女性に好きなタイプを聞くと『優しい人』『真面目な人』と言いますよね。しかし、実際にモテるのは、その反対側にいるような冷たい男性です。

もちろん女性全員が冷たい男性が好きというわけではありません。それでも冷たいことが大きな武器となり魅力に感じる瞬間は多くあります。

冷たい男のどこがいいの？
どうしたら冷たい魅力を出せる？

今回は、冷たい男に女性が惹かれてしまう理由を紹介します。冷たい男に隠された未知なる魅力を知り、取り入れる努力をしてみてください。

モテる男は冷たいって本当！？女性が惹かれる理由とは？

そもそも冷たい男とは？

どちらかというと馴染みがあるのは、熱い人ですよね。何をするにも熱血で全力を出すようなパワー溢れる人のことをいいます。一緒にいると前向きな気持ちになれるでしょう。

冷たい人とは、熱い人の反対側にいる人です。感情の起伏がなく、常に冷静であり冷めている印象を受けます。いわゆるクールな人だといえるでしょう。

冷たい男というと、マイナスな印象を持つ人も多いです。しかしクールな人というと、物静かで落ち着いているというプラスな印象になるのではないでしょうか。

冷たい男はモテるのか・・これは女性のタイプによるので一概には言えません。しかし少年漫画でも少女漫画でも人気のある男性ほとんどがクールな性格です。

スラムダンクの流川楓。
花より男子の花沢類。

学園の王子はクールな人ばかりでしょう。なぜなら女性が好むからです。漫画を描くうえで、男性キャラをいかに女性に支持してもらうかは重要です。

冷たい印象の男性を王子設定にすることで女性ファンを獲得します。つまりは圧倒的にクールな男性に恋をする女性が多いということなのです。

冷たい男の特徴

感情を出さない

冷たい男は、喜怒哀楽を表に出しません。嬉しくても悲しくても悔しくても、周囲にはわからないのです。常に感情が一定の状態でしょう。

決して感情がないわけではないのです。また我慢して内に秘めているわけでもありません。ただ自分の心の奥で消化するので、表には出さないのです。

人に流されない

人の意見や噂に流されることはなく、自分の信念を貫きます。そして自分の目でみたこと、納得できたことではないと信じるようなことはないのです。

とても頑固で気難しいように思えますが、軸がぶれないという意味で強い心を持っています。また自分の意見を人に押し付けるようなこともないでしょう。

あくまでも自分は自分であり他人には他人の考えがある。それを割り切って考えることができているので、人を否定するようなことはしないのです。

実は熱い気持ちをもっている

冷たい人と熱い人は対極にいるように感じますよね。しかし実は根底の部分では似た者同士であると言えるでしょう。冷たい人の中には、人一倍熱いものがあるのです。

再度スラムダンクの登場人物を例にして想像してみてください。誰が見ても熱い桜木花道と冷たい流川楓。二人は正反対の性格なので、基本的には気が合わず犬猿の仲だといえます。

