望ましい恋愛とはお互いに幸せを感じられる恋愛です。自分ばかりが幸せでも相手ばかりが幸せでも決して上手くはいきません。

そしていくらお互いに幸せだからといって、周囲に迷惑をかけては良い恋愛とは言えません。誰だって1人で生きているわけではなく、たくさんの人の支えがあっての人生だからです。

そのため幸せな恋愛をして幸せな人生を送りたいのであれば、大人の恋愛を目指しましょう。今回は大人の恋愛とはどういうものであり、どんなことが大切なのかについて解説していきます。

大人の恋愛とは？

一緒にいて居心地が良いかが大切

外見から入ってしまうと性格の不一致や価値観の違いから衝突する可能性が高いです。衝突が絶えず互いを尊重し合えない恋愛は大人の恋愛とは言えません。

自分のためにも相手のためにも外見だけで入るのではなく、性格や価値観などの内面も見た上でするのが大人の恋愛です。

お互いを尊重し合う大人の恋愛をするためには、内面の相性にも目を向けることが大切なのです。

内面の相性を見るには居心地の良さを感じるかが一つのポイントになります。内面の相性が良い相手であれば、無理をせず自然体でいることができ、居心地の良さを感じるはずです。

一緒にいて居心地が良い相手との恋愛は、お互いに無理することなく心に余裕を持つことができます。心に余裕があればお互いを思いやり大切にできる大人の恋愛ができるのです。

将来を見据えている

結婚など将来を見据えていることも大人の恋愛の特徴の1つです。この先も一緒にいたいと思える相手との恋愛であり、自分も将来を見据えて行動できる恋愛が大人の恋愛なのです。

学生時代など若年層の頃の恋愛では、先のことではなく今を重視して楽しもうというのが普通の感覚です。今できることに全力を出し多くの喜びを経験するためにも、今を楽しむことも大切です。

しかし年齢とともに将来を見据えることも大切になってきます。将来のためにできる今できる努力をしなければ、望んだ将来は手に入らないからです。

特に恋愛では将来を見据えているか否かで、結婚という将来を手に入れられるかどうかが決まってきます。多くの人が望んでいる結婚は、一時的な感情や努力で成り立つものではないからです。

大人の恋愛は、将来を考えられる相手と互いに将来を見据えることができるようになった時、スタートするのです。

嫉妬させない

相手に嫉妬をさせることは恋愛を盛り上げるスパイスになることもありますが、大人の恋愛においては不要です。嫉妬を指せないように努め、相手を尊重できるのが大人の恋愛です。

嫉妬というのは本人にとって不快な感情であり、心の痛みのようなものです。そのため嫉妬している状態はストレスがかかっている状態と言えます。

嫉妬していると自分や相手を責めたり、他のことが手に付かなくなったりするため、様々なことに悪影響を及ぼします。相手に嫉妬をさせるというのは相手に負担をかけていることなのです。

相手の心を揺さぶり、ストレスを与えることは決して穏やかな関係ではありません。嫉妬させることで奮い立たせなければ成り立たない恋愛感情は、深い恋愛感情とは言えないでしょう。

嫉妬をさせることは相手に攻撃をしていることと同じであり、相手の気持ちを無視していることと同じです。相手の気持ちを無視することは、尊重することと正反対なことです。

大人の恋愛に必要なのは落ち着いた恋愛感情で、お互いに自立し尊重し合えることです。そのため相手を嫉妬させるべきではないのです。

包容力がある

大人の恋愛では包容力があることが大切です。若い頃のように相手から愛情を求めてばかりではなく、支えてあげる意思を持つことが大人の恋愛なのです。

包容力とはありのままの相手を受け入れ、受け止めることができる力のことです。

私たちは日々様々な環境から与えられるストレスと戦いながら懸命に生きています。時に一人では耐えきれない辛さを感じることもあり、誰かの支えが必要な時が必ず訪れます。

誰かの支えが必要な時に、支えてあげようと思えることが大人の恋愛に必要な愛情です。懸命に生きている相手を受け入れ肯定してあげられる包容力が、大人の恋愛には必要なのです。

