束縛とは、制限を加えて、行動を縛ることです。「束縛してくる彼氏」ってどんな印象を持っていますか?
全く気にされないと寂しいので、少しの束縛であれば、愛されている、嬉しいと感じる女性もいます。しかし、あまりにも束縛がひどい場合は、監視されていると思い、不快に感じる人が多いです。
スマホ世代にとったアンケートによると、彼氏にしたくないのは、返信が遅い男性(34%)より、束縛する男性(66%)でした。束縛にはどんなパターンがあるのでしょうか。
ここでは、そんな束縛の例をご紹介いたします。また、別れ方や対処の仕方も合わせてお伝えします。
束縛彼氏に悩んでいる人にとって、別れる時には付き合っている時よりもエネルギーを使うものです。あなたが束縛彼氏と上手にお付き合いできますように。
彼氏による束縛の例・パターン
彼氏が束縛をしてしまうのは、嫉妬や独占欲、甘えがあるからです。「飲み会に行くと、ちょっと拗ねてかわいい」「夜出歩くのは禁止」といった束縛は、嬉しいと思う人もいます。
しかし、「毎日家に着いたら、必ずメールして」と言われると、ウザいと思う女性がほとんどです。この違いは、強要されているかどうかです。
本当にあなたの事を思って言ってくれているのではなく、単に彼氏の自尊心を満たす為の束縛は、だんだん重荷になってきます。お互いに負担に感じていなければ、愛情表現の一つとも言えますが…。
ここからは、束縛の例を見ていきます。もし、あなたの彼氏がひとつでも当てはまるようであれば要注意です。
交流関係を制限する、自分以外の男と話をさせない
男友達と話すのはダメ、会うのなんて絶対ダメ、と交友関係に口を出してくるのは束縛です。「男友達と2人だけで会うのがダメ」なのは、理解できるという女性がほとんどです。
しかし、集団の飲み会や、職場の歓送迎会まで行くな、断れという場合は、高圧的で束縛感を感じます。電話帳から、彼氏以外の男性のデータを消させる事もあります。
いくら仕事やバイトの関係だけで、恋愛感情はないと言っても、聞き入れない事が多く、渋々消したという人もいます。「初対面なのに嬉しそうに喋ってた。知り合い?」と勘繰られる事もあります。
ひどい場合には、女性の友達とも会うのを禁止する束縛彼氏も存在します。さらに「今日、〇〇ちゃんと何を話していたの?」と、会話の内容まで把握してくるパターンもあります。
こうなると、だんだん友達も気を使って離れて行ってしまいます。すると、周りに彼氏しかいなくなるので、ますます束縛が悪化する可能性があります。
LINEやメールを勝手に見る
他の男性と連絡を取っていないか、勝手にLINEの友達をチェックする束縛彼氏もいます。友達リストだけではなく、トーク画面や、メールの受信、送信履歴も見られます。
スマホには、ロックがかかっている事がほとんどです。しかし、束縛彼氏はこっそり番号を見て、覚えているので、簡単に鍵を開けられます。
SNSのログイン状態や、投稿内容までチェックしてされているパターンもあります。LINEを返していないのに、SNSにログインしたら、返信を催促する電話がかかってくる事もあります。
行き過ぎた束縛をしてくる相手の場合は気を付けてください。距離を置かれたと感じた時に、大量服薬やリストカットなどをする場合があります。
連絡が度を越してマメ
連絡がマメすぎるのも、束縛パターンの一つです。「おはよう」から「おやすみ」まで、短文とはいえ1日10通~送られてきます。「今何してる?」もよく送られてきます。
人によって連絡する頻度は違うので、相手が多いと感じたら、束縛になります。そのLINE、メールの返信が全て1~5分以内なのも特徴です。
不思議な事に仕事中でも、すぐ返信が返ってきます。たった30分返信がなかったら、鬼のように電話をかけてくる場合もあります。既読になっていなくても、LINEを送り続ける事もあります…。
連絡を返さないと、怒る人がほとんどです。こちらの状況なんてお構いなしで、自分の思ったタイミングに返信がないと、無視されたと思い、怒るパターンが多いです。
恩着せがましい、尽くしていることをアピールしてくる
