我慢しないようにする
上司の存在が苦痛である時、どうにかして我慢しようと頑張る人もいます。心を殺して、自分を消すようにして・・そんな状態で毎日を過ごしているのです。
もちろん仕事ですから、多少の我慢は必要な時もあります。なんでもかんでも思い通りにいくわけではありません。
しかしそれは自分の心があってこその我慢です。そこに心がなくなってしまっては、感情のないロボットになってしまいますからね。
もし心を殺してしまうくらい我慢しているのであれば、それはやめましょう。踏ん張りすぎると、うつ病になってしまうこともあります。
仕事は生活の軸になる大切なものです。しかし資本である心身を維持できなければ、何も意味がありません。
自分の気持ちに蓋をすることがあっても、すべてを消してしまうことがないよう気をつけてください。
人事に相談する
職場に人事部がある場合は、上司のことを相談してください。上司が原因でどれだけストレスがたまっているか&仕事がしにくいかを訴えて相談するのです。
人事部は、円滑に業務ができるよう改善する部署です。あなたが上司のことを相談すれば、すぐに動いてくれるでしょう。
これらは具体的な事例をいくつか用意しましょう。感情的にならずに時系列にして伝えるようにしてください。
上司に非がある場合は、上司に指示・命令がくだるでしょう。または上司かあなたのどちらかが異動となり、離れる処置をしてくれるはずです。
もちろん人事に話すからには、上司にも伝わることは覚悟してください。関係が悪化してしまうことも考えられます。
しかし辞めたいくらいに悩んでいるのであれば、まずは人事に相談するべきです。その対処法をみて、会社に残るかどうかを検討してみてください。
上司を育てる
上司も最初からベテラン上司であるわけではありません。少しずつ上司としても成長していくのです。そこで自分が上司を育てるつもりで接してみてください。
そうすることで、ストレスがやりがいに変化します。上司が成長していくことに喜びを感じられるようになるのです。
ここからは、一般的に部下が上司に対して感じるストレスの原因から育て方を解析していきます。ぜひ参考に試してみてください。
ストレスの原因①:指示方法に問題がある
部下が感じるストレスの原因として一番多いのは指示方法の問題です。上司から指示を出されることが多いので、それが負担やストレスになっているのでしょう。
例えば、
- 指示が明確でないのでわかりにくい
- 毎回言っていることが違う
- 仕事を丸投げする
- 仕事量が許容範囲を超えている
というようなことがあります。
このような場合は、まず上司に対して指示方法を的確に明確にしてもらうよう育てます。そのためには、都度指示をクリアにしていくことが必要です。
『いつまで?』『優先順位は?』『何に使うもの?』ということを問いましょう。そのうえで不明点は上司に細かく確認します。
毎回具体的に質問をすることで、上司は少しずつ聞かれなくても指示してくれるようになります。部下の仕事の進め方を理解してくれるようになるでしょう・
ストレスの原因②:業務態度に問題がある
上司だからといって、業務中に何をしても良いわけではありません。優雅に新聞を読んで指示・命令だけしている上司はストレスになりますよね。
業務態度に問題がある上司には、積極的に意見を求めましょう。仕事に巻き込んでしまうのです。またあえて忙しそうにするのも刺激になるかもしれません。
それでも変わらない場合には、人事や上の人に相談して解決してもらっても良いですね。上司が給料泥棒にならないように手を打ちましょう。
ストレスの原因③:感情的な態度をとる
すぐに怒鳴り散らすような上司もストレスになりますよね。大きな声で威圧する人は、基本的には自分に自信のない人です。怒鳴ることで相手を押さえつけようとしてしまいます。
そこで上司に自信を与えてあげましょう。上司の仕事内容や指示方法が明確であると感謝するのです。怒られた時も、すぐに理解をして謝罪しましょう。
部下が上司を信頼して受け入れることで、上司の態度も和らぐものです。お互いに歩み寄る努力をすることで、良い関係を築いてみてください。
ストレスの原因④:部下の話を聞かない
一方的に話すだけで、部下の話を聞こうとしない上司もいます。これはパワハラ上司にありがちな自己中さが原因でしょう。
そんな上司を育てるには、上手に話をまとめて聞いてもらう環境を作ることです。
「今お時間よろしいですか?〇分ほどでお時間をいただきたいのですが。」
まずは上司の時間を自分にもらえるように依頼してください。そしてOKをもらえれば、上司も話を聞かないわけにはいきません。
そして最初に要約した内容を話します。そこから具体的な内容に話を進めましょう。順序立ててわかりやすく話すことで上司も聞きやすくなります。
例えば、「今進めている企画の件でご相談が2つあります」という前置きから始めてください。どのような件で、何を話したいのか明確にしましょう。
そのうえで「一つ目は~」「二つ目は~」と順序良く話します。最後に「以上ですが、どう思われますか?」と意見を求めましょう。
聞きやすく要件と要点をまとめて話せば、上司も聞く耳を持ってくれます。上手く聞かせる上司になるように育ててみてください。
ストレスの原因⑤:自慢話ばかりする
自分の功績や武勇伝をするのが好きな上司も多いですよね。毎回同じことを聞かされると部下もストレスになってくるでしょう。
このような上司は、まずは褒めることです。自尊心を満たしてあげてください。そうすると上司は上機嫌になりますからね。
しかし繰り返し同じ対応をしていては、上司も育ちません。自慢話ばかりする上司を育てるには、その自慢話を上回ることです。
例えば、「俺は3年間営業成績トップだった!」という武勇伝をする上司がいます。この場合、あなたが4年営業成績トップになるのです。
そうすれば上司は何も言えなくなります。上司を育てることを目標にして、自分が成長できるという一石二鳥な方法でもあるでしょう。
自分にできることをしてから辞める!
上司がストレスで会社を辞めたいと悩む人は多くいます。それは決して、あなたが悪いわけでも弱いわけでもありません。
しかし上司が原因で転職をするなんて、とても無駄なことです。せっかく入社した会社を辞めるという決断は、本来はもっと前向きであるべきでしょう。
だからこそ、自分にできることは可能な限りやってみてください。それでも上司という存在がストレスになるのであれば、それも一つのタイミングだと割り切って転職するのも良いでしょう。
すぐに決断して、後悔することがないようにしてください。上司も人間ですので、うまく付き合う方法や変える方法があるはずです。まずは実行してみてくださいね。