感情のコントロールが難しい
好きな人と話す時、自分の中には多くの感情が出てきます。純粋に会話を楽しむこと以外に、多くの欲求も存在してしまうものでしょう。
- この人のことが好き
- この人に好かれたい
- 何を考えているのか知りたい
- もっと会話を盛り上げたい
- 嫌われるのが怖い
このような多くの感情が押し寄せてきて、自分でもコントロールができなくなってしまいます。頭も心も混乱してしまうのです。
そして思考回路が停止してしまい、上手く話すことができなくなってしまうでしょう。好きという感情には、多くの感情が付随するものです。
それが一気に溢れ出てしまうことが、会話を続けていくことが難しい要因となるでしょう。
好きという秘めた気持ちがある
好きな人と話をするときに、『好き』であることを悟られないようにする人は多いでしょう。それは好きな人への隠し事であるわけです。
大前提として、隠し事や秘めた気持ちがあると話がスムーズに進みません。バレたくないという気持ちから、会話もセーブしてしまうのです。
この気持ちも、自然としてしまう防御本能のようなものです。秘めた気持ちから、自分と相手に線を引く必要があると、勝手に距離をつくっているのでしょう。
深い話を避け、感情の露出を控え、上辺だけの会話でやりすごそうとしてしまいます。それが上手く話せないことにつながるのです。
好きな人と上手く話すための対処法
自意識過剰にならない
自分がどう思われているのかを過剰に気にしてしまうと、会話を続けることが難しくなります。しかし自分が思っているほど、相手はあなたのことを意識していないものです。
『どう思われているのか』という以前に『どうも思ってもいない』のです。そう自分に言い聞かせることで、過度に取り繕うことなく自然に話せるようになります。
話がうまく続かなくても。
話が盛り上がらなくても。
話に自分のいいところがなくても。
正直気にする必要はありません。そう思うだけで、気が楽になりますよね。自分で勝手にハードルを上げる必要はありません。
自意識過剰にならず、ハードルを下げて話してみてください。何か引っかかっていたものがなくなり、自然と上手く話せるようになるでしょう。
まずは自分で笑ってしまう
好きな人と話していて、沈黙になったりすることは怖いですよね。盛り上がらないことが不安で、話を続ける勇気がないのでしょう。
しかし大切なのは、話の内容ではありません。話したあとのお互いの反応や雰囲気が重要となります。そして、それは作り出すことができるものなのです。
会話のあとは、自分の話でも相手の話でも、まずは自分から笑いましょう。微笑むのではなく、声を出して楽しそうに笑うのです。
よくテレビのコント番組でも、スタッフの笑い声をあえて入れていたりしまうよね。笑い声が入ることで、面白さを引き立たせる効果があるからです。
自分で笑ってしまえば、つまらない話でも面白い話のように聞こえてきます。また相手の話も楽しく笑うことで、自分が面白い話をしたような気持ちにさせることができるのです。
もし笑えるような話でなければ、その都度少しオーバーなリアクションを見せましょう。話の内容よりもリアクションで勝負をしてみてください。
好かれることより仲を深めることが優先
好きな人に好かれることばかり考えてしまうと、上手く話すことができません。好かれることを優先すると、自分に嘘をついてしまうからです。
まずは、好きな人に好かれようと思う気持ちはしまってください。そのうえで、単に仲を深めることを優先的に考えてみましょう。
仲を深めたい相手であれば、自分を良く見せることに必死にはなりませんよね。相手を知るための質問をし、自分を知ってもらうための話をするでしょう。
取り繕った自分ではなく、本来の自分を素直に見せることができるはずです。邪念がなくなることで、会話はスムーズにできるようになります。
もちろん好きな人には好かれたいと思うでしょう。しかし仲を深めなければ、好かれることもありません。少しずつ段階を進めていけるように考え方を変えてみてください。
会話に失敗はないので恐れない
好きな人と上手く話せないのは、失敗するのが怖いからでしょう。でもよく考えてください。会話することには成功も失敗もありません。
もちろん残る印象として『盛り上がった』『楽しかった』というのはあるでしょう。しかし『つまらなかった』『無駄な時間』だと感じる会話なんてないですよね。
好きな人と話すときに気をつけるポイントとしては。
- ネガティブな発言ばかりしない
- 自分の自慢話ばかりしない
- 人を悪く言う発言はしない
ということです。
このような会話が目立ってしまうと、印象が悪くなります。ただそうでない場合は、会話をして失敗することはないのです。
過剰に不安になりすぎることはありません。余計なことは考えないようにして、リラックスを心がけて話しましょう。