仕事をしていると、自分の思い通りにいかないことが多々あります。中には理不尽な上司の要求に振り回されることもあるでしょう。
真面目な人であるほど、理不尽な上司に不信感を抱いてしまうものです。筋の通らないことに対して、拒絶する気持ちも出てきますよね。
しかし相手は自分よりも目上の人です。どんなに意に沿わないことであっても、従うしかないこともあります。それが大きなストレスになっていくでしょう。
このような上司に言い返すのは、社会人としてありなのでしょうか。もしくは我慢して耐え続けるしか方法はないのでしょうか。
そこで今回は、理不尽な上司との付き合い方について紹介していきます。理不尽な上司のせいで苦痛な思いをしないよう、うまく付き合っていきましょう。
理不尽な上司との付き合い方9選とは?言い返すのはあり?
理不尽な上司とは?
まずは、理不尽な上司について考えてみましょう。理不尽な上司とは、単に恐いやむかつく上司というわけではありません。
理不尽とは、
- 物事の筋が通らないこと
- 滅茶苦茶なこと
です。
つまり理不尽な上司とは、
- 支離滅裂な指示をしてくる
- 納得できない要求をしてくる
- 正当で平等な扱いをしてくれない
などという特徴があります。
理不尽な上司は、もともとの性格によるものもあるでしょう。自己中心的な性格であるが故、相手の気持ちへの配慮に欠けているのです。
すべて自分の損得を軸にしているので、部下へ理不尽な言動を繰り返します。きっと理不尽なことをしていることにも気がついていないのでしょう。
またストレス解消やいじめ目的の人もいます。つまりはパワハラ上司ということですね。自分の立場や権力を駆使して理不尽な指示をしてくるのです。
理不尽な上司との付き合い方
割り切る
理不尽な上司がいると、自分が納得できないことで悩みます。『なぜ?』『どうして?』と考えることで、余計に腹が立つのです。
そこで考えずに、自分を納得できるよう割り切ってしまいましょう。「この上司はこういう人だ」「成長できていない大人なんだ」と言い聞かせるのです。
例えば、残業を強要したのに上司は定時で帰宅したとします。理不尽すぎますよね。なぜ自分だけ仕事をしなければならないのかと腹が立つはずです。
しかし考えるよりも前向きに受け入れたしまった方が楽になります。残業を早く完璧に終わらせて帰ろうと割り切って気持ちを切り替えてしまいましょう。
そして「残業することで一つ仕事をこなした」「定時で帰る上司より役に立つ」と言い聞かせます。そうすると細かいことまで気にならなくなるのです。
受け流す
理不尽というのは、筋が通っていないことです。そのため筋の通っている人こそ、理不尽な言動が気になってしまうものでしょう。
反対に言えば、理不尽な部下であれば理不尽な上司の言動が気にならないのです。真面目で敏感で繊細な人が、もっとも理不尽な上司に振り回されることになります。
そこで鈍感力を養う努力をしてみましょう。鈍感力とは、耳をふさいで目を閉じることです。右から左へと受け流してしまう力をいいます。
鈍感力は、時に強さになるものです。鈍感だからこそ、前に進めることも多くあります。鈍感だからこそ、上手に付き合えることもあるでしょう。
理不尽な上司に、真剣に耳を傾ける必要はないのです。目を見て返事をしつつ、あとは適当に受け流して忘れてしまいましょう。
心の中で『あ~はいはい』『でたでた』と軽く考えて笑い飛ばしておけば良いです。気持ちをフラットにして、研ぎ澄ます力を手放してみてください。