嫌いな上司の弱点や弱みを見つける
上司といっても人間なので、なんでも完璧なわけではありません。誰にでも弱点や弱みが一つや二つはあるものです。嫌いな上司の弱点や弱みを探してみましょう。
①仕事でのこと
まずは仕事に関することでボロが出ないか、観察してください。苦手な人や甘い人など、必ず態度に違いが出ているはずです。
『同性には厳しい』『異性には甘い』『目上の人には弱い』『取引先の対応が苦手』など傾向を知りましょう。それがそのまま弱みになります。
また業務上でのミスや苦手分野も調べてください。仕事ができる人でもミスは出るものですし、苦手なことも必ずあるものです。
②プライベートでのこと
仕事以外での弱みを握るのもポイントです。究極な例えをすると『社内不倫をしている』『子供が不良』などという内容になります。
上司にとってプライベートでマイナスな部分は、会社には隠しておきたいものです。そこを情報ツウの人に探りを入れつつ把握してみてください。
上司の弱点や弱みを見つけたら、その道具をどのように武器に変えて使えるかを考えましょう。方法は大きく3つあります。
弱点や弱みを知るだけで上に立てる
特に武器は出さずに、自分の手中にしまっておくのも方法です。ただ自分の中で『弱みを握っている』という事実があるだけでも良いでしょう。
つまりは護身用の御守りのようなものです。何かあった時には取り出せる武器があるだけで、気持ちも広く持てるでしょう。
弱点や弱みをうまく操る
次は上司の弱点や弱みの対象を操る方法です。もし上司にとって苦手な人がいたとすれば、その人を駒にするということになります。
上司が苦手な人と仲良くなることで、うまく上司を取り扱えるようになるものです。その対象をターゲットにしてみてください。
弱点や弱みを刺激する
最終手段は、上司の弱点や弱みをダイレクトに上司に刺激させることです。ストレートに言動で刺激をすることで、上司は身動きとらなくなる場合もあるでしょう。
「〇〇さんと不倫しているのですか?」と一言聞くだけ効果絶大です。ただし脅迫をするようなことは避けてくださいね。
あくまでも『知っている』ということだけ刺激する程度で良いのです。ここで味方になれば、もっと良い関係になれるでしょう。
どうしたら上司より上にいけるか考える
上司と部下という関係は、絶対に崩れない関係性ではありません。あなたが入社したばかりで、上司が20年目のベテランでも、追い付き追い抜くことはできるものです。
ひと昔前までは、すべては年功序列の世の中でした。新人がベテランを追い抜かすことなんて、絶対にあり得ない関係です。
しかし現代は、実力社会の世の中になっています。どんなに年齢差があっても、実力があれば上に這い上がれる時代です。
どうしたら嫌いな上司よりも上に行けるか考えてみましょう。具体的な数字や年数や行動を紙に記しておくと良いですね。
『いつか嫌いな上司の上司になる』という目標をもとに、日々考えていれば嫌いな感情も薄れます。それよりもやる気が出てくるはずです。
うまく上司を手のひらで転がす
上司の思うようにだけ動いているのでは、あなたは上司の駒になってしまいます。それでは嫌いな気持ちも大きくなる一方でしょう。
そこで上司が動かしているように見えて、実はあなたが上司を手のひらで転がせるようになってください。これは難しいことですが、慣れれば楽しくなる方法です。
賢い女性は、彼氏や旦那のことを転がしているといいますよね。褒めておだてて調子に乗らせて、うまく自分の道筋を歩かせるように誘導させているのです。
これを上司にも実行してみましょう。まずは信頼を得ることからスタートすると良いです。上司が安心して仕事を任せられる部下になってください。
そして信頼を得たら、今度は『尊敬している』ということをアピールします。ここで相互の信頼関係が表面上は成立することになるのです。
信頼関係が成り立てば、ある程度自分の思うように仕事ができます。
『これを言えば喜ぶ』
『ここを褒めれば機嫌がいい』
『ここをフォローすれば評価が上がる』
と大体の上司の動きがわかるようになれば、自分の駒にすることができるでしょう。
嫌いな上司でも手のひらで転がるようになれば、嫌いではなくなるはずです。『嫌い』から『役立つ』上司に変貌できるように自分で意識を変えてみてくださいね。
とことん気に入られる部下になる
嫌いな気持ちに一度蓋をして、逆にとことん気に入られるように努力してみましょう。上司に気に入られれば、態度も対応も変わってきます。
完全ではなくとも、嫌いという感情はなくなってくるものです。上司のことを褒めて、仕事後や休日にも少しだけ時間を共有します。
仕事も確実に丁寧にこなしてください。そして求められている仕事以上のことをするようにしましょう。常にプラスΑ+の仕事をするのです。
上司に気に入られれば、仕事はスムーズになります。あなただけひいきに考えてくれることもあれば、嫌いから感謝の気持ちに変わることもあるかもしれません。
嫌いだからこそ一歩踏み出して好かれるように努力してみてくださいね。
好きだと思い込む
嫌いというのは、脳で感じるものです。脳で感じているものが、心に伝達されて感情になってあらわれます。つまり感情は考え方次第ではコントロールすることもできるのです。
今あなたの脳内では『上司=嫌い』という方程式が自動的に成り立っているでしょう。そこで脳内の方程式を意識して変えてみてください。
無理にでも良いので、嫌いな上司を好きだと思い込むようにします。『上司=好き』という方程式を頭に入れ込みましょう。
上司の顔を見たら、『この人のこと好きだなぁ』と脳で思います。そうすることで、自然と感情も落ち着いてくるものです。
これは催眠術を思い浮かべると良いです。催眠術は、実際にかかっていなくても思い込みでかかってしまうことがあります。
白い紙があり『これがだんだん赤に見えてきます』と言われると、自然と赤に見えてしまうのです。つまり思い込みには、事実を捻じ曲げる効果があるということですね。
嫌いな人であっても、好きだと自分自身に催眠術をかけてみましょう。きっと思い込みの効果で、少しずつ好きという感情が芽生えてくるのです。
良いところを書き出す
嫌いな上司には、嫌いなところがいくつかあるでしょう。嫌いだからこそ、他の人と同じことをしていても嫌悪感をもってしまいます。
しかし本当はそれほど嫌な言動をしているわけではないこともあります。本当に嫌うべきことなのかを書き出すことで見直してみてください。
そのうえで、良いところも考えてみましょう。無理に考えて導き出せば、いくつかの良いところもあるはずです。
例えば『口うるさい』という性格も裏を返せば、『よく気がつく』ということになります。先ほども紹介したように長所と短所は表裏一体です。
出来る限りすべてを良い方向に考えるようにして、最低10個は上司の良いところを書き出してみてください。
職場に好きな人を作る
どうしても嫌いな上司を良く思えないという場合は、別のことに意識を向けてみましょう。嫌いにならない努力や好きになる努力は、一度休んでみてください。
代わりに、職場に好きな人をたくさん作るようにすると良いです。同性でも異性でも良いですし、部下・同僚・上司でも良いですね。
『好き』という感情を持てる人がたくさんいることで、心に余裕を持つことができます。心を穏やかに毎日過ごすことができるようになるでしょう。
部署内の人だけでなく、他部署の人とも積極的にコミュニケーションをとってみてください。社内の人脈を作り、好きな人や尊敬できる人を増やすことで環境は一変します。
嫌いな上司の存在は気にならなくなるでしょう。