関係を続ける必要はありません。友人が結婚したり、気持ちが変化して連絡をくれるのを待ちましょう。
また同じ境遇になり、昔のように仲良くなれる時はくるはずです。それまではそっとしておくのも一つの方法なのです。
会ったときは懐かしい話や共通の知人の話をする
友人と疎遠になる理由として、結婚することの幸せアピールのウザさというのがあると紹介しました。あなた自身がその気がなくても結婚の話自体が幸せアピールとなります。
そこで友人に聞かれるまで、結婚の話を出すのは控えましょう。むしろ聞かれてもすぐに受け流す程度にして話題を変えてください。
結婚する前に会って話していたような話題を出すと同じように盛り上がることができます。今までどんな話をしていたのか思い返してみましょう。
おすすめの話題
懐かしい話はいつになっても色あせずに盛り上がります。一緒にした旅行や学生時代の面白エピソード。元カレなんかの話も良いです。
あとは二人の共通の知人の話で、知っている近況や噂話なんかも女性は大好物ですね。グルメやドラマやワイドショーの話でも良いでしょう。
つまりは自分の結婚生活の話題は避けるということになります。結婚前に盛り上がっていた内容を同じように話しましょう。
NGな話題
幸せアピールは良くないからと、あえて結婚の苦労話や旦那の愚痴を言う人がいます。でもこれが結婚していない女性にとってはNGな話題となります。
どんなにあなたが本当に思っている苦労や愚痴でも、遠回しな幸せアピールに聞こえてしまいます。
特にダメな一言は「独身に戻りたいな」というもの。本音だとしても上から目線の嫌味にしか聞こえないので注意してください。
会う時間などを友人に合わせる
結婚をすると、毎日の生活スタイルが変わります。子供ができると、なおさらですよね。
今まで外で遊び歩いていた時間は、子供の寝かしつけの時間になります。必ず出かけていた土日は、子供と遊ぶ1日になります。
主婦になると「平日の昼間」が一番都合の良い時間となるでしょう。でも友人関係を続けたいのであれば、あなたではなく、友人のライフスタイルに都合を合わせてください。
「来週の土日の予定は?」と聞かれて「家族と過ごすから無理」なんて断れば疎遠になります。「調整してみる」と言って旦那に頼んでみましょう。
境遇の異なる友人との関係を続けるには、歩み寄り合わせる努力も必要です。可能な範囲で相手に合わせて約束しましょう。
親友だけに会う
あなたが友人でいたいと思うのは、どのような関係の友人でしょうか。
正直結婚することで疎遠になってしまうのであれば、そこまで深い仲ではなかったということでしょう。境遇の差で気まずくなる程度だったということです。
本当の友情があるならば、結婚というイベント一つで疎遠になったりしません。それこそ親友と呼べる人であれば、境遇の違いなんて何も問題ではないのです。
友人と疎遠になるのは悲しいことです。でも疎遠になるくらいの友人であれば、そこまでしがみ付く必要はないと割り切ることも必要です。
あなたが親友と思えるような、失いたくない友人とのみ会うようにしましょう。
結婚を機に疎遠になった友達のことを考えすぎない
結婚をすると、連絡を取る友人が減ったなと思うことがあります。でも逆に言うと、結婚したからこそ本当の友人が見えてきたと思うこともあるのです。
友人は人数が多ければ良いというものではありません。どんな時にも繋がっていらえる友人が1人でもいることの方が大切です。
結婚で疎遠になってしまう友人がいるのは、あなただけではありません。今は距離を置く時期だと思い、あまり深く悩む必要はありません。
きっとまた縁があれば友人に戻れるはずです。今は今ある友人関係を大切にしていってくださいね。