人には、本能で身体が反応してしまう生理現象というものがあります。自分の意志や理屈に関わらずに感じてしまうものです。
例えば、
- トイレに行きたくなる
- 気持ち悪くて嘔吐をする
というようなことも生理現象の一つとなります。
もし上司が生理的に無理だという場合、存在しているだけでも鳥肌が立つこともあるでしょう。ここまで症状が悪化すると、毎日職場にいくのが苦痛になってしまいます。
では生理的な嫌悪感を和らげるには、どのようなことをしたら良いのでしょうか。今回は上司が気持ち悪いときの対処法を紹介します。
生理現象でも努力次第で改善することは可能です。諦める前に、対処法を試してみてください。
上司が気持ち悪い…生理的に無理だと感じたときの対処法とは?
はっきり「嫌だ」と伝える
生理的に気持ち悪いと感じるのには、大きく2つの要因があります。
1つは、明らかに見た目が不衛生な場合です。不潔で臭いも強烈であると、本能で受け付けないという拒絶反応が起こるでしょう。
もう1つは、何かしらのトラウマがある場合です。上司に気持ち悪いことをされたり、嫌な思いにさせられると生理的に拒絶してしまうようになるのです。
上司に対して生理的に無理だと感じるのは、後者であることがほとんどでしょう。何かしらのトラウマを作られてしまっているのです。
そこで上司であっても正直に「嫌だ」と伝えるようにしてください。しつこくされたり、個人的に誘われたり、ボディタッチされたりする場合、嫌だという態度を示します。
また気持ち悪い&生理的にたえられないことをはっきりと伝えるようにしましょう。「NO」とはっきり言うのです。
パワハラ上司やセクハラ上司の大半は自覚なく不快感を与えています。生理的に無理と思わせている上司も自覚がない場合がほとんどです。
だからこそ「YES」と「NO」の境界線を部下が示していく必要があります。上司に「あなたの言動は気持ち悪い」ということを自覚させてください。
少しずつ言動を改めてくれるはずです。そしてあなたの中にある気持ち悪いという不快感も徐々に減少していくでしょう。
なるべく接点を持たないようにする
生理的な拒絶反応は、身近な人ほど強く感じます。1日に数十回言葉を交わす関係であれば、より気持ち悪いと感じる頻度も度合いも高まるのです。
そこで、なるべく接点を持たないようにしましょう。もちろん職場の上司である以上は、完全に無視するわけにはいきませんよね。
最低限の挨拶や業務連絡は社会人として怠ってはいけません。しかし必要以上に接点を持つ必要はないです。挨拶も言葉も極力回数を少なくするようにしてください。
また仕事とは関係ないメールに返信することはやめましょう。ランチの誘いも業務外なので断っても問題ありません。
あからさまに『あなたと関わりを持ちたくありません』という態度で挑むのです。人の気持ちや場の空気が読めない上司にも、わかるような態度で接するようにしてください。
あなたから距離をとることで、上司も無理に距離を縮めようとはしてこないはずです。毅然とした態度でいるようにしましょう。
愛想良くしない
上司に愛想を良くすることは、仕事の1つだという人もいます。もちろん上の立場の人に失礼がないようにするのは、社会人として常識ですよね。
しかし生理的に無理だと感じている上司にまで、無理に愛想良くする必要はありません。あなたの愛想が上司を勘違いさせてしまっている可能性もあるのです。
上司との会話で、
- 笑顔をふりまく
- 恥ずかしがる
- オーバーリアクションをとる
というような愛想はやめてみてください。
あなたのリアクションが良いことで、上司も調子にのってしまいます。それが気持ち悪さに磨きをかけていることもあるでしょう。
人間の心理として、
- いつもニコニコしている愛想の良い部下
- ぶっきらぼうで不愛想な部下
であれば、明らかに前者の方に声をかけたくなりますよね。
愛想の良さが、隙になっていることがあるのです。上司に隙につけこまれないように、不愛想なくらいで対応すると良いです。
プライベートの話はしない
上司が生理的に気持ち悪いときには、完全に仕事の人だと割り切ることが大切です。スイッチを『ON』状態にしておけば、多少の生理現象も我慢できるでしょう。
どんなに寝不足であっても、職場で寝る人はいないですよね。これは眠いという生理現象をスイッチONにすることでコントロールしているわけです。
同じように完全に仕事モードに切り替えて上司の対応をしてください。そうすれば仕事上の会話は割り切って話せるでしょう。
反対にプライベートな話は一切しないことが大切です。一度でもプライベートな話をしてしまうと、個人的なことにまで介入されてしまう恐れがあります。
そうなるとONとOFFの切り替えができなくなってしまいます。仕事中もプライベートもイライラと苦痛を感じてしまうでしょう。
自分からしないのは当然ですが、聞かれても曖昧にはぐらかしてください。また「それは個人的なことなので・・」とシャットアウトしてしまうのも良いです。