結婚している男女に聞くと「結婚楽勝!」なんて人・・なかなかいませんよね。大抵の人が「結婚は大変」だと言うのです。
夫婦とはいえ他人です。他人が同じ屋根の下で一緒に生活するのですから、簡単なことではありませんよね。
しかも相手は好きな人。だからこそ余計に難しかったりするものです。では実際に結婚が大変だと感じる瞬間はどんな時なのでしょうか。今回はその瞬間を9つ紹介していきます。
結婚が大変と感じる9つの瞬間とは?
喧嘩しても距離をおけない
夫婦といえば喧嘩はつきものです。もちろん喧嘩は悪いことではありません。喧嘩をしながら夫婦の仲を深めていくので、たくさん喧嘩しても良いのです。
でも問題は喧嘩の最中ですよね。逃げる場所がないんです。もう家にいるのが息苦しくて最悪な状況になってしまいます。
恋人の時であれば、喧嘩しても各自の家に帰ることで距離をおくことができます。距離をおくことで頭を冷やして考えることができます。
「ちょっと言い過ぎたかな」「私も悪かったな」と反省して、仲直りしようと気持ちを切り替えることができるんですよね。
でも結婚して一緒に生活していると、喧嘩しても隣の部屋には旦那がいます。頭が冷えるどころか、余計にイライラが増していきます。
そうなると仲直りが難しくなってしまい、長引いて相手が嫌になってくるのです。
もちろん、色んな喧嘩を乗り越えるからこそ本物の夫婦になっていくわけです。距離がおけないからこそ、正面から向かい合うことができるのも夫婦の良いところでもあります。
ただ上手に気持ちの切り替えができないのは、結婚の難しいところです。
家事の分担がうまくいかない
専業主婦だったら、家事も育児も全部妻がやるの?
兼業主婦だったら、全てを半分ずつ分担できるもの?
家庭の中での家事の分担って、凄く難しい問題です。お互いの価値観の違いもあるので、役割分担が上手く決まらないのですよね。
役割分担が決まっても、それをきちんと守れるわけでもありません。負担やストレスがたまっていってしまうのです。
旦那側には旦那の言い分があるでしょう。でも妻側にだって妻なりの言い分があります。どちらかが譲歩しないと決着がつきません。
家事も育児も毎日のことです。365日休むことなくある仕事です。だからこそスムーズに分担が上手くいくことは少なく、大変だと感じてしまうのです。
子育てがとにかく苦労する
子育てって幸せなことだと思われがちですが、とても大変なことです。だって「人」を一人育てるわけですからね。責任も重大です。
赤ちゃんは可愛いけれど、夜泣きもします。言葉を覚えると愛しいけれど、イヤイヤと反抗もしてきます。
小学生になれば手はかからないけれど、進路に悩むこともあります。中学生になれば、思春期で気持ちが読めなくなります。
子供は何歳になっても大変なことがあります。その度に夫婦で話し合って何が正解なのかを考えます。
時には夫婦でぶつかり合うこともあるでしょう。子育てに自信がなくなることもあります。
幸せだけではなく、大変さも実感するのです。もちろん、大変さ以上の幸せがあることも忘れないでくださいね。
親戚づきあいがつらい
今でこそ薄れてきましたが、結婚は家と家の結びつきです。彼と結婚するということは、彼の家族とも家族になるということなんです。
お正月やお盆には、親戚一同が勢ぞろいするなんて時もあるでしょう。嫁として嫌な思いをすることもあるかもしれません。
親戚は悪い人ばかりではありません。でもつい嫁として力が入ってしまうので、凄く気を遣い疲れてしまうものです。
上手くお手伝いが出来なかったり、上手く話しが出来なかったり。自分が嫁として、しっかり立ち振る舞うことができずに落ち込むことも多いでしょう。
そして結婚することの大変さをしみじみと感じるのです。
かっこよかった彼が老いていく