大人の恋愛は恋愛そのものを楽しむことが一番ではありません。お互いに相手を支えてあげようと思える関係でいる恋愛が大人の恋愛なのです。

信頼する

人には誰かに認められたいという欲求が常にあります。自分を認めてくれる存在はとても大きな支えであり、自分にとってかけがえのない存在となります。

大人の恋愛では相手を認めてあげられる存在になることが大切です。相手を認めてあげることとはつまり、相手を信頼し誰よりも味方でいることです。

誰かに信頼してもらえていること、味方でいてもらえることは、大きな心の支えとなり活力となります。相手を信頼し味方でいることで、相手を支え背中を押してあげられる存在になりましょう。

若い頃は愛されているかどうかばかりに目を向けお互い向き合ってばかりの関係です。そのため恋愛以外のことに影響が出てしまうような衝突も多いです。

しかし大人な恋愛ができている人は向き合って相手ばかり見るのではなく、相手を信頼し前を向いて共に進むことができます。

信頼し合って2人で前を向いて人生を歩んでいくことが大人の恋愛の形なのです。

恋愛と仕事を割り切る

恋愛に依存してしまい他のことに手がつかなくなってしまう人がいますが、大人な恋愛をしている人は違います。恋愛と仕事をしっかり割り切り、依存しすぎないで恋愛することができるのです。

好きという気持ちが強くなければ依存はしませんが、依存しないからといって好きではないわけでは決してありません。

大人は依存することが自分にとっても相手にとっても良くないことをわかっています。好きという気持ちが強いからこそ、自分や相手がダメにならによう依存しすぎないようにしているのです。

恋愛に依存しすぎて仕事に支障が出れば生活にも支障が出ます。金銭的な問題もあれば周囲からの評価も変わってしまうため、生きづらくなってしまうでしょう。

依存してしまうことで自分を成長させる機会が奪われてしまうのです。相手の生活に支障が出てしまえば、結婚を考えているならなおさら2人にとって良いことはありません。

お互いに恋愛と仕事を割り切れる環境作りに努め、依存していなくてもお互いの愛を感じられるのが大人の恋愛なのです。

何ができるかを考える

若い頃の恋愛では自分が何かをしてあげることよりも、相手にしてもらうことばかりを考えがちになります。「○○してほしい」と駄々をこねてしまうこともあるでしょう。

大人の恋愛とは「○○してほしい」と駄々をこねず、自分が相手にできることを考えられるようになった時、成立するものなのです。

本当の愛情とは無償の愛情であり、自然と相手に何かを与えてあげたいと強く思うことができるものです。求めてばかりなのは、相手への愛情よりも恋愛をしている自分に陶酔しているのです。

大人の恋愛は本当の愛情にあふれています。自分の子どもに親が無償の愛を与えるのと同じで、見返りは求めていません。相手を幸せにしたいという気持ちが自分の気持ちより勝るのです。

もちろん自分の幸せを望み、欲を持つのが人間であり、相手に求める気持ちも0ではないでしょう。しかし本当の愛情があれば、無意識に自分ができることを考える姿勢を持っているはずです。

恋人だからこうして当たり前、こうしてもらえるはずという概念に捉われている状態は、大人の恋愛ではありません。自分は相手のために何ができるかを考え続けられるのが大人の恋愛です。

大人の恋愛はお互いを尊重する

恋愛というのは自分の人生を彩り豊かにしてくれるものであり、幸せをくれるものです。しかし深い愛情とは、お互いに恋愛だけに夢中になるような視野の狭いものではありません。

恋愛を中心に物事を考えるのではなく、お互いが幸せになること本気で願うことが大人の恋愛です。恋愛のことよりもむしろそれ以外のことを頑張れるように支え合えるのが大人の恋愛なのです。

大人の恋愛ではそばにいなくとも、他の事に一生懸命であっても、お互いの愛情を信じ感じることができます。心から相手を支え応援することができます。

大人の恋愛こそが深い愛情に満ちた恋愛なのです。