お世話になった上司が退職をしてしまう時、今までの感謝の気持ちを伝えたいですよね。メッセージは相手への気持ちなので、素直に書き伝えることが一番でしょう。
しかし実際にメッセージを考え始めると、とても悩んでしまいます。まとまりのない文章になってしまうことも多いです。
- 常識的な書き方は?
- 退職の理由によってメッセージを変えるべき?
- 絶対書いてはいけないことは?
今回は、このような悩みを解決できるように、退職の理由別にメッセージの書き方を紹介します。ポイントやNG例も合わせてお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
【理由別】退職する上司へのメッセージの書き方とは?
退職する上司への感謝の伝え方とは?
上司が退職をする時、どのように感謝を伝えるべきかと悩む人も多いです。言葉だけでは伝わらない想いを文字にして残すようにしましょう。
メッセージカード
一番多いのがメッセージカードです。スマホサイズくらいの小さなカード1枚に2~3文ほどのメッセージを書きます。
一般的には、送別品に添えることが多いでしょう。そのためカードのみを単体で渡すということは少ないです。
文章が苦手な人や内容が思い浮かばない場合は、メッセージカードが良いです。定型文だけでも、文字数がオーバーしてしまうので悩まずに書けるでしょう。
手紙
退職する上司との関係や親交が深かった場合には、手紙を書くのが良いです。便せんに書けば、どんなに長い文章でも綴ることができます。
少し重いようにも感じてしまいますが、読むかどうかは上司が選択できます。丁寧に気持ちを込めて伝えれば、必ず感謝の気持ちが上司に伝わるでしょう。
手紙を書かなくなった時代だからこそ、嬉しいはずです。退職するときに、手紙がもらえるなんて自分の存在価値を高めてくれるようでもあります。
もう会えないかもしれない。
この人がいたから今までやってこられた。
伝えたい感謝が山のようにある。
このように感じている時には、手紙を書いてください。きっと花束よりもプレゼントよりも、心に響く送別品となるでしょう。
寄せ書き
部署内で色紙を用意して、寄せ書きを渡すことも多いです。部署の人数によって、寄せ書きのスペースが決められてきます。
通常は短い文章を2~3文程度です。書く内容は大体決められてしまうので、あまり悩む必要はないでしょう。花束と寄せ書き色紙といえば、定番のセットです。
あまり人と同じにならないように短い中にも自分なりの文章を考えると良いです。このあと紹介していくテンプレートを参考にして考えてみてください。
電報
遠い場所にいる上司であれば、電報を送ると喜ばれます。電報といえば、結婚式のイメージも強いですが退職時にも重宝します。
電報の場合は、退職時に贈る文例も用意されているので安心です。少し料金をプラスすれば、可愛いぬいぐるみと共にメッセージを届けてくれますよ。
また次項でも具体的な内容について紹介するので、参考にしてください。
動画
1人ずつ動画でメッセージを撮影して、編集したものをDVDにして渡すのもおすすめです。文章も良いですが、表情やトーンが見られるのも嬉しいですよね。
また最後に部署内でメッセージや歌などを入れるのも良いでしょう。DVDを見返すたびに退職した上司は嬉しい気持ちになります。
少し手の込んだ贈り物だからこそ、気持ちも伝わりやすいです。今は携帯でも簡単に編集ができるので、ぜひ試してみてください。
メール
最近増えているのが、メールで感謝を伝えることです。これは最終手段として、個人アドレスにメールを届けるのであれば良いでしょう。
ただLINEやSNSを通してというのは、避けてください。今回は、『上司の退職』ですので、親しき仲にも礼儀ありということを踏まえて用意しましょう。
【転職】上司へのメッセージの書き方
転職をする場合、
- お世話になったことの御礼
- 新天地でのエール
の2点を文章の中に入れるのが良いです。
転職理由は上司によってもさまざまでしょう。前向きな転職もあれば、そうでないこともあります。しかし理由は考慮する必要ありません。