どんなスーパースターでも、イケメンアイドルでも、平等に年齢を重ねます。あなたが大好きだった彼も同じように老いていきます。
この「老い」が男性の場合は目に見えて酷い時があります。頭が薄くなったり、お腹がポヨポヨになったり。おやじ化が進んでいくわけです。
昔のかっこよかった彼の写真を見ては「はぁ」と深いため息をついてしまうでしょう。横のおやじは誰なんだと不快感すら覚えてしまうのですよね。
でも老いは平等です。きっとあなたも同じように老いていくわけです。これは現実を受け止めるしかないでしょう。
金銭的な苦労がある
結婚する時は、相手のことが好きという気持ちだけで何でも乗り越えられる気がしますよね。そこに年収や経済力はポイントになかったはずです。
でも結婚すると、お金の重要さをひしひしと感じてしまいます。家を買って、車を買って。子どもが産まれて・・。そうなると相手の収入が低いと、女性は苦労します。
家計をやりくりし、足りなければ働きに出なければいけません。好きな物も自由に買えなくなり、行きたい場所にも簡単に行けません。
結婚しなければ自由に遣えていたお金。結婚することでこんなにお金に苦労するなんて!金銭的な苦労は心まですり減らします。そして結婚の厳しさを痛感するのです。
ラブラブだった過去を振り返ってしまう
結婚する前はラブラブだった二人。それが結婚も数年たてば、ラブラブなんて言葉はなくなってしまいます。
良くいえば落ち着いて家族になった証拠です。でも女性にとっては刺激もときめきもない、平凡でつまらない毎日に感じてしまうことがあります。
昔は記念日に花をくれたのに・・。
昔は手を繋いで歩いていたのに・・。
昔は毎晩好きだと言ってくれたのに・・。
昔の自分の方が愛されていたような気がして落ち込みます。ラブラブだった過去を思い出しては寂しい気持ちになってしまいます。
でも男って安心すると気を抜く生き物なんです。妻にいつまでも尽くす男性なんて、そうはいないでしょう。
それが妻にとっては不満になり、結婚の幸せを考え直してしまうこととなるのです。
あと何年続くのだろうと思ってしまう
ふと「私はこの人とあと何年いるんだ?」なんて計算してしまうことがあります。今30歳。80歳まで生きるとすると、あと50年・・。50年もこの人との生活が続くの?
そう思うとゲンナリ。なんだか息苦しく思えてしまうことがあります。それは些細なことなんです。例えば旦那のイビキがうるさいとか。靴下が部屋に落ちているとか。
些細なことでも、毎日のこと。あと何年このイビキを聞いて寝るのだろう。あと何年靴下を拾うのだろう。
考えると嫌になってしまい、結婚したことを後悔したりしてしまいます。そして結婚とは長い道のりなのだと改めて大変さを感じるのです。
それでも愛していると思うときがある
散々結婚の大変を感じているのに、それでも一緒に添い遂げるのはなぜだと思いますか?別れずに暮らしているのはなぜでしょうか。
それでも愛していると思うときがあるからです。1か月に1回でも、1年に1回でも「愛している」と思ってしまうから、離れることができません。
たまに思う愛しているが深いんです。夫婦であるからこそ、愛は簡単に切ることはできません。だからこそ夫婦とは愛おしい存在であり、結婚は大変なのかもしれません。
結婚は大変だけど、深い愛で結ばれている
結婚が大変と感じる瞬間はたくさんあります。毎日のことだからこそ、探せば大変なことなんてどんどん出てくるものです。
きっとどこかで諦めや割り切りも必要になるのかもしれませんね。でも大変だけれども夫婦でいる選択をする。そこには深い夫婦の愛があるのです。深い愛があるからこそ、結婚は奥深いもの。
結婚は大変でも深い愛情で結ばれた唯一無二のもの。だからこそ結婚を選択する人が絶えないのかもしれませんね。