ブライダルフェアは、結婚式場を探すカップルのために開催するものです。そのため参加している人は、本気で迷い考えながらブライダルフェアを過ごしているでしょう。
しかし、結婚の予定がなくても、女性であればブライダルフェアには興味がありますよね。無料で試食や試着ができるというのもお得で気になる人が多いはずです。
ただの興味本位でブライダルフェアに参加してしまうと、冷やかし行為になってしまうのでしょうか。また冷やかしで参加した場合、結婚式場の対応はどうなるのでしょうか。
今回はブライダルフェアに冷やかしで参加するとどうなるのかを、いくつかのパターンや立場から紹介していきます。
ブライダルフェアに冷やかしで参加するとどうなるの?
そもそも冷やかしはどこから?
ブライダルフェアに冷やかしで参加するとは、どのような人のことをいうのでしょうか。まずブライダルフェアには、大きく分けて二通りのカップルがいます。
前者の具体的に予定が決まっているカップルは、日程や人数も大まかな目安がある中で結婚式場を探しています。ブライダルフェアへの本気度も高いでしょう。
後者の具体的に予定が決まっていないカップルは、まだ結婚式というものは白紙の状態です。ただ予定はあるので参考程度に見にきています。
どちらにも共通しているのは「この先結婚式をする予定がある」ということです。予定がある限りは、具体的であろうとなかろうと冷やかしにはなりません。
では彼氏にプロポーズもされていないのに、興味本位だけで参加するのはどうなのでしょうか。結婚の予定自体はまだないわけです。
でも長い目で見れば「この先結婚式をする可能性がある」という二人です。ブライダルフェアに参加する資格は十分にあります。冷やかしにはならないのです。
結婚式場は、いつか結婚式を挙げる可能性がある人であれば大歓迎です。まったく未定でも可能性があれば、冷やかしと捉えることはないでしょう。
基本的にはどんな人でもブライダルフェアは参加可能
基本的にブライダルフェアに参加資格はありません。年齢制限があるわけでもないですし、カップルではないとダメということもありません。
つまりは、どんな人が誰と参加しても断られることはないでしょう。結婚式場側も、多少の冷やかし来場は想定の範囲内ですからね。
ただ中には限定で参加を募っているブライダルフェアもあります。
「年内結婚式を検討のカップル限定」
「マタニティウエディングを検討のカップル限定」
「1年以内に結婚式を検討のカップル限定」
このように冷やかし来場をなくすような限定の文言がある場合は、当てはまるカップルのみ参加可能になります。もちろん嘘をつけば参加できますが、ルールは守るようにしましょう。
偽装カップルや結婚式経験者はモラルとして控える
ブライダルフェアは、結婚の可能性があるカップルの参加であれば冷やかしになりません。ただ可能性がない場合には、完全な冷やかしとなります。
結婚の可能性がない人とは、付き合ってもいない偽装カップルや既に結婚式を挙げている人です。このような人は予定も可能性もない冷やかしの人です。
もちろん結婚式場側は、参加を断ることはありません。しかし可能性がゼロの場合には、モラルとして控えた方が良いでしょう。
結婚式場も時間と労力をかけてブライダルフェアを開催しています。少しでも結婚式をする人の参考になればと必死です。
そこで結婚式のことは全く考えてない人が来てしまうのは、残念なことです。冷やかしであっても1パーセントでも可能性があるという人だけ行くようにしてくださいね。
無料試食会や無料試着会は控えめに
冷やかしでブライダルフェアに行こうと考える人は、無料で試食や試着ができることが目的でしょう。素敵な空間で食事してドレスまで着て楽しめるなんて嬉しいですよね。
もちろん、冷やかしであっても試食や試着は可能です。それが目的ですから、せっかくなら楽しむことも悪いことではないでしょう。
ただ周囲にいる人は、冷やかしではなく本気度の高い人も多いです。あまり時間をかけて楽しむのは控えた方が良いでしょう。
