婚活で高望みのラインと妥協する方法とは?

婚活

婚活の際、相手の男性の年収は気になるところですよね。

婚活パーティーでも、年収800万円以上の男性のみ参加できるパーティーがあります。参加希望の女性は多く、人気の高さがうかがえます。

しかし、なかなか理想の人に出会えないと悩む女性も多いのではないでしょうか。もしかしたら、あなたが高望みしているのかもしれません。

適当な年収のボーダーラインを知ることで、あなたの婚活へのゴールを近づけることができます。今回は、「婚活で高望みのラインと妥協する方法とは?」をご紹介いたします。

婚活で高望みのラインと妥協する方法とは?

婚活女性たちが求める理想の男性の相場

理想の男性像

結婚相談所などでは、相手の男性の希望条件をたずねられます。「年収800万以上を希望します」や「最低でも600万の男性」という条件を出す女性は多いようです。

実際に、某サイトで紹介されていた「女性が結婚相手に望む年収」では、「500万以上」と答えた女性が36.2%で1位でした。続いて300万以上が30%、700万円以上は13.1%でした。

また、別のサイトでは、男性に求める希望年収は500万円以上と答えた女性は、47%という数字もでています。結婚後の生活に安定を求める女性は、高収入をのぞみます。

確かに、出産、育児、大学進学を考えれば年収が高いほうが貯蓄もできますし、安心材料が多いでしょう。

保険会社の調査によると、子どもが国立の大学を出た場合でも約2985万円の養育費がかかります。

私立の学校を出て、医学部に進むと約6064万円もかかります。男性の収入は、子供の養育費から考えても確かに重要ですね。婚活女性の多くが500万円以上というのも無理はないでしょう。

数字からみる高望みのボーダーライン

高望みする女性

実際に、結婚適齢期の男性の年収はいくらか知っていますか。平成26年の国税庁の調査を見てみましょう。

25~29歳の男性の平均年収は378万円、30~34歳は446万円、35~39歳は502万円です。

これは、婚活女性の希望年収に到達するには、35歳以上の未婚の男性を探さなくてはならないことになります。男性の最高収入は40代後半~50代です。

40代後半~50代は、平均年収は600万円以上となっています。しかし、厚労省による「婚姻に関する統計」によると男性の平均初婚年齢は、30.7歳です。

30歳男性と結婚するなら、平均を大幅に上回る年収がなければ、女性の希望年収には追い付きません。平均的な男性と出会うなら、年収400万円台を希望することが最適といえるようです。

競争率10倍の600万円の戦場

競争率の激しさ

年収500万円以上という希望が婚活女性の平均ですが、中には800万円以上や1000万円以上を希望する女性もいることは確かです。

口には出さなくても婚活パーティーでエグゼクティブクラスの男性を狙うと決めている女性もいます。

では、年収1000万円以上の男性を手に入れるのはどれくらい難しいのでしょうか。

実は、年収1000万円の男性の競争率を考える以前に、年収600万円レベルの男性で既に競争率は10倍という結果がでています。

10人に1人しか、年収600万円の男性とは結婚できません。年収1000万円ともなると、さらに競争率は激化してきます。

某サイトの結果では、1000万円以上の男性は、100人に6人しかいないという結果が出ています。しかも、その6人は20代や30代男性だけではなく、既婚者や50代男性も入っているのです。

年収1000万円の男性を希望することが、いかに高いハードルかがうかがえますね。

男性の年収を妥協するには?

妥協その1:共働きは日本のベーシックスタイルになりつつある

結婚後も働く女性

男性の年収を高めに設定する女性の多くが、バリバリのキャリアウーマンと言われます。

多くが「結婚後はゆっくり過ごしたい」「自分もこれだけ働いてきたのだから釣り合うのは高収入の男性」と思っているようです。

しかし、近年大手の会社の倒産や早期退職などが騒がれています。高収入だった夫の収入が半分に減ってしまうこともあります。

大手企業だから安泰だし、自分は働かなくても大丈夫と思っていても定年まで何が起こるかわかりません。今と同じ収入が、この先10年後に保障されることは難しいと言えるでしょう。

