とりあえず壁や机を殴る
殴りたい衝動がどうにもならない時には、上司を殴る前に別の物を殴りましょう。物にあたるのは良くないですが、人を殴るよりも断然良いです。
その場にある壁や机を殴ることで、スッキリします。壊さない程度に殴れば、心が冷静になれるでしょう。
ただし悪い印象を与えることは避けられません。物を壊してしまうと、器物損害になってしまうこともあります。自分の手に傷を作ってしまう可能性もあるでしょう。
これらのリスクはありますが、人を殴るより取り返しのつく行動です。どうしても何かを殴らないと気が収まらない場合には、物を殴るようにしてください。
逆にお礼を伝える
怒った時になぜお礼をするのかと疑問に思う人も多いでしょう。しかし殴りたい時こそ、笑顔で沈めてお礼を言うことで心が落ち着きます。
また上司もお礼を言われてしまうと何も言い返せなくなるでしょう。上司よりも大人な対応をすることで、逆に悔しい気持ちにさせる効果があります。
暴言や暴力を堪えて『ありがとうございます』と言い、立ち去りましょう。どんなに相手に嫌なことを言われてもお礼をして逃げるのです。
上司は自分がとても子供に思えて情けなくなるでしょう。周囲の人もあなたの対応に感心するはずです。
暴力よりも上手な方法です。思い切り笑顔でお礼を言うことでも嫌な気持ちを吹き飛ばしてしまってください。
自分自身に衝撃を与える
どんなに上司が悪くても、やはり殴ってしまってはあなたが加害者になります。暴力で解決できることはないでしょう。
そこで、行き場のない怒りをぶつけたい時には一度自分自身に衝撃を与えてください。グーにした手を自分の足や腕に当てパンチするのです。
痛みで目が覚めることがあります。自分で頬をパチンとたたくのも良いでしょう。とにかく目と頭を覚醒させてください。
つい手が出てしまいそうな衝動を抑える効果があります。人を傷つける前に、自分に痛みを与えるようにしましょう。
頭を冷やす
興奮している状態は、頭が熱くなり沸騰している状態です。そこでよく『頭を冷やしてこい』と言われることがあります。
その言葉の通りに実際に頭を冷やすのは、良い方法です。
例えば、
- 冷たい水を浴びる
- 濡らしたタオルを頭にかぶる
というような方法があります。
言葉の意味をそのままに頭を冷やすようにしましょう。そうすると興奮状態だった頭が落ち着きを取り戻すのです。
常に怒りのコントロールをしておく
上司を殴りたいと思うと、衝動がコントロールできないこともあります。そこで、そうならないようにあらかじめ怒りをコントロールできるようにしておきましょう。
上司とはこうあるべきだと期待するから、裏切られるのです。そして怒りという感情が出てきてしまうのでしょう。
そこで最初から上司に期待をするのはやめてみてください。そうすると何に対しても寛容になれるのです。
すべてに対して100%を求めてしまうと、99%でも納得できません。そして常にイライラしてストレスを抱えてしまうのです。
完璧主義であるのは悪いことではありません。しかし時には50%でも10%でも良いのです。少しの達成でも満足できるようになりましょう。
つい自分と他人を比較して落ち込んでしまうことがあります。しかし『ナンバーワンよりもオンリーワン』です。
人より優れていなくても良いので、自分だけにしかできないことを見つけましょう。それだけでストレスフリーな毎日を送ることができます。
自分の気持ちを隠して蓋をしてしまうと、どこかで爆発を起こしてしまいます。本当は自分がどう感じているのか、向き合う習慣をつけましょう。
ノートや日記に記すだけでも良いです。自分の気持ちに自分で耳を傾けるだけでも、消化することができます。我慢ばかりしないようにしましょう。
ストレスは翌日に持ち越さないのが理想です。その日のストレスは、その日のうちに発散させてください。
好きなものを食べたり、カラオケをしたり、友人に愚痴ったり。自分なりのストレス発散法を見つけて、都度解消させるようにしましょう。
少しでも体調が悪いと、細かいことにもイライラしてしまうものです。心の安定を求めるには、まず身体を安定させることです。
生活習慣を正し、質の良い睡眠と食事をとりましょう。それだけでも怒りを抑えてコントロールできるようになるのです。
笑顔は伝染します。自分が笑顔で前向きな気持ちでいれば、周囲も同じような気持ちになるでしょう。
それだけでギスギスとしたもめ事や争いが減ります。意識して口角をあげ、笑顔を心がけてください。
カッとならない自己管理をしておくということです。常に平常心で前向きな気持ちでいれば、殴りたいと思う気持ちすら起きないようになります。
マインドコントロールというと大袈裟に聞こえるかもしれません。しかし自分の感情を自分でコントロールすることは大切です。
怒りを鎮めることが咄嗟にできるように。また怒りという感情が起きないように。自分の気持ちを管理できるようにしておくと良いでしょう。
上司を殴ったら終わり
上司を殴りたいという衝動は、働いていれば誰でも起こり得ることでしょう。しかし殴ってしまえば、そこで負けです。
クビになるかどうかはわかりませんが、会社に居場所がなくなるのは避けられません。きっと後悔し続けるでしょう。
そうならならいように、衝動を抑えられる方法を身につけておいてください。