しかし『ここぞ』というときのチームワークは最高です。それは根底に熱い気持ちが同じようにあるからでしょう。違いは表現をするかしないかという点のみです。

冷たい男性こそ、とてもハートが熱くて脆くて情熱的です。目に見えないところで熱い何かが燃えていることが多いでしょう。

周りをよく見ている

冷たい男性は、一歩引いたところから全体をよく見ています。他人に興味のないふりをして、実は一番人への理解があるのです。

客観的に物事を分析する力があります。感情的にならないからこそ、冷静な目で判断することができるのです。いざというときの意見を求めるに適しているといえるでしょう。

自分にも他人にも厳しい

人に対しての見方が厳しいと感じることがあります。評価や意見も厳しいことで、より冷たい印象を持つ人も多いでしょう。しかし完璧主義者であるがゆえの厳しさなのです。

冷たい男性は他人に厳しいのと同じくらい、もしくはそれ以上に自分の厳しいでしょう。それだけ努力をしているからこそ、他人にも同じスキルを求めてしまうのです。

自分のことを語らない

基本的に口数が少なく、余計なことを話しません。自分のことも語ることはなく、聞かれたことに答える程度です。自慢話も苦労話も面白話もしないでしょう。

どこかで『自分を見せたら負け』という概念もっているのです。自分に自信があるわけでもないので、冷たく振る舞うことで防衛している効果もあります。

負けず嫌い

冷たい男性は、負の感情も表に出しません。プレゼンで失敗しても営業成績が悪くて、平常心でいるので悔しい様子を感じることでともないでしょう。

しかし冷たく見える男性ほど、大の負けず嫌いです。本当は悔しくて仕方がないという気持ちを抱えています。しかし悔しさを見せることが悔しいので蓋をしているのです。

一人の時間を満喫している

人に依存することがないので、考えも行動も自立しています。誰かと群れるようなことはせず、一人の時間を大切にして満喫することができるのです。

むしろ一人でいることリフレッシュになります。誰にも邪魔されない自分だけの時間をこよなく愛しているのです。恋人も同じ価値観でないと上手くいかないことでしょう。

冷たい男に女性が惹かれる理由

ガツガツしていない

冷たい男性は、女性に対してもクールです。あまり異性に興味のある様子はなく、どちらかというと自分の世界や同性との会話を楽しみます。

興味のなさそうなところに、女性は安心感を得るのです。またガツガツしていない様子に、逆に肉食系女子が刺激をされるのでしょう。

よく犬派か猫派かで議論されることがありますが、冷たい男性は完全なる猫ポジションです。あまり媚びたり甘えてくることがなく、一人でノウノウと暮らしています。

そこに飼い主は魅力を感じ、逆に猫にかまってほしくてちょっかいを出すのです。追いかけられると逃げたくなり、逃げられると追いかけたくなる人の本能でもあります。

男の余裕を感じる

冷たい男性は常に冷静で物事に動じません。多くを語らずに淡々としている様子が、女性には男としての余裕に見えるのです。

人生生きていると予想外のことが多く起こります。日々の暮らしでも想定外なことの連続でしょう。そこでどう対処していくのかが生きていく力です。

たとえば、どこかに財布を落としてしまったとします。慌てふためいたり、イライラするような人は対応力がない証拠です。

交番に行ったり
ゆっくり来た道を引き返したり
公共機関に連絡したり

冷静に判断してテキパキ行動できる人こそが、男の人間力であり魅力となります。冷たい男性は咄嗟の判断力に優れているので、女性は余裕を感じて惹かれるのです。

知的に見える

『弱い犬ほどよく吠える』という言葉があるように、自信のない人は多くを語ります。自分の知識や武勇伝を話すことで、少しでも大きく見せようとするのです。

反対に自信がある人は、知識や経験を話そうとはしません。そんなことで自分をアピールしなくても、自分自身が納得できてきれば良いと考えているのです。

だからこそ冷たい男が多くを語らない姿に知的さを感じます。本当に知識があるからこそ、あえてアピールする必要がないのだと認識するのです。

知的な男性は、安心や信頼を持つことができます。だからこそ黙っていても女性にモテる男性になることができるのです。

ミステリアスで知りたくなる

『この箱にはパンと水が入っています』
『この箱には生きるために必要なものが入っています』

これらの貼り紙がされた箱があったら、どちらの箱を開けたいと感じますか？ほとんどの人が中身のわからない箱を覗いてみたいと思うのではないでしょうか。

人には必ず好奇心があります。この好奇心が満たされてしまうと物事に興味関心がなくなってしまうものです。いかに知りたいと思わせるかが重要ということになります。

冷たい男とは、『この箱には生きるために必要なものが入っています』と書かれた箱です。中身が想像できないので、知りたくなります。

このミステリアスな魅力は、明るい人や陽気な人が出すことはできないでしょう。クールだからこそ、本質を知りたくなるのです。そこが女性にモテるポイントとなります。

特別感を得られる

優しい男性は、誰に対しても優しいです。そのため女性に優しくするのが当たり前となってしまい、特別感を与えることはできません。

しかし冷たい男性は、少し優しさを見せるだけで特別感を与えることができます。女性は自分にだけ見せてくれた優しさに心がときめくのです。

たとえば男性が車道側を歩くなんて、今時当然のことでしょう。むしろ女性を車道側にしている男性は非難殺到となります。

それなのに冷たい男性が車道側を歩くと、それだけですごいことのように感じます。本当は心が優しい人なのだと株がグングン上昇するでしょう。

当たり前のことでも、冷たい男がすることで温かみを増す効果があります。優しい人からすると納得できないような女性の心理があるのです。

ギャップに心を打たれる

これも相対的な効果ですが、冷たい男はギャップを多数持っています。実際には持っているというよりも、周囲が感じる印象がギャップにつながることが多いのです。

たとえば、
『甘いものが好き』
『動物が好き』
『寒がり』
ということだけでもギャップになるのです。

もともと冷たいという印象に怖さがあるので、少しでも怖くないことがあるとギャップに感じます。また普段笑わないからこそ、笑顔を見ただけでも価値を感じるのです。

このようなギャップや価値に女性は心惹かれます。目が離せなくなり、好意へと変わっていくことが多いのです。

たくましさを感じる

女性は群れることで安心します。皆と同じであることに大きな安心感を抱くのです。そのため女子はいつも一緒にランチをして、一緒に化粧室に行き・・集団で群れています。

冷たい男とは、一人の時間も有意義に過ごすことができます。人に自分の時間や意見を流されることがないのです。女性から見ると『一匹オオカミ』のような強さとたくましさを感じます。

女性にはないものだからこそ憧れを持つのでしょう。本当は女性だって一人でいたいときがあるものです。それを簡単に実現させている男性に憧れを持ちます。

儚さを感じて母性本能が刺激される

儚さとは、今にも消えてしまいそうな脆さのことです。たとえば春に満開になった桜を見ていると儚さを感じることがありますよね。桜は儚いものだからこそ尊いものであり、人気があるのです。

