嫌な上司と顔を合わせて毎日働いていると、多大なストレスが溜まります。つい殴りたい衝動に駆られてしまうこともあるでしょう。
しかし感情を暴力で解決してはいけませんよね。ましてや上司を殴るなんて、クビにしてくださいと言っているようなものです。
まずは自分の精神を落ち着かせて、別の方法でストレス発散できるように回避しましょう。そうすれば殴るという大惨事は避けられるはずです。
そこで今回は、上司を殴りたい衝動を抑える方法を紹介します。殴ってから後悔しても遅いです。予兆がある人は、ぜひ参考にして頭に入れておいてください。
上司を殴るとクビになる?殴りたい衝動を抑える方法を紹介!
上司を殴るとクビ?罪になる?
上司を殴るとクビになるかどうか・・は一概には言えません。理由や怪我や立場など、状況によってもさまざまでしょう。
しかし上司を殴るということで解決する問題はありません。むしろ余計に上司からは嫌われ、職場での評価が下がる一方です。
そのまま自主退職に追い込まれてしまうことも多いでしょう。事実上のクビというわけですよね。
また怪我の程度によっては、傷害罪になることもあります。上司に被害届を出されたら、クビどころか犯罪になってしまうわけです。
つまり殴って良いことなんて一つもありません。一時的に感情がおさまるだけで、あとは暗い未来しかないでしょう。絶対に殴る前に感情を抑えるべきなのです。
上司を殴りたい衝動を抑える方法
握りこぶしを撫でて深呼吸
殴りたいと衝動的に感じると、人は利き手で握りこぶしを作りますよね。そして相手に向かって一発あびせてしまうわけです。
そこで利き手でない方の手をパーにして、そこに数発パンチしてください。こぶしを包んで撫でるようにしましょう。
そして目を閉じて深呼吸します。息を吸い込んで、ゆっくりと10秒数えながら吐き出すようにしてください。
深呼吸をすると、交換神経の興奮を抑えることができます。リラックス状態になるので、落ち着きを取り戻すことができるのです。
深呼吸を3回すると、血圧が30㎜Hg下がるという結果も出ています。身体にも心にも良い深呼吸をぜひ実践してみましょう。
殴ったことを想像する
殴る前に一度目を閉じて、そのまま殴った自分を想像してみてください。この想像力を働かせることには、二つの効果があります。
一つは、上司が殴り倒れる想像をするだけで気持ちがスカッとする効果です。痛がって謝罪しているところを妄想して満足できるようにしましょう。
もう一つは、殴ったことを想像して大惨事になることまで想定することで衝動を抑える効果です。殴れば上司を傷つけてしまいます。
もしかすると傷害罪になるかもしれません。
もしかすると仲間がいなくなるかもしれません。
このような最悪な事態を想像できるようにすることで、殴りたい衝動を抑えることができるでしょう。
冷静に怒りについて分析する
殴りたい衝動になると、冷静な判断ができない状態です。だからこそ過ちをおかしてしまい、後悔することになるのでしょう。
しかし殴りたい時こそ、冷静さが必要です。頭に血が上った時、瞬時に頭の中を整理できる術を身につけておくようにしましょう。
『怒り』に対する理由や矛先について分析するのです。
例えば、
『上司の意見に対して反論した。
上司が激怒した。
上司に罵倒された。
上司に怒りがこみあげてきた。
上司を殴りたい衝動になった。』
ということがあります。
最終的に罵倒されたことが、怒りの引き金になったのでしょう。しかし元をたどれば、反論の仕方が悪かったのかもしれません。
最初に上司を怒らせたのは、自分です。罵倒した上司も悪いですが、激怒させた自分にも非があるわけです。
そこまで分析できれば、一方的に殴ることは間違いだと気づくことができます。話し合いで解決することができるようになるでしょう。
トイレに行き大声を出す
殴りたい衝動というのは、怒りが体内で消化できないことが原因です。こみあげてきた怒りを外に排出させようとして、殴るという行動に出るのです。
そこで排出を別の方法でおこなうことで、対応してみましょう。殴ることと同じようにエネルギーや怒りを排出するのには、大声を出すと良いです。
できればトイレなど場所を移してください。そして何も考えずに心の叫びをそのまま声に出しましょう。
『この馬鹿が!ふざけんな!』
『バカヤロー!』
『お前なんてクビになっちまえ!』
一通り叫ぶと、毒素がなくなるのでスッキリします。体内のモヤモヤが、言葉になって体外に出されるのです。とにかく思いのままに叫んでみてください。