例えばドレスの試着が何着でも可能だとします。そうなると時間の許す限り、試着を楽しみたいと思うかもしれません。
でも3着も4着も着ると、2時間近くかかります。スタッフの手間はもちろん。他に待っている人もいるはずです。
冷やかしであることを自覚しているのであれば、少し控えめに楽しむ方が良いでしょう。もちろんダメということではありませんが、周囲のことも考えて参加してください。
結婚式場は冷やかしを見抜く
冷やかしで参加する場合、あくまでも結婚を予定しているカップルであるかのように振る舞うでしょう。上手く話しを合わせたりする人も多いですよね。
でも実は、冷やかしカップルを結婚式場側はすぐに見抜くことができます。プランナーは毎週何組ものカップルを接客しています。少しの違和感にも敏感に気が付くのです。
このようなことを来場して割と早い段階で見抜きます。もちろん見抜いても態度を変えるようなことはしません。
可能性があるのであれば、冷やかしだって真剣に接客を行います。ただあまり相談会には時間をかけたりしないでしょう。
「興味があれば、またゆっくり来てください」と言って資料などを渡して終わることが多いです。
どんなに取りつくろってもプロにはバレることが多い。それを心得た上で、プランナーの接客を受けるようにしましょう。
もし未定事項ばかりなら予約の時点で伝える
結婚の予定がほとんど決まっていないと冷やかしになるのか。それは先ほどもお話ししましたが、可能性があるのですから冷やかしとはいいません。
ただ無理に決まっていないことを決まったフリをして話してしまうと、結婚式場側は冷やかしだと思います。それよりも未定事項であることは正直に伝えた方が良いでしょう。
まず予約をする時点で、結婚希望時期や人数を聞かれます。そこで、全てが未定であることを伝えてください。
未定事項ばかりであることを伝えておけば、それも踏まえてプランナーはわかりやすく接客してくれます。どの時期にどんなメリットがあるのかも教えてくれるでしょう。
一つ嘘をついてしまうと、本当に結婚式を挙げたいと思った時に本当のことが言いにくくなってしまいます。それでは気に入った結婚式場なのにもったいないですよね。
なんでも正直に伝えた方が、より充実したブライダルフェアが過ごせます。未定であることは冷やかしにはならないので安心して話してみましょう。
参加したからには真剣に
ブライダルフェアに冷やかしで参加すると、興味のあることに大きな偏りが出てしまいます。試食や試着は楽しいけれど、プランナーの話は退屈なものになるでしょう。
大きな演出は面白いけれど、装花の説明はつまらない。ドレスを着るのは楽しいけれど、ドレスの説明は必要ない。そんな風に感じてしまいますよね。
でも冷やかしであれ、ブライダルフェアに参加しているわけです。どんな話でも最後まで真剣に参加する意思は持つようにしてください。
興味がないところで眠気が襲ってきてしまうのは仕方ないことです。しかし大きな声で話したり退席したりと周囲に迷惑をかける行為は控えてください。
組数限定のものは避ける
大きいホテルや結婚式場にはないですが、小さなレストランやゲストハウスでは組数を限定している場合があります。入れる人数が限られていたり、コストや人員の問題もあるのでしょう。
組数が限定されているブライダルフェアには、できるだけ参加はしないようにしましょう。本当に参加したい人が諦めることになってしまいます。
もし冷やかしで参加するのであれば、組数を限定していない大規模なブライダルフェアへの参加がおすすめです。
冷やかしでブライダルフェアに参加する人はモラルを守る
ブライダルフェアへ冷やかしで参加するのは、禁止事項ではありません。冷やかし参加の人だって多くいるでしょう。
ただ禁止でない中でも、モラルはあります。人としてのモラルの範囲内で楽しむということは忘れないでください。
また結婚の可能性があるのであれば、冷やかし参加とは言いません。自信を持ってブライダルフェアを楽しんでくださいね。