上司とは会社に所属するうえで、避けて通れない存在です。良い関係性を築ければいいのですが、うまくいかないことも多々あることでしょう。
『上司がむかつく』という感情が日々増幅してしまうと、会社に行くのも憂鬱になりますよね。上司だからこそ、むかつくという思いの行き場がなくなってしまうのです。
そんな時、心を落ち着かせる方法を自分の中で用意しておきましょう。そうすることで、むかつくという感情から解放されていくのです。
今回は、上司がむかつく時の対処法を紹介していきます。ぜひ心を落ち着かせて、毎日の仕事を有意義に過ごせるようにしてください。
上司がむかつく…心を落ち着かせる15の方法とは?
まずは大きく深呼吸
むかつくという感情が起こるのは、頭に血がのぼっている状態です。そんな時には、まず大きく深呼吸することで頭も心もすっきりします。
そこで『深呼吸』について掘り下げ、具体的に説明していきますので参考にしてくださいね。
深呼吸の正しい方法
深呼吸とは、その名の通り深い呼吸をすることです。しかし、ただ大きく呼吸をすることではありません。ポイントは最後まで息を吐ききることです。
正しい方法でおこなうことで、深呼吸の効果が発揮されます。ゆっくりと落ち着いて正しい深呼吸をおこないましょう。
- 肺の中を空にするイメージで口から空気を出す
- 鼻から少しずつゆっくりと空気を吸い込む
- 空気を吸い込めなくなったところで10秒息をとめる
- 口を細くして可能な限りゆっくりと息を吐き出す
- 上記の内容を5回繰り返す
これが正式な深呼吸の手順です。余計なことを考えずに目をつむりながら、ゆっくりおこってください。
深呼吸の効果
上司がむかついた時に、深呼吸をすることでストレスを軽減させることができます。深く呼吸することで、全身の力が抜けてリラックスできます。
深呼吸することで副交感神経が活発になります。副交感神経とは、体を落ち着かせてくれる神経なので、リラックス効果が高まるのです。
また他にも深呼吸をすることで、セロトニンというホルモンが分泌されます。これにより精神的なストレスを和らげてくれる効果も期待できるでしょう。
紙に書き出す
むかつくというのは、主観で感じる気持ちです。一度むかつくと思ってしまうと、なかなかイライラが収まらなくなってしまうでしょう。
そうなると、上司が他の人と同じ言動をしていても目に付くようになります。何も悪いことをしていないのに、存在がストレスに感じてしまうのです。
しかし、そうなってしまうと自分も上司も対処方法がなくなってしまいますよね。そうなる前に気持ちの整理をする必要があるでしょう。
気持ちを整理する有効な手段としては、紙に書き出すことです。感情を文字にするだけで、心が落ち着いて冷静になれます。
毎日の日記をつけることは、人生を豊かにすると言われています。この原理と同じように考えると良いでしょう。
日記を書くメリットは、
- 自分の言動を客観視できる
- 新たな気づきを得ることができる
- ネタにすることができる
- 可視化され蓄積されることで自信がつく
ということがあります。
少し目的は違いますが、日記のように『上司むかつくノート』を自宅に用意してみましょう。これにも日記と同じようなメリットや効能が期待できます。
むかついた日は文字にして書いてください。
『あれ?たいしたことではなかった・・』
『前にも同じようなことがあったな・・』
『今日もむかついたけれど少し改善されている・・』
などと発見や気づきがあるはずです。もちろん職場で書くようなことはせず、自宅に帰ってからゆっくり書き綴るようにしてくださいね。
むかついた瞬間に6秒数える
メンタルエクササイズという言葉をご存知でしょうか。これは、体を鍛えるのと同じように精神も鍛えるという方法です。
精神が安定している人は、最初から強いわけではありません。日々の積み重ねで、鍛えられてきたからこそ強くなれたのでしょう。
メンタルエクササイズの一つとして、6秒数えるという簡単な方法があります。これは6秒頭でカウントするだけで怒りをコントロールできるようにするエクササイズです。
元サッカー選手の前園が、飲酒暴力を起こして以来取り入れている方法で効き目が高いと公言しています。
では、なぜ6秒なのでしょうか。それは怒りのピークが6秒でやってくるからなのです。よく『衝動的』という言葉を使う人がいますよね。
この衝動的というのは、6秒我慢できずに行動してしまうことです。頭に血がのぼり、衝動的に相手を傷つけてしまうということもあるでしょう。
しかし、この衝動的な怒りは6秒を境に減少してきます。つまりは6秒間さえ我慢できれば、衝動は抑えることができる感情なのです。
上司に怒鳴られたりすると『ムカッ』とくることも多いでしょう。そんな時には意識して、ゆっくり6秒数えてみてください。冷静さを取り戻して怒りの数値を下げることができるのです。