上司は嫌われるのが仕事?部下に嫌われる上司の特徴とは?

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上司は部下に嫌われるのが仕事なのか・・と思うことはありませんか?上司になった途端、部下との距離を感じてしまうことがありますよね。

叱咤激励しつつ、部下を育てて管理するのが上司の役目です。時には心を鬼にして、言いたくないことを伝えることもあるでしょう。

それでも尊敬されて、人気のある上司だって存在しています。好かれる上司と嫌われる上司の違いとは、どのようなことなのでしょうか。

そこで今回は、部下に嫌われる上司の特徴を紹介します。憧れの上司を目指している人は、ぜひ反面教師として参考にしてくださいね。

上司は嫌われるのが仕事?部下に嫌われる上司の特徴とは?

指示が的確でない

部下が上司に求めるのは、的確な仕事の指示です。人間性がどうであれ、指示さえ明確であれば仕事はスムーズにできますからね。

しかし、この『指示』が下手な上司がいます。これでは部下の仕事にまとまりがなくなり、仕事がやりにくくなるのです。

では指示が下手というのは、どのようなことなのでしょうか。

指示内容が曖昧でわかりにくい

指示している内容がよくわからない上司がいます。上司が解釈している内容を上手く伝えられないため、部下が理解できないのです。

『あれをあそこに運んでおいて』
『あの資料を次の会議に使うから、必要枚数コピーお願い』
『明日の営業に前のあれ持っていくから宜しく』

このように『あれ』『あの』と言われても部下はわかりませんよね。秘書ではないので、すべての上司の行動を把握しているわけではないのです。

また明確な時間や場所や部数の指示がないと、何を基準に用意していいかもわからないです。これではミスが出ても仕方ないでしょう。

いつも一緒に組んでいる部下やベテランでない限りは、曖昧な指示はやめるべきです。誰にでもわかりやすい指示をしましょう。

『あれをあそこに運んでおいて』
→『入口に置いてあるサンプル品を〇番会議室に運んでおいて

『あの資料を次の会議に使うから、必要枚数コピーお願い』
→『PCの〇〇フォルダにある資料を13時からの会議に使うから、10部コピーお願い

『明日の営業に前のあれ持っていくから宜しく』
→『明日行く営業に菓子折りを持っていくから、和菓子10個入りを買っておいて

このように明確な指示をすると、部下もミスなく業務を遂行できます。面倒でもわかりやすく伝えるように意識することが大切です。

指示内容がコロコロ変わる

指示が一貫していない上司もいます。昨日と今日、さっきと今。まるで言っていることが違うのです。

もちろん方針が変更することで、指示が変わることもあります。その場合は『申し訳ないが』と頭につけたうえで変更を伝えれば問題ないでしょう。

しかし方針ではなく単にコロコロ変更するのでは困ります。しかもお詫びの一言もなく、当たり前のように変更を告げるのです。

これでは部下は何をして良いのかわかりません。それにやってきた業務が無駄になってしまうのでストレスになるでしょう。

指示内容が的確でない

上司が指示をしていても、実際に業務をしているのは部下です。仕事の流れを一番わかっているのは、実は部下であることが多いでしょう。

そのため上司が流れを把握していないと、部下は違和感を持ちます。指示や判断が的確でないことは、部下自身が感じるのです。

ただ資料だけを見て、マニュアル通りの指示をしてはいけません。随時、部下の話を聞き仕事の状況を見るようにしましょう。

指示内容が重複している

自分が指示したことを忘れてしまう上司がいます。同じ人に同じ指示をすることや別の人に同じ指示をすることもあるのです。

指示が重複してしまうと、従っている部下は無駄な時間と労力を使うでしょう。これでは仕事の意味がありませんよね。

適当に指示をするのではなく、誰に何をいつまでにお願いしたのかを把握する必要があります。指示管理ができていない上司は嫌われるでしょう。

人によって態度が違う

上司の中には、人によって態度が違う人がいます。このように自分の好みや立場によって態度を変える上司は、部下に嫌われるでしょう。

まずは上司にとっての、上司と部下によって態度が違う人です。

自分より上の立場の人→ヘコヘコ頭を下げる。良い顔をする。
自分より下の立場の人→偉そうにする。横柄な態度をとる。

このように上下関係や立場によって、コロコロ態度を変える人は信頼できませんね。

もう1つは部下によって好き嫌いのある上司です。

自分が気に入っている部下→ミスを責めない。すぐに褒める。質の良い仕事を依頼する。
自分が気に入っていない部下→すぐに怒る。意見を否定する。質の悪い仕事を依頼する。

好き嫌いがあるのは仕方ないですが、それを仕事に出す上司は嫌われます。誰が見ても気分が悪いでしょう。

上司として、誰に対しても公平かつ毅然とした態度でいる人こそ尊敬できる人です。凛とした姿を部下に見せられるようにしましょう。

頼りない

上司とは、頼れる存在であるべきです。頼りないというのは、上司として致命的でしょう。このような上司には誰もついていきません。

頼りない上司というのは、判断力・決断力・実行力のない人です。部下が相談をしても、何も決めることができずに悩んでしまいます。

そして決断や実行する勇気がないので、何も行動に移そうとしないのです。そのため常に現状維持になってしまい、つまらない仕事となるでしょう。

頼れる上司とは、判断力・決断力・実行力のある人です。仕事の軸を持っているので、自分の意見や意志も明確にあるのでしょう。

そして失敗することを恐れずに挑戦を続ける強い気持ちがあるのです。だからこそいつも輝いていて、部下もついていきたいと感じます。

頼りない上司では、正直いる意味がありません。いざという時に上司という存在は頼れる人でなければいけないのです。

すぐに怒鳴りつける

上司は叱咤激励しつつ、部下を育てていく役目があります。時には厳しく怒らなければならないこともあるでしょう。

しかし『厳しく怒る』ことと『すぐに怒鳴りつける』ことは、まるで意味が異なります。これは基準がどこにあるのかということが関係しています。

厳しく怒るというのは、部下のことを考えている証拠です。部下に同じミスをさせないように、成長してもらうために必要なことです。

そこで部下に納得してもらえるように、きついことも伝えなければいけません。冷静に厳格に怒らなければならないのです。

すぐに怒鳴りつけるというのは、頭に血が上っているだけです。そこには自分の感情しかないでしょう。

一時的な感情で怒鳴ることは、部下の成長にはなりません。ただ感情をぶつけられても、部下は不快になり反発をするだけなのです。

短気は損気という言葉があります。これは気が短い人は、結局自分が損をするという意味です。まさにすぐに怒鳴る上司とは、この言葉通りでしょう。

すぐにカッとなるのではなく、まずは落ち着いてください。そして部下のためになる厳しさを提供するようにしましょう。

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