上司との飲み会マナー・トーク術・お礼とは?

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上司との飲み会マナー・トーク術・お礼とは?

《飲みにケーション》という言葉もあるように、飲み会で親睦を深めることが多いです。上司との飲み会が頻繁にあるという会社も増えているでしょう。

飲み会は無礼講だと言われることもありますが、会社外とはいえ上司です。基本的なマナーを心得ておく必要があります。

そこで今回は上司との飲み会について、マナー&トーク術&お礼まですべてお伝えします。気持ち良い飲み会ができるように、勉強しておいてください。

上司との飲み会マナー

上司は上座に案内する

飲み会での席は、必ず上司を上座に案内しましょう。上座とは、出入り口より一番遠い席になります。先に入ったからと奥から座らないように注意してください。

飲み会の中でも若手や新人は下座を確保します。下座とは、出入り口に一番近い席です。料理やドリンクが運ばれてきたら、率先して動けるようにしておきましょう。

上着を預かりハンガーにかける

飲み会ではジャケットを脱いでくつろぎたいと思いますよね。そこで座席についたら、上司の上着を預かるように声をかけましょう。

「部長、ジャケットかけておきますか?」と尋ねてください。そこで上着を脱いだら預かって、ハンガーにかけておいてください。

もしハンガーがなければ店員さんに聞いてみましょう。通常の居酒屋であっても、必ずハンガーは用意しているので、持ってきてもらうと良いです。

乾杯

ファーストドリンクが全員揃ったら、乾杯をしてからドリンクを口にします。勝手に飲み始めないように注意してください。

乾杯するときは、上司よりもグラスを高く上げてはいけません。グラスを合わせるときは、上司よりも下げて重ねるようにしましょう。

お酌

大勢での飲み会の場合は、瓶ビールやピッチャーで運ばれてきます。上司に手酌をさせないように、率先してお酌をしてください。

瓶ビールの場合は、ラベルを上にして右手で持ち左手を添えます。瓶がグラスに強く当たらないように注意してください。

お酌のタイミングは、上司のグラスが空になってからでは遅いです。中身が2~3割くらいになったら注ぐように意識しておきましょう。

勝手に注ぐのではなく、「お注ぎします」と声をかけてからにしましょう。もしくは「何か他のもの頼まれますか?」と聞いてください。

上司が拒否をすれば、無理に注ぐ必要はないのでそのままで良いです。その場合は念のために水かお茶だけ頼んでおくと良いでしょう。

お酒を注いでもらう

飲み会では上司がお酌をしてくれることもあります。その場合は拒否せずに、お礼をして注いでもらいましょう。

グラスは必ず両手で持ち、注いでもらったら一口飲むようにしてください。できるだけ断らずに応じた方が良いですが、無理しないように気をつけてください。

料理の取り分け

飲み会では、ドリンクだけでなく料理にも気を配らなくてはいけません。大皿で料理が運ばれてきたら、まずは上司の方から置くようにしましょう。

サラダなどは、どんどん小皿に取り分けてください。唐揚げなどは、取り分けせずに置いておくだけでも良いでしょう。

目の前のお皿が空になったら、すぐに下げることも忘れずに。そして「何か頼みますか?」と聞いて注文をしましょう。

自分が食べるとき

合間を見て、自分も料理を食べてください。ただ食べ始めは、上司が箸をつけてからにしましょう。お腹がすいていても、それまでは我慢してください。

また若い人の方が食べる量もスピードもあるでしょう。しかし飲み会では上司のペースに合わせて抑えることも必要です。ガツガツ食べないようにしてください。

喫煙者

最近の居酒屋は禁煙の方が多いです。喫煙する場合は、喫煙ルームに移動する必要があります。もし上司が喫煙者の場合は、喫煙ルームについて説明しておきましょう。

また自分が喫煙者の場合、たばこは我慢してください。もし上司に誘われたらお供する程度にして、1人で喫煙ルームに行かないようにしてください。

支払い時

飲み会をする場合は、

  • 割り勘
  • 会費制
  • 上司のおごり

といくつかの支払いパターンがあります。

もし会費制で、自分が幹事の場合は事前に会費を集めておきましょう。当日は細かい金額が揃わないこともあったり、酔っている人も出てきてバタバタしてしまいます。

また割り勘の場合は、率先して金額の徴収をしてください。細かい金額でも、全員にきちんとお釣りを渡せるように小銭を準備しておくと良いです。

飲み会によっては上司がご馳走してくれる場合もあります。その場合でも、支払う意志を見せることを忘れないようにしましょう。

それもご馳走してくれる場合には、全員で感謝を伝えてください。

退席時

飲み会が終わって退席するときは、お店を最後に出るようにしましょう。酔っている人も多いので、意外と忘れ物をしていることもあります。

テーブルの上や座席の周辺、それに上着など、忘れ物がないか確認してください。何もなければ、最後にお店を出るようにしましょう。

上司との飲み会トーク術

無理に話さず聞き役に徹する

上司との飲み会では、意気込んで話す人も多いでしょう。しかし無理に話す必要はありません。それよりも聞いて膨らますことを意識すると良いです。

そこで自分が話す内容を考えるよりも、上司に聞きたい内容を考えましょう。質問をいくつか考えておけば、飲み会のトークで困ることはありません。

そして上司の返答内容を膨らませてください。

「お休みの日は何をしているのですか?」
→『最近ジョギングを始めたんだよね』

このような返答の場合、
「どれくらい走っている?」
「大会とか目標してる?」
「きっかけは?」
「長距離を走るコツは?」
とさらに質問する内容が出てきますよね。

自分が聞きたいことを頭の中で考えて、話が膨らむように聞いてみましょう。そうすれば自然とトークが弾みます。

どんなことにも興味を持つ

上司の話には、自分の興味のないことや知らないこともあるでしょう。しかし適当に相槌をしようという気持ちでは、トークが弾むことはありません。

まずは、上司のことを知りたいと思いこみましょう。そう思うことで、どんな話であっても、心から興味や関心が出てくるものです。

自分が知らない世界を見てきた人の話は、自分にとっても有意義なものになります。新しい価値観や発見を与えてくれるでしょう。

上司に対して好奇心を持つことを、あえて意識してトークすることがトーク術につながります。ぜひ心がけてみてください。

ミラーリング効果

相手と同じ行動をとるミラーリングも効果的です。これは行動だけではなく、言葉も合わせてみましょう。上司の言葉を繰り返すのです。

上司「最近は、いろいろと仕事の進め方も変わってきて大変だよ」
自分「ほんとに進め方が変わって大変になってきましたよね」

上司「お酒を飲んでいると、仕事も家族も忘れられて気持ちがいい」
自分「お酒には日常を忘れさせてくれる効果があるので気持ちいいですよね」

言っていることは、ほぼ同じです。上司の言葉を少し言い換えて敬語にしているだけになります。このオウム返しをすると、上司は同調してくれたように感じていい気分になります。

これに合わせて、話すスピードや仕草も上司に合わせてみましょう。自然と親近感もわいてくるので、トークも弾みます。

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