それならば、共働きをすることによって収入口を2つにしておくのは良い選択です。日本で、一番共働きが多い県は、福井県です。

福井県の共働きスタイルは、メディアでも今後の共働き世代のモデルとして取り上げられます。福井県は、共働き率が50%を超えています。

そして、世帯当たりの貯金額が全国でもトップクラスです。これは、福井県が共働き主流になっていることが一つの要因として挙げられています。

共働きなら家事、育児は基本分担になるでしょう。家事、育児を分担する世代はどんどん増えてきています。まだ、日本では家事育児は女性の負担が大きいといわれます。

共働きになることで、一緒に家計を支え家庭を支え合うことになります。また、結婚し仕事の在り方を改めて考えるタイミングをつくることができます。

結婚後は、必ずしもフルタイムで働く必要はありません。週4日の勤務や派遣で働くのも良いでしょう。週5日働いたとしても、勤務時間を減らすだけでも疲れ方やストレスは随分違います。

妥協その2:「安心して出産できるだけの収入がほしい」なら大丈夫!

子供のいる家庭

確かに、結婚後に妊娠と出産を考えればその間は男性の収入のみで生活しなくてはなりません。安心して妊娠、出産、育児ができるだけの収入は欲しいですよね。

妊婦検診は医師から「次は、1週間後に来てください」と必ず指定されます。出産までに検診に通う回数は、約15回以上です。

病院によって差はありますが、一回の検診は約5000円~1万円程度です。これが、15回以上なので家計を圧迫する要素です。

しかし、申請をすれば自治体から「妊婦検診補助券」がもらえます。これは、妊婦検診の金額の一部を国が助成してくれる制度です。

自治体によって、変動がありますが出産までの妊婦検診で10万~15万円程度の補助が出ます。これを使うと住んでいる地域によっては、妊婦検診がほとんど無料になるところもありあました。

また、地元で出産する「里帰り出産」の妊婦さんの検診にも対応している地域も多いので出費を抑えることができます。

また出産も、国民健康保険に加入していれば安心できる制度があります。出産前に申請をすれば、自治体から40~42万円の「出産育児一時金」がもらえるため、出産時の費用も心配はないのです。

いかがでしょうか。そう考えれば、男性の収入が600万円以上ではなくても十分に出産に臨めるのです。

妥協その3:曖昧な3大こだわり「収入」「顔」「スタイル」

憧れの優雅な生活

どうせなら夫婦で幸せな結婚をしたいですよね。年を重ねても二人で食事に行ったり、穏やかにお茶を飲んだりするような仲良し夫婦は独身女性のあこがれです。

仲良し夫婦でいる秘訣は、男性の年収ではなく「二人の共通の目標を持つこと」です。年収にこだわる理由は実は曖昧なのです。

「できれば、年収600万の男性と結婚したい」「できれば、大手企業に勤めている男性が良い」など、ほとんどが「できれば」です。

年収にこだわりを持ってしまうと必然的に結婚相手を選ぶ間口は狭くなってしまいます。

結婚紹介所でも「できれば、年収600万円以上」と言うだけで、600万円以下の気が合いそうな男性もふるい落とされてしまいます。これは、顔立ちやスタイルも同様です。

せっかく、運命の人が近くにいても年収や顔、スタイルにこだわることによって遠回りしてしまいます。

結果的に、あなたと出会う前に男性側は別の女性を選んでしまい、さらに男性の選択肢が減ってしまうことになります。

曖昧なこだわりを持つくらいであれば、いっそのこと「何かしらの仕事はしていること」に設定してみるのも良いでしょう。

具体的に目標を持ちたいのであれば、今の希望年収から200万程度下げてみましょう。出会える男性がぐっと増え、あなたの選択肢も増えるでしょう。

実際は年収だけで決められないという事実

結婚に大事な相性

そして、実際に収入で結婚を決める女性はほとんどいません。実際に、お見合いパーティーで収入1000万以上の会社経営者の男性とカップリングした女性の話をご紹介しましょう。

アラサーで婚活していた女性は、「年収1000万円以上」で「次男」の男性と出会いました。

条件としては申し分ない男性でした。デートのコースも申し分なく、ディナーは素敵なレストランや割烹料理店でした。

しかし、ロマンチックな夜景をバックにプロポーズをされましたが、彼女はプロポーズを断りました。彼女は、もともと高収入の男性との出会いを求めていました。

けれど、いざお付き合いしてみると話が合わないことが多かったようです。結局、年収や条件で男性を選ばずその後、気が合う会社員の男性と結婚し幸せに過ごしています。

結婚は、自分の心がときめく男性を見つけることが大切です。それは、条件にときめくのではなく彼の人間性をみて見極めるのです。年収にとらわれ過ぎない、幸せな結婚を目指しましょう。

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