小言を並べるというのは、『不平・文句・苦情』を言うということです。小言をうるさく並べていると、職場の士気も下がってしまいますよね。
どうにかして黙らせたいと誰もが感じているでしょう。しかしストレスを抱えている上司ほど、部下に小言を言ってくるものなのです。
対応1:すべて同意しておく
小言がうるさい上司は、言うことでスッキリしています。ただ言葉にして言いたいだけなので、好きなだけ言わせておくのが良いでしょう。
もちろん否定してはいけません。どんなことでも同意しておいてください。部下が同意してくれることで満足して、黙ることでしょう。
『そうですね』
『わかります』
『その通りです』
適切な相槌をうっておきましょう。必要以上に賛成して、一緒に小言を言う必要はありません。可もなく不可もなく同意しておくのが一番です。
対応2:返事して流す
小言を真摯に受け止めていては、部下の身が持ちません。上司もすべて本気で言っているわけではなく、少し感じたことを小言として話しているだけのことです。
そこで聞いている方も、返事だけして流してしまうのが一番です。嫁の小言と同じです。とにかく言いたいだけであり、意見を求めているわけではありません。
仕事をしながら返事をすれば、上司も満足します。そのうち仕事をしている部下を見て、自分も仕事に戻っていくことでしょう。
対応3:動じない
小言がうるさい上司は、自分が苦情を言うことでダメージを与えていることもあります。それを見てストレス解消をしているのです。
そこで小言には動じない姿勢を見せましょう。困ったり悩んだりしてしまうと、上司の思うツボです。さらに小言がヒートアップしてしまうこともあります。
何を言われても表情を変えずに返事しておけば良いのです。ダメージがないことがわかれば、小言が無意味だと気がつきます。すぐに黙るようになるでしょう。
タイプ⑤自慢話が永遠に続く
自分の武勇伝や自慢話をいつもしている上司もいます。何回も同じ話をするので、聞いている方はうるさくて仕方がないですよね。
このような上司は、過去の栄光にすがりついているタイプです。また他で褒められることが少なくなり、部下から賞賛の言葉が欲しいという心理もあります。
対応1:何度でも褒める
とにかく部下に『凄い』と思ってほしいタイプの上司です。ここは、希望通りに何度同じ自慢話をされても褒めてあげるのが一番でしょう。
『わー凄いですね』と笑顔で言われればそれで満足なのです。もうそれ以上うるさく言うことはないでしょう。
もし忙しいときには『その話、今度ゆっくり聞かせてください』と流しておいてください。社交辞令も部下の役割の一つです。
面倒ですが、褒めておけば害のない単純なタイプです。うまく扱うようにすれば、すぐに黙らせることができるでしょう。
対応2:あえて褒めない
あまりにもうるさい場合には、もう褒めないというのも対処法です。褒められることを当たり前だと期待しているので、褒められなくなれば言うことも減るでしょう。
ただ無視をするのではなく『そうなんですね~』と普通に流してしまうのです。反応があまりよくない感じにしておくと、手応えがないので何も言わなくなるでしょう。
対応3:ワンランク上の話をする
自慢話や武勇伝ばかりするのがうるさいときは、もっと凄い話をして黙らせましょう。上司の話が逆に恥ずかしい話にしてしまうのです。
『俺は6か月連続で営業トップだった』と自慢していたとします。その場合『〇〇さんは1年連続トップだったらしいですよ』と笑顔で返してしまいましょう。
上司はそれ以上何も言えなくなってしまいます。以降同じような自慢話もしなくなるでしょう。
タイプ⑥オーバーリアクション
帰国子女のように、声や身振りが大きくなんでもオーバーリアクションな上司がいます。うるさいというより、うざい印象です。
性格が悪いわけではないので大きなストレスはないかもしれません。ただ毎日一緒にいると暑苦しくなり、黙ってほしいと思うこともあるでしょう。
対応1:自覚させる
オーバーリアクションというのは、あまり自覚のない人が多いです。もともとの性格なので無意識にリアクションが大きくなってしまうのでしょう。
そこで上司に『いつもお元気ですね』『帰国子女ですか?』と聞いてみてください。少し嫌味のようでもありますが、自覚してもらうきっかけになります。
まずは上司自身に自分が人よりうるさい人だと知ってもらいましょう。そうすれば少しずつ改めてくれるはずです。
対応2:同じようにモチベーションを上げる
オーバーリアクションな上司は、常にテンションが高い状態です。これはモチベーションの高さにもつながるので、決して悪いことではありません。
そこで自分も上司の真似をして、同じようにモチベーションを上げていきましょう。上司を黙らせる方法ではないですが、同じ場所に立つことでうるささが気にならなくなります。
対応3:はっきり伝える
どうしても気になる場合は、はっきり伝えるもの良いでしょう。このタイプの上司は、基本的には器が広くて前向きです。
自分がうるさいとは思ってもいなかったので、はっきり言ってくれたことに感謝してくれることもあります。そして少しずつ改善してくれるでしょう。
タイプ⑦心配性で過干渉
部下のミスや失敗は、上司の管理責任が問われます。あまり部下を信用できていないと、動向が気になりすぎてうるさくなってしまうのです。
これも両親のような気持ちなのかもしれません。子供のことが心配であり、親の責任を果たせているかと不安になってしまうのですね。
対応1:信頼してもらう
このような上司には、まず信頼してもらうのが一番の黙らせる方法です。信頼は簡単に築けるものではなく、日々の積み重ねです。
小さなことでも約束を守り実行していくことで、上司は過干渉にはなりません。もう大丈夫だと信頼してもらえれば何も言わなくなるでしょう。
時間はかかるかもしれませんが、反発せずに信頼を築くことに努めてみてください。
対応2:第三者に伝えてもらう
心配性な上司も自覚がなくうるさくなっていることが多いです。過干渉な親ほど、自分が過干渉であることに気づいていないでしょう。
そこで第三者に『ちょっと心配しすぎだよ』と一言伝えてもらいましょう。上司に過干渉であることを自覚してもらうのです。
第三者から言われることで上司自身も素直に受け止めることができるはずです。そして見守るということを意識してくれるようになるでしょう。
対応3:大丈夫だと言う
こちらも自覚してもらう方法として、心配してくる上司にはっきり自分の気持ちを伝えてみてください。もう少し信頼してほしいということを伝えるのです。
『大丈夫なので、もう少し見ていてください』
『困ったときは自分から相談します』
『御心配は嬉しいですが大丈夫です』
そう伝えれば上司も少し引いてくれるはずです。あなた自身も上司に頼りすぎたり甘えすぎたりしないように気をつけてください。
タイプに合った対処法をすること
何かしらのタイプでうるさい上司というのはいるものです。上司ですからうるさいのも仕事の一つであるともいえるでしょう。
しかし少しでも黙らせる方法を考えてみてください。上司の隙や裏をつけば、意外と簡単に静かになることも多いです。
うるさいと言えない相手だからこそ、慎重にうまく行動してみてください。きっと職場環境は改善に向かうでしょう。