冷たい男性は、ぶっきらぼうで冷めています。しかし哀愁があり、どこか儚さを感じるものです。捕まえておかないと消えてしまいそうな脆さを感じる瞬間があります。

その儚さが女性の母性を刺激します。『私が守ってあげないと』『私しか理解できない』と放っておけない気持ちになるのです。それが冷たい男の不思議な魅力の一つでしょう。

裏表がなく信用できる

人によって態度を変える男性は、心で何を考えているかわかりません。人に優越をつけたり、自分にとっての損得ばかりを計算しているように思えてしまいます。

しかし冷たい男は、だれに対しても一定の距離感をとります。そして一貫した態度で接するのです。媚びることも愛想を振りまくこともしません。

平等であり一貫している態度に女性は信頼感を持ちます。裏表がない人なのだと認識することができるのです。それが女性を虜にさせています。

モテる冷たさとは

嫌な男にならない

冷たい男とは、決して嫌な男ではありません。冷静でクールですが、心は温かいというのがモテる最大のポイントです。そこを間違えてしまうと女性から嫌われてしまうので注意しましょう。

まず冷たい男とは、物事をはっきり口にします。しかし人を深く傷つけるような言葉は言いません。また裏で人を悪く言うこともないのです。

人の気持ちや場の空気や雰囲気を客観的に見極めています。そして状況に応じて本音を話すということを心得ているのです。タイミングを間違えないようにしましょう。

冷たい男を作らない

冷たい男はモテるからと、あえて冷たい男を演じる人もいます。しかし桜木花道が流川楓になろうとしても無理な話ですよね。不自然さや違和感しかないのです。

そうすると『なにクールぶってんの？』と女性は冷めてしまいます。人にはそれぞれタイプがあるので、まずは自分のタイプを知ることから始めてみてください。

クール系ではないのであれば、自分の系統で勝負しましょう。そのうえで冷たい男のモテるポイントを参考にするのが良いのです。

冷たさと優しさのバランス

寒い冬があるから暖かい春が待ち遠しくなります。暑い夏があるから涼しい秋が恋しくなります。

もし日本が一年中穏やかな気候であると、メリハリのない一年になるでしょう。穏やかな気候に喜ぶことも感謝することもなくなってしまいます。

すべてはバランスなのです。冷たい男もずっと冷たいだけの男ではモテません。時々見せる優しさがあるからこそ、冷たさも魅力になるのです。

たとえば、仕事で大きなミスをした女性がいます。その場では何も言わず、慰めるようなこともしません。それでも何も言わずに残業に付き合ってくれるような男性です。

口先だけで「大丈夫だよ」と言う男性よりもずっと温かい優しさを感じるでしょう。このバランスをうまくとれる男性こそ、冷たいモテ男なのです。

女性の心に入り込む

１時間話しても記憶に残らない男性もいれば、１分話しただけで鮮明に記憶に残る人もいます。これは決して外見や面白さの問題ではないのです。

冷たいけれどモテる男性の多くは、１分でも女性の心に入り込むことができます。なぜなら表情と言葉に重みがあるからです。

話していると心を見透かされているような気持ちになります。女性は嘘がつけず、何を話してよいか戸惑いドキドキするでしょう。

その結果、記憶に深く刻まれます。夜になっても『もう一度話してみたい』と思わせるのです。人の心をつかみ、入り込むことがうまい人こそモテる男だといえるでしょう。

信念を曲げない

どんな小さなことでも目標をもっている男性はモテます。冷たい男の多くは、自分の目標や夢や希望を明確にもっています。

目標があると自分がぶれないのです。迷って悩んだときは原点に戻り目標を思い返すことで、信念を曲げずに走り切ることができるでしょう。

たとえば目標が『給与を１万円あげる』という内容でも良いのです。仕事で悩んでも目標があれば頑張る糧になりますし、迷ったときにも道しるべとなります。

信念を曲げないことは、女性にとって憧れです。強さやたくましさ、頼りがいや信頼感などすべてのモテる要素となるでしょう。

心の温かいクールな男がモテる！

なんで優しい俺よりも、冷たいアイツがモテるんだ！？

そんな思いがあった男性も冷たい男の魅力を知り、納得できることがあったのではないでしょうか。

冷たい男とは、心が冷めてしまっている冷血人間ではないのです。本当は周りをよく見ていて、人の気持ちや場の空気を理解して気遣うことのできる温かい人だといえます。

女性は男性の本質を見抜くのが得意です。うわべだけ優しい男性よりも、心の奥底から人を思いやれる冷たい男性に断然魅力を感じるでしょう。

無理に冷たい男になるのは難しいことです。しかし見習えるところは自分に取り入れてみてください。きっと昨日とは異なるモテライフが始まるはずですよ。