今までの実績や経験について感謝をすることが最優先です。そして上司のこれからの活躍を願うように応援してください。
【今までお世話になり、ありがとうございました。〇〇さんの今後の活躍をお祈りしております。】
これがスタンダードな定型文になります。寄せ書きやメッセージであれば、これくらいのボリュームでも十分です。
これを上司との関係や親交の深さにより、少し崩してアレンジしてみましょう。
【〇年間ありがとうございました。新天地でも、〇〇さんのご活躍をお祈りしています。】
【いつもありがとうございます。〇〇さんは、どこに行っても頼りにされる存在だと思います。
無理はせずに、頑張ってください。】
【今までお世話になり、ありがとうございました。
転職されてしまうのは寂しいですが、新しい職場での活躍をお祈りしています。
落ち着いたら、また飲みに誘ってください。】
【今まで大変お世話になりました。
〇〇さんに教えていただいたことは忘れずに今後も活かしていきます。
お身体に気をつけてくださいね。】
否定的なことは書かず、あくまで肯定的に前向きにメッセージを送りましょう。それが最低限のマナーです。
【結婚】上司へのメッセージの書き方
女性の上司で多いのは、寿退社です。退職ではありますが、とてもおめでたいこと。素直に結婚をお祝いする言葉を伝えるようにしましょう。
女性同士の場合は、悲観・嫉妬などマイナスな感情を持つ人もいるかもしれません。しかし、メッセージには感謝とお祝いのみを書くようにしてください。
最初に結婚に対するお祝いの言葉。続けて今までの感謝や今後の幸せを願う言葉に続けると文章として、綺麗にまとまります。
赤ちゃんの待望について書く人もいますが、寿退社はあくまで結婚がメインです。出産に関しては、プライベートなことなので触れないようにしてください。
【この度は、ご結婚おめでとうございます。
ご多幸を心よりお祈り申し上げます。
今までありがとうございました。】
【ご結婚おめでとうございます。
〇〇さんの素敵な笑顔で明るい家庭を築いてください。
末永くお幸せに。】
【ご結婚おめでとうございます。
〇〇さんが退職されてしまうのは、とても寂しいです。
でも教えていただいたことを忘れずに頑張ります。
ぜひ新居に遊びに行かせてください。】
【HAPPY WEDDING
とっても素敵なご夫婦で私の憧れです。
そして退職されても〇〇さんは私の憧れです。
どうか末永くお幸せに。】
【出産】上司へのメッセージの書き方
結婚ではなく出産を機に退職する人も増えています。育休をとらず、妊娠中に退職をする場合です。出産はおめでたいことなので祝福のメッセージを用意しましょう。
ただし妊娠中は、気持ちがデリケートな時期でもあります。また出産を機に仕事を辞めるという決断をするのに迷いもあるはずです。
だからこそ気軽にメッセージを書くのではなく、言葉を選んで書くようにしてください。
まずNGワードとして、
- 仕事を辞めるのを惜しむ
- 出産や育児に対する過剰なエール
- いいママになってというプレッシャー
- 健康な赤ちゃんを産んでねという負担
ということを知っておきましょう。
あまり出産や育児に対して、負荷をかけないようにするのが良いです。心が軽くなるような言葉で送り出せるようにしてください。
【今までお世話になり、ありがとうございました。
暑い日が続いているので、お身体を大切にしてください。
また遊びに来てくださいね。】
【〇年間、お世話になりました。
〇〇さんは、いつも1人で仕事を抱えてまわりをサポートしてくれました。
でも育児は周囲の人をたくさん頼ってくださいね。】
【〇〇さん、今までありがとうございました。
赤ちゃんが生まれるまでは、ゆっくり過ごしてください。
赤ちゃんが生まれたら、会いに行きますね。】
【今までお世話になり感謝しています。
無事に出産されることを心よりお祈りしています。
無理せずゆっくりしてください。】
【ご懐妊おめでとうございます。
今まで教えてもらった多くのことを忘れずに仕事に励みます。
いつか私も結婚・出産できたら、ママ先輩として色々教えてください。】