残業好きな上司の対処法
割り切って帰る
上司が残業をしていると帰りにくい雰囲気が漂いますよね。自分の仕事がなくても、なんとなく帰れなくてダラダラと残ってしまうこともあるでしょう。
しかし仕事がないのに残業するのは苦痛でしかないです。『気まずい』『申し訳ない』という気持ちは捨てて、帰るようにしましょう。
上司が残業しているのが、あなたの仕事やミスによるものであれば話は別です。自分のせいで残業をしているのであれば、一緒に残るのは当然でしょう。
しかしそうでない場合は、上司の仕事は上司の責任です。あなたの仕事が終わっているのであれば、割り切って帰るようにしましょう。
自分の仕事を完璧に遂行する
残業している上司の中には、仕事を明日に回すことを許さない人もいるでしょう。残業せずに帰ると『もちろん仕事は完璧だろうな?』というチェックが入ります。
そこで仕事を残していると、上司は良く思いません。しかし完璧に仕事をしていれば、何も口出しすることはできないでしょう。
残業好きの上司がいる場合は、とにかく自分の仕事を完璧にしてください。それが残業を回避する一番の方法になるのです。
残業できる日のみ声をかける
もし上司が毎日残業をしているのであれば、週に1~2回でも良いので声をかけてみましょう。自分の予定がない日のみ残業の手伝いをするのです。
「何かお手伝いできることはありますか?」と聞いてみてください。もし必要であれば、何か依頼されるはずです。
毎日声をかけると、残業に付き合うのが当たり前の空気になってしまいます。週に数回であれば、できる日のみ手伝うという流れができるでしょう。
自分の負担にならない程度に、時折上司を気遣うような言葉をかけてください。それだけでも上司に与える印象はプラスになります。
差し入れをしておく
上司が残業をするようであれば、差し入れをしておくだけでも好印象です。部下の気持ちは上司にも伝わることでしょう。
コーヒーやお茶をデスクに置いておくだけでも良いです。もしコンビニが近くにあれば、100円ほどのチョコやスイーツでも喜ばれます。
要するに大切なのは、気遣う気持ちです。自分は定時で帰る場合でも、残業している上司を見ないふりするのは辞めましょう。残業に敬意を示すだけでも上司は満たされるのです。
定時前に仕事を手伝う
もし上司が多くの仕事を抱えていたり、仕事が進んでいない様子であれば定時前に手伝いましょう。定時が18時の場合は、自分の仕事を1時間前には仕上げるよう意識します。
そして残りの1時間は、上司の業務を手伝う時間にしてください。もしすべての業務が終わらなくても、きちんと手伝っていれば帰りやすくなります。
周囲の人と協力して、上司の業務を負担してみましょう。上司の残業もストレスも減ることで、スムーズに仕事が進むようになるのです。
朝活を進めてみる
仕事が多くても残業しない人の特徴として、朝活をしているという共通点があります。朝活とは文字通りに、朝早く来て業務をすることです。
就業時間が9時からであれば、7時半頃に出社して仕事をします。朝はほとんどの社員が来ていないので、朝はとても仕事がはかどるものです。
また朝は脳が一番活性化します。アイディアや構成を考えるのであれば、朝が一番閃きもあることでしょう。
そこで上司に朝活を促して、残業を減らしてもらうように仕向けてみます。まず朝活の良さを話して、自分が朝活をしたいと提案してみましょう。
そして、いかに業務が進むのかアピールしてみてください。それに関心を持ってもらえれば、上司もあなたと朝活を試してみようと考えるはずです。
もちろん言葉は慎重に選ぶ必要があります。「残業するなら、朝早く来たらどうですか?」と見下すように言っては怒らせてしまうので気をつけてくださいね。
業務分担を提案する
もし上司が1人で仕事を抱えているようであれば、部下でできることを伝えて業務分担をしましょう。上司の中には仕事の分散が下手な人もいます。
うまく人を頼ったり使ったりできないため、つい自分で仕事をこなそうとするのです。結果的に残業が増えて、周囲に迷惑をかけることになるのでしょう。
もし上司が不器用な人であれば、部下が手を貸してあげてください。うまく上司に声をかけて業務分担ができれば、部署全体の効率も良くなります。
まずは出来そうな仕事を「やらせてください」と率先して伝えてみてください。上司も内心『助かった』とい感じて仕事を任せてくれるでしょう。
休憩時間にコミュニケーションをとる
残業している上司を横目に帰宅するのは、とても気まずいですよね。また上司からの評価も下がってしまう要因になるでしょう。
積極的に上司と一緒に残業する部下がいれば、必然とお気に入りになってしまいますからね。しかし評価を上げるために残業するのも苦痛です。
そこで残業せずとも評価を上げる努力を重ねておきましょう。日々の仕事を完璧にこなすのはもちろんですが、コミュニケーションをとることも大切です。
休憩中には積極的に上司とコミュニケーションをとりましょう。ランチの時間に誘ってみたり、上司が休憩スペースに行ったら隣をキープして話してみてください。
ちょっとした隙に入り込むことで、残業をしなくてもお気に入りになることは可能です。コミュニケーションをとることを意識してみてください。
残業反対について申し出る
あまりにも上司が残業好きであり、部下にも強要してくるようであれば抗議することも大切です。残業の強要は労働基準法でも禁止されています。
残業反対の人で集まり、上司に申し出てみましょう。複数名で訴えれば、上司も考えを改めてくれるはずです。
まずは数字で明確な残業時間などの統計をとっておきます。平均的に月何時間の残業をしているのか、数字にします。
また残業の仕事内容について、『必要なのか』『必要でないのか』も意見を集計しておきましょう。残業の強要をされていても、明日でも良い仕事内容であることも多いです。
申し出る前準備として、残業に対する資料を作って事実に基づいて話をしましょう。そうすれば上司も納得せざるを得なくなります。
人事部に相談する
もし上司の残業が改善されない場合には、人事部に相談してみましょう。人事部は労働条件を改善させるための部署なので、相談をすれば必ず動いてくれるはずです。
上司に申し出るときと同じように、まずは申告書を作成しましょう。どれくらいの人が残業について悩んでいるのか署名をします。
そして月の残業時間や業務時間をまとめてください。それにより感じているストレスや苦痛な気持ちも記しておきましょう。
そして代表者が人事部に相談してください。人事部は必ず業務改善のために動いてくれます。もしそれでも改善されない場合には、会社は変わらないということです。
どうしても苦痛であり改善も見込めない場合には、異動や転職を視野にいれるのも一つです。まずは自分のワークバランスを整える努力をしてみてくださいね。
残業をしない方向に上司を誘導する
残業好きな上司がいると、毎日の当たり前のように残業をすることになります。残業は良いことだという思い込みがあると、残業しない人が悪いようでストレスになるでしょう。
しかし業務時間に仕事をするのが基本です。不要で余計な残業は、会社にとってマイナスしかないのです。それを認識していきましょう。
そのうえで、残業好きな上司の特徴を考慮してください。そして特徴から適している対処法を見つけていくと良いです。
あなたが動けば、上司を動かすこともできます。何もせずにストレスを抱え込まずに、まずは行動してみてくださいね。