束縛彼氏は、普段のデートで、記念日でもないのによくプレゼントをくれます。UFOキャッチャーで取れた、そんなに欲しくもないぬいぐるみや、似たような柄の財布など…。
また、記念日ごとにサプライズをしたがります。「〇〇(あなた)の為にした事」と、頼んでもないのに、恩を着せてくる事もあります。
会わない間も、長文のLINE、メールを送ってきて、自分がどれだけ好きか、アピールしてきます。好きだから心配してるんだよ、保護者以上に干渉してくるパターンもあります。
例えば「お酒強くないんだし、ちゃんと水も飲めよ」「終電の時間調べた?」などです。「明日会いたいと思ってたでしょ」と、押しつけがましい発言をするのも特徴です。
実は、束縛彼氏は「誰かのために尽くしている自分」に酔っているだけの場合が多いです。本当に尽くすタイプなら、アピールはしません。
露出度の高い服を禁止する
露出の高い服を着るな、と束縛してくるパターンもあります。「他の男にちょっかい出されるかもしれないから」という最もらしい理由が多いです。
短いスカートだけではなく、胸元の開いた服がダメという事で、鎖骨見せ禁止令が出されるケースもあります。確かに、Tシャツやカットソーのネックから、ブラ紐が見えているのはだらしないです。
しかし、せっかく買った服を捨てろと言って来るのは行き過ぎです。また、「髪は短い方が好き」「お団子の髪型にして」など、自分の好みを強要してくる事もあります。
彼氏の好みに合わせようとして、服装の系統を変えるのは、健気で可愛らしいと言えます。様々なルールで着る服を限定し、自由にお洒落をさせてくれないのが、束縛彼氏の特徴です。
別れたいときの対処法
では、「もう耐えられない、別れたい」と思った時、どう対処すれば良いのでしょうか。そもそも、男女が恋愛関係になった時、立場は平等でなければいけません。
どちらかが偉くて、もう一方が何も言えないような関係は、フェアではありません。本当は嫌だけど、我慢している場合は、別れた方が良いです。
束縛彼氏は、はっきり意見が言える女性に対して、束縛はしません。しないと言うより、できません。
「強めに言えば、自分の言う事を聞いてくれそうな人」にしか、束縛はできないのです。彼の為にも、自分の意見を言う事はとても大事です。
別れる前に、一度押し返してみませんか。彼の言ったセリフを繰り返してみる所から、始めましょう。
彼氏にも同じように束縛をしてみる
束縛彼氏は、意外と自分のしている事が、どれだけ負担になっているか、分かっていません。押し付けられているルールを、押し返すと、自分のしている事がどんなものか気づく場合があります。
「束縛返し」をするのです。例えば「異性の連絡先は消す」「異性とは集団の飲み会でも会わない」など。
もし「無理だ」とルールを破ったなら、「じゃあ私も」と言えます。束縛から抜け出すチャンスです。
束縛返しをすると、彼は「自分のことを見てくれている」と思って、安心する場合もあります。信頼感が生まれ、対等なお付き合いができるきっかけになるでしょう。
束縛を感じていることをキッパリと伝える
一度、束縛を感じている事を伝えるのも効果的です。「おとなしい」「喜んでいる」と思われている可能性もあるからです。
しっかり自分の気持ちを伝えましょう。自分で言っても、あまり効果が見られない場合は、友達の力を借りるのもひとつの方法です。
男性にはプライドがあるので、世間体を気にします。彼の友達から、束縛をやり過ぎている、と言ってもらう事ができれば、止めてくれる場合もあります。
束縛例に当てはまってないかチェック
少しの束縛であれば、愛情表現のひとつとして嬉しいと感じる女性も多いです。しかし、行き過ぎた束縛は、不快に感じられます。
この違いは、強要しているかどうかです。束縛のパターンとして、異性との交流を制限したり、異性からかどうかLINEを見たりする事があります。
異性だけではなく、同性の友達と遊ぶのも禁止する場合もあります。露出の高い服を禁止したり、自由が制限される事も多いです。
マメな連絡や、尽くしているアピールをする事もありますが、これは「尽くしている自分」に酔っているだけです。もし、あなたの彼氏がひとつでも当てはまったら要注意です。