強情な人の特徴とうまい付き合い方とは?
強情な人と付き合っていくのって苦労しますよね。自分の意見をなかなか曲げてくれなかったり、人の話を聞いてくれなかったりなど、やりづらさを感じる部分は多いでしょう。
しかし職場などの仲間内には、強情で少し付き合いにくいような人は何人かいるものです。強情な部下だと扱いにくくて、苦労しているという上司の人もいるのではないでしょうか。
相手にその強情な性格を直してもらうのはなかなか難しいことですし、せめて扱い方や上手い付き合い方は知っておきたいですよね。
まずは強情な人にはどんな特徴があるのか、理解を深めることが大切です。今回は、強情な人の特徴と上手い付き合い方について紹介します。
強情な人の特徴とは?
一度言ったことを曲げない
強情な人は、自分の主張を絶対的なものと考えて、意見や発言を一度口にすればそれを曲げることはほとんどありません。
もし実際に口にした発言があまり正しくないものだったとしても、変に意地を張って曲げることは良しとしないのです。
例えば仕事のやり方で勘違いしたことがあったとき、強情な人はそれが勘違いだったことを認めません。「誰が見ても勘違いしていると分かる状況だったとしても」です。
何しろ勘違いを認めることは、強情な人にとって自分のプライドを傷つけることにもなるからです。
強情な人は、自分の主張や発言を絶対的なものだと言わしめることが全てだと思っている節があります。
だからこそ、一度言ったことを曲げて訂正したり、主張を変えるたりする発想がそもそもないのです。
間違っててもすぐに謝らない
強情な人は、前述したように自分の発言を曲げることはありません。そのため、過去の発言を悔いたり、謝ったりするようなことにもかなりの抵抗を見せます。
仕事でミスをしたとしても、なんとしても自分の行動が正しかったことを周りに認めさせたくなってしまいます。謝ることよりも、自分の主張を通すことを先に考えてしまうのです。
強情な人は、このように「謝る」といった考えがそもそもないため、周りの人とトラブルになることが多くなりがちです。特に上司との関係はあまり良くならないことが多いです。
上司から何か間違いを指摘されたり、考えを正すように言われたりするようなことは誰にでもありますよね。しかし強情な人は、例え上司からの指摘であっても受け入れることはあまりありません。
「こっぴどく怒られてようやく謝る…」なんてことも珍しくないでしょう。上司からは生意気な部下扱いされてしまうことは間違いありません。
負けず嫌い
強情な人は、人と自分を比べる癖が強いです。負けず嫌いで、周りと比較しては、自分が勝っているところはないかという点を探るのです。
もしくは相手の劣っている部分を見つけ、自分の方が優れていると思うことでアイデンティティを保っている部分もあります。
特に自分の同期や同い年の仕事仲間には相当なライバル心を燃やすものです。強情な人が同僚にいると、ライバル視されてかなり面倒なことになることは多いでしょう。
変に目の敵にされ、自分が仕事でノルマを達成したら、そんな強情な同僚もライバル心を燃やしてノルマを達成してきます。
そのうえで、さらに強情さが強い人は「どうだこっちの方が凄いだろう」とばかりに自分の成果をアピールしてきます。
つまりは、相手に負けを認めさせたいのです。強情な人は、負けず嫌いゆえ、相手に自分の負けを認めさせなければ気が済まないところはあります。
強情な人にライバル視されると、自慢話に付き合わされたり、自分の仕事ぶりをけなされたりでいろいろと厄介なものです。
「べき」という言葉を良く使う
「~するべき」「~するべきでない」という言葉は、あまり人から言われたくないですよね。何かを強いるような言葉だからこそ、高圧的な印象を相手に持ってしまいがちです。
相手に義務を科すときなど、必要に迫られたとき以外は「べき」という言葉はあまり使わないものです。しかし、強情な人は「べき」という言葉をよく使う傾向があります。
物事を自分の都合の良いように解釈しているため、自分の考え方を押し通そうとしているのです。
上司からならまだしも、同僚から「べき」という言葉を使って話されて、気分が良い人はなかなかいないですよね。まるで命令されているような感覚にすらなります。
しかし強情な人は、自分の考えが正解だと信じて疑いません。例えば強情な人は、朝に仕事を始める前にコーヒーを一杯飲むのが一番集中しやすいと考えていたとします。
すると「コーヒーを飲むと良いよ」と周りに勧めるのではなく、「飲むべき」と周りに強制するようなことを口にするのです。少し口調が強くて嫌な感じがしてしまいますよね。
一つならささいなことかもしれません。しかし強情な人は口調が高圧的なことばかりなので、周りの人とはトラブルを起こしやすくなります。