上司がストレスで辞めたい…対処法10選とは?

上司

休職または異動願いを出す

《しばらく実家に帰らせていただきます》

この文章を漫画やドラマで見たことのある人も多いでしょう。夫にストレスを感じた妻が、離婚前に最後に出すサインです。

大抵の夫は、実家に帰った妻の本気度に驚き焦ります。そして自分言動を反省して、妻の実家に謝罪しに行くことでしょう。

そして連れ戻した妻に対して、今までよりも優しく大切に接するようになります。それでもダメ夫のままであれば、妻は離婚へと進んでいくのです。

これが上司との関係にも同じように使うことができます。休職や異動願いを出すことで、上司は部下の本気度に驚きと焦りを感じるのです。

そして手のひら返しをするかのように、急に優しくなります。部下をダメにしてしまうのは、上司の責任ですからね。どうにかして阻止したいわけです。

自分の今までの態度や言動を省みる可能性もあります。夫が妻にご機嫌とりを始めるように、上司も部下にご機嫌を伺ってくるようになるでしょう。

次の転職先を探す

上司のことがストレスで会社を辞めたいと考えた時は、その気持ちに従うのも良いでしょう。次の転職先を探し始めてみてください。

これにはいくつかのメリットや効果があります。

上司やストレスから距離を置ける

次の転職先を探し始めたり、新しい人生プランを考えることで意識を別の方向に向けることができます。上司やストレスと距離を置けるようになるのです。

今までは心の矛先が上司のみだったのでしょう。頭も心も上司で埋め尽くされる毎日。そうなると考えればきりがないほどストレスは増えていきます。

しかし矛先が転職活動に向くことで、上司が心に侵入するスペースが最小限になるのです。自然と言動が気にならなくなるでしょう。

現実逃避ができる

人生プランとは、設計している時が一番幸せですよね。なぜなら設計するのは自由だからです。結果が出ていない段階であれば、どんな夢を描いても問題ないでしょう。

転職活動をすると決めたら、考えることは盛りだくさんです。

  • 経験を活かせる同業他社?
  • 新しいことにチャレンジする異業種?
  • 給料や設備は今よりもいいところ?
  • 素敵な上司や異性との出会いのある職場?

転職の目的というよりは、現実逃避に近いかもしれません。それでも理想を夢見て考えることは、悪いことではないです。

転職した先の未来の華やかな自分を想像しましょう。それだけでストレスも軽減されていくのです。

前向きな気持ちが出てくる

新しいことを始める前は、いつでも前向きな気持ちでいられますよね。小学校入学前の幼稚園児と同じです。胸には期待しかないでしょう。

転職活動は、とても大変な活動です。しかし行うことで、改めて自分を見直すことができるでしょう。そして期待しかない前向きな気持ちで埋め尽くされるのです。

世の中の厳しさを知ることができる

もし本気で辞めることも視野に入れているのであれば、書類選考や面接にも取り込んでみください。人手不足の世の中とはいえ、第一希望の会社に入るのは難しいことです。

また異業種であれば、給与が減ってしまうのも仕方のないことでしょう。場所や職場環境が今より改善される保証もありません。

そんな厳しい現実やリスクを知り得ることで、今の状況が良くみえてきます。嫌な上司1人くらい我慢しようという気持ちになれるでしょう。

他の社員とのコミュニケーションを大切にする

上司にストレスを感じた時は、1人で抱え込まないようにしてください。他の社員の人ともコミュニケーションをとることを意識すると良いです。

ストレスを感じると、心にしまい込んでしまう人も多くいます。しかしそれでは一向に解消されないまま蓄積されてしまうでしょう。

そうなる前に他の同僚に相談してみてください。同意やアドバイスを得ることで、自分とは違う見方や考え方を知ることもできるでしょう。裏話が聞けることもあるかもしれません。

例えば、いつも時間に厳しい上司がストレスだとします。なんでも30分前は当たり前で、少しでも遅れると怒号が飛び交う上司に嫌気がさしているとしましょう。

それを同僚に相談したら、一つの裏情報をもらえることがあります。

「〇〇さん(上司)は、若い時に取引先との待ち合わせ時間ピッタリに着いたら契約を解除されたことがある。それ以来誰に対しても時間に厳しくなったらしい。」

このような背景を聞くと、ストレスが軽減されますよね。意味があっての言動なのだと、理解することができるようになるのです。

1人では解決できないからこそ、他社員の人とのコミュニケーションを大切にしてください。

自分自身を変えてみる

上司に対してイライラとストレスを感じる時、原因は上司にあるように思えてしまいます。しかしもしかすると原因は自分にある可能性もあるのです。

「人間関係は鏡を見るようなもの」という言い方があります。これは心理学でミラーリングと言われているものです。

自分がイライラする相手は、自分を映す鏡です。つまりは、その原因はそのまま自分に反射して返ってきているということだと考えましょう。

上司に対する返事や態度を明確にしたり、会話もきちんと結論から話すようにするなど心がけてください。自信を持った態度をとるようにするのです。

そうするとミラーリング効果で、上司の態度や言動にも変化が出ます。上司を変えたいのであれば、まずは自分自身を変えることです。

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