おおげさに振る舞う
上司が部下を必要以上に触るのは、セクハラになります。ただし無意識に触れてくるような上司もいるでしょう。そうなると鳥肌が立つほど嫌悪感を持ちますよね。
もし触られたりすることが生理的に無理な場合は、とにかくおおげさに振る舞うことがポイントです。上司の無意識を自覚させる必要があります。
例えば、
肩にポンと手を置かれた→おおげさに振り返り「わぁ!!どうされたのですか??」と驚く
話すときの距離が近い→おおげさに避けて「何か内密なお話ですか??」と聞く
気持ち悪い発言をしてきた→おおげさに驚き「え?その発言はどのような意味ですか?」と責める
というようなことです。
こちらがオーバーリアクションで驚き反応することで、上司も驚きます。そして自分の言動を見返すきっかけにしてくれるはずです。
上司が冷静に自己分析をして『セクハラかも?』『パワハラかも?』と思えるようにしましょう。そうすれば気持ち悪い言動も減ってくるはずです。
恋人がいることをアピールする
異性の上司の場合、もしかすると好意を寄せられているケースもあります。好意が裏目に出て、気持ち悪さになってしまっているのです。
そこで恋人の存在をアピールすることで、防御線を張るようにしましょう。必要以上に恋人の存在を上司に伝えると良いです。
例えば上司に「もう遅いから送って行くよ」と言われたとき。予定がなくても「彼(女)と待ち合わせしているので大丈夫です」と答えます。
もし恋人がいない場合でも、いる素振りを見せる方が良いです。恋人がいないことで、入り込む隙を与えないように注意しましょう。
いざというときのために録音・録画する
上司が気持ち悪いというのが単なる主観の問題であり、大きな被害がないのであれば良いです。しかし上司の言動が進み、心身に被害がでることもあるでしょう。
いわゆるセクハラやパワハラの被害者となります。もし上司が苦痛で退職に至った場合には、慰謝料請求なども検討する必要があるのです。そこで訴える準備もしておきましょう。
第三者に上司のセクハラやパワハラを訴えるには、あなたの曖昧な記憶だけでは効力がありません。明確な証拠となるものを記録として残しておく必要があります。
例えば、
- 録音・録画したテープ
- メール・LINEの内容
- 第三者の証言
- 医師の診断書
- 細かく記録した日記
などが良いです。
このような証拠は使わないとしても、いざというときのために準備しておきましょう。自分の武器や装備があるだけで、大きな安心感になります。
不快な気持ちになったときには、『これを証拠にしてやる!』と思うことでストレス発散にもなるものです。備えあれば患いなしという言葉もありますので、いざというときに備えてくださいね。
人事に相談する
上司が生理的に無理というのが、精神的な苦痛になることがあります。もし上司に落ち度がないのであれば我慢するしかないですが、セクハラの範囲に入るのであれば我慢の必要はありません。
まずは部署内の別の上司や先輩に相談してみましょう。そこで第三者の証拠や応援を確認しておくと心強いです。また客観的で適切なアドバイスももらえるでしょう。
そのうえで、人事部に相談してください。人事部に相談するときには、いくつかのポイントがありますので、参考にしてください。
- セクハラの証拠を提示する
- 相談していた第三者に証言してもらう
- 時系列にして明確に被害を訴える
- 上司の被害によって受けた心身の被害を伝える
思いつきで相談するのではなく、相談するための準備を整えておきましょう。人事部は、基本的には証拠に基づいて公平に問題解決に動いてくれるはずです。
また人事に相談することで、あなたが要求することもあるはずです。しかし、まずは自分の要求は言わずに相談のみしてみましょう。
そのうえで、人事部の判断に任せてみてください。厳重注意で終わるのか、異動や降格があるのか・・それは委ねてみると良いでしょう。
もしかすると自分の納得いかない結果になるかもしれません。しかし会社が下した判断に納得できないのであれば、会社との相性が悪いということにもなります。
下手に自分の要求を訴えてしまうと、あなた自身の立場や評価が悪くなることもあるので気を付けてください。
転職するか異動する
『上司が生理的に無理なので会社辞めます』と言うと聞こえは悪いでしょう。『そんなことで?』と誰もが軽蔑するかもしれません。
しかし生理的現象というのは、自分でもコントロールできないことが多いです。本当に気持ち悪くて心身に悪い影響が出るようであれば、上司から離れるのが先決でしょう。
明らかに気持ち悪くて耐えられないとき。また仕事に行きたくない状況や体の具合が悪くなっている場合は、転職もしくは異動するべきです。
誰が何と言おうと、あなたの人生です。無理なものは無理だと腹をくくり、新しい道を歩む決意をした方が良いでしょう。
段階としては、まず異動願いを出してみてください。先に人事部に相談しているようであれば、理由は明確なので話しは早いはずです。
出来る限り上司との関わりのない部署に異動できるようお願いしてください。別の上司の下で心新たに働きましょう。
もし異動が出来ない場合には、転職活動を始めてください。もちろん上司が生理的に無理で転職したと正直に伝える必要はありません。
前向きな理由を考えて、転職活動をしましょう。また出来れば、有給をうまく利用して転職活動をするのが良いです。
辞めてしまってからの転職活動は、無給の中で焦って決めてしまう傾向があります。次は失敗しないように、自分に合った会社をゆっくり選定してみてください。
気持ち悪いと思ったらそのまま耐えることはしない!
人間は誰しも生理的な直感を持っています。それが拒否反応だった場合、対応するたびに苦痛な気持ちになるでしょう。
まずは、生理的な感情をコントロールできるように努力してみてください。そして出来るだけ接点や関わりをなくして、存在を頭から排除できるよう努めましょう。
それでも無理な場合には、異動や転職をするのも対応の1つです。無理して踏ん張ってしまうと、過大なストレスになってしまいます。
気持ち悪い上司のせいで、ストレスで心身を壊さないように気をつけてください。