束縛してくる彼氏は結構います。実は、隠れ束縛男子なんかもいます。
少しの束縛であれば、嬉しいと感じる女性も多いです。しかし、彼氏はどんな気持ちで束縛をしているのか、気になりませんか?
ここでは、そんな束縛彼氏の心理についてご紹介します。対処法も併せてお伝えするので、上手く彼の束縛と付き合いましょう。
束縛をする理由、心理とは?
基本的に人間は、自分の考え方を基準に生きています。交際をするという事は、自分とは違う考え方を認める事が必要になります。
男性は女性の「考え方や行動」、女性は男性の「時間」を束縛したがる傾向にあります。お互いに自由奔放に振る舞った場合、交際自体が成り立ちません。
どちらかが自由に振る舞っていて、どちらかが束縛役をしているカップルは多いです。この時、お互いに居心地の良い、「自由人」と「束縛役」のパワーバランスが重要になってきます。
たまに、あなたが束縛の役目をしてあげれば、バランスの調整ができるかもしれません。また、ゆるぎない信頼関係があれば、束縛はあまり起こりません。
では、どのような心理で、束縛してしまうのでしょうか。様々なケースを元に、見ていきましょう。
自分に自信がない
束縛をする理由のひとつは、
彼が「自分に自信がない」と思っているからです。あなたを手放したら、もう彼女ができないと思い、離れていかないように束縛してしまうのです。
彼は、あなたを失う事と、それによって自分が傷つく事を恐れています。もっと愛情を確認したいという気持ちが強いです。
あなたに浮気する気持ちがなくても、彼は自信のなさからくる卑屈な気持ちもあります。そのため、疑ってくる事も多いです。
想像力も逞しいので、ついつい雑に扱ってしまいがちです。すると、ますます束縛がひどくなってしまいます。
「自分なんか…」という気持ちが根底にあるので、愛情を素直に受け取ってもらうのは難しいかもしれません。彼の不安を、いかに取り除くかが上手くお付き合いをする鍵になります。
極端にまじめ
心理学に「投影性同一視」という用語があります。これは、自分の心の中にある自我を、相手にそのまま映し出して、押し付ける事です。
自分が極端に真面目であるがゆえに、相手にも自分と同じぐらいの真面目さを求めてしまいます。無意識のうちに求めてしまうのが特徴です。
また、逆のパターンもあります。本当は浮気願望がある彼氏が、「投影性同一視」によって、あなたを「本当は浮気してるんじゃないか」と疑い、束縛してしまうのです。
自分に浮気願望があるから、同じような事をあなたも考えているに違いない、と思ってしまいます。自分自身と向き合う代わりに、他人に自分の心を映し出し、他人を攻撃するのです…。
まるで鏡のようですね。真面目な彼に信用してもらうためにも、浮気願望がない事を証明するためにも、マメに連絡をする事が鍵となります。
頑固・聞き分けがない
頑固さが理由で、束縛してくる場合もあります。一度決めた事はなかなか変えない性格のため、束縛が習慣になってしまっています。
例えば、束縛がきついと言ったり、喧嘩をした時に、あなたが折れるまで理屈を並べたてるのが特徴的です。客観的に見て、正しいか間違っているかではなく、彼氏の考え方が絶対なのです。
「男女の友情は成立しない」として、例外を決して認めてくれない事もあります。いくら言っても聞いてくれないケースも多いです。
このタイプの彼氏は、プライドがとても高いです。話し合いの過程ではなく、とにかく「結果」にこだわり、負ける事を嫌います。
「自分は彼氏だ」というプライドが高すぎる場合、存在を雑に扱われていると感じると、怒り出す事もあります。鬼のような連絡をしてくるのも特徴です。
あなたが彼氏の言う事を聞き流せるような、大人な対応ができれば良いですが…。ストレスが溜まるようなら、良い恋愛とは言えません。お互いの考えを理解し合えるような関係を目指しましょう。
過去に浮気された、他の男に乗り換えられた経験がある
過去に浮気された経験などがあり、トラウマになっているから束縛する、というパターンもあります。あなたを繋ぎとめたくて、束縛してしまうのです。
しかし、一度あなたも彼氏に束縛されてしまう所がないかどうか、振り返ってみてください。束縛彼氏には「信頼できない」という気持ちが根底にあります。
あなた自身に浮気の前科があったり、元彼と連絡を取り合っていたり、異性の友達が多いなど…。どれか当てはまった場合、束縛される事が多いです。
お互い話し合い、ゆっくりで良いので信頼関係を築いていきましょう。束縛を解決する糸口になってきます。
彼氏が「自分よりカッコいい人の所へ行ってしまう」と思っていて、被害妄想が強い場合もあります。その場合は、彼氏に自信をつけさせる必要性がでてきます。
束縛を和らげるための対処法
束縛を和らげるための対処法についてご紹介します。束縛彼氏に疲れてしまい、彼氏の言いなりになってしまうのは要注意です。
ストレスも知らず知らずのうちに溜まっていきます。あなたが、もし次の恋をした時に、束縛されるのではないか、とトラウマになってしまう可能性もあります。
なにより束縛しすぎる関係は、お互いにとって良い関係とは言えません。彼氏の為にもならないので、少しずつで良いので対処していきましょう。
束縛を感じていることをキッパリと伝える
彼に束縛を感じている事を伝える方法があります。彼は、束縛していることに気付いていない可能性があります。
束縛を感じている事を、はっきりキッパリと伝えるのがポイントです。男性は、会話の中である程度の結論をつけたいと思っている人がほとんどです。
「私はこうしたい」という、自分の意見を伝える事も大切です。例えば、ルールを決めると改善される場合もあります。
「毎日朝と夜はLINEをする」と決めたら、仕事中にLINEが鬼のように来ることは無くなった、など。また、束縛が激しい男性は、精神的に子供だという見方もあります。
「私ばかり気にしないで、ちゃんと働け!」と一喝すると、改善する場合もあります。彼のために怒ってあげるのも、ひとつの愛です。
好きであることを伝える、甘える
彼氏が「自分の事を好きでいてくれているか疑っている」場合もあります。自分から離れていってしまうのではないか、という不安によって束縛してしまうケースもあります。
マメに「好き」「愛してる」「大切、大事」といって言葉で、好きな気持ちを伝えると改善につながります。「いつも○○(彼氏)の事を考えてるよ」という言葉もおすすめです。
肯定するような言葉をたくさんかけましょう。甘えたり、こまめなスキンシップを行う事も効果的です。
また、あまり他の異性の影は感じさせないようにしましょう。束縛彼氏は、「本当は愛されたい、大切にされたい、構ってほしい」という気持ちを持っています。
しかし、その気持ちを素直に表現する事ができず、束縛という形で表現しているのです。子供をなだめるような、おおらかな気持ちを持ちましょう。
なぜそんなに気にするのかを質問する
なぜそんなに信用してくれないのか、ストレートに聞いてみるのも、ひとつの方法です。もしかしたら、彼氏には何かトラウマがあるのかもしれません。
気になっている事があるから、束縛して監視したくなってしまうのかもしれません。お互いに弱さを教え合う事で、信頼関係も築けます。
また、知らず知らずのうちに、彼氏はあなたに依存してしまっている可能性もあります。一見すると、何でも尽くしてくれる良い彼氏です。
しかし、嫉妬心が強いので、こちらに悪気がなくても、仲間外れにされたと思いがちです。お互いに依存し合ってしまうと、二人だけの狭い世界に陥ってしまいます。
友達も離れていってしまう事があります。外部と接触する事を極端に嫌がり、なくそうとする彼氏には注意してください。
束縛する男性心理を理解する
彼氏が束縛してくる理由は、不安からくるケースがあります。例えば、自分に自信がない、過去に浮気されたトラウマがある、など。
極端に真面目で、相手にも同じぐらいの真面目さを求めるケースもあります。相手を自分の鏡として見ているパターンです。
頑固で自分の考えを絶対だと思っている事もあり、なかなか考えを変えてもらうのは難しいかもしれません。しかし、束縛を感じている事を伝えたり、少しずつで良いので対処していきましょう。
好きだという気持ちを伝えて、安心してもらう事も大切です。素敵な恋愛になりますように。