人前で批判する
上司は、部下の気持ちを考えて行動する必要があります。上司にもプライドがあるように、部下にもプライドがあるのです。それを傷つけてはいけません。
部下がミスをした時、他の社員の前でミスの指摘や批判をする上司がいます。これは部下の気持ちをまるで考えていない証拠です。
良い上司は、人前ではなく個別に指摘をするように配慮します。部下が傷ついたり、嫌な気持ちにならないように考えるのです。
怒ることや指摘やミスも、その場の感情で行わないということが大切になります。どんな状況でも部下の気持ちを忘れないようにしてください。
ネチネチしている
上司の中には嫌味たらしくて、しつこい人がいます。まるで嫌な姑のようにネチネチと同じことばかり言ってくるのです。
これは嫌いな上司というよりも、うざい上司になるでしょう。顔を見ただけでも嫌悪感を持たれるようになってしまいます。
業務のスピードが遅い部下がいた場合、『もう少しスピードをあげる意識をして』と一言伝えれば済むことでしょう。それを『いつもゆっくりで良いご身分ですね』と嫌味を含めて遠まわしに伝えます。
このように言われると、嫌な気持ちになりますよね。心がモヤモヤとしてくるでしょう。しかも毎回同じようなことを言われたら、ストレスでしかありません。
良い上司は、はっきりストレートに物事を伝えます。そして引きずることはなく、あっさりしているものです。
嫌な上司は遠まわしにネチネチとしつこいのが特徴です。うざいと思われないようにあっさりを心がけてください。
自己中心的
上司であれば、ある程度は自分の思い通りに仕事ができます。そのため自己中心的になりやすい立場でもあるでしょう。
自分の損得や気分を優先させて業務をするような人もいます。しかしそれに振り回される部下はたまったものではありませんよね。
- 自分の評価が上がる仕事だけをする
- 面倒な仕事は部下に任せる
- 機嫌が悪いと部下にあたる
- 予定があると仕事を急かす
このように公私混同しており、自分のことしか考えていないと部下は嫌になります。上司は部下中心でなければいけません。
色々な部下がいますが、その気持ちや立場をくみ取り、統率するのが上司の役目です。すべて自分を中心にしているような上司は嫌われて当然でしょう。
ビックマウスである
ビックマウスというのは、どんな人でも嫌われます。特に日本人は謙虚な人を好む傾向がありますからね。
サッカー日本代表の本田圭佑さんは、実力もあり結果も残しています。そんな天才であっても、ビックマウスであることに嫌悪感を持つ人もいるでしょう。
反対に将棋界の若手として注目を集めている藤井聡太さん。天才ですが、とても謙虚な性格であることでファンも増えています。
どんなに仕事ができる上司であっても、ビックマウスである人は尊敬されません。自己主張が少なく謙虚な人こそ、人が惹かれる魅力があるのです。
自慢話や武勇伝など、あまり大口をたたくのは控えましょう。影で見守る上司の方が部下からの信頼も厚くなるのです。
部下を守らず責任のがれをする
上司は、部下の責任を引き受ける義務があります。自分が携わった業務でなくても、部下のミスは上司のミスだという意識を持つ必要があるでしょう。
しかし嫌われる上司は、すぐに責任のがれをします。何か起こった時に、部下に責任を押し付けて関係のないふりをします。
『知らなかった』
『そんな指示はしていない』
『自分には関係ない』
そう言って逃げてしまうのです。実際に知らなくても指示していなくても、責任を取るのが上司です。
『今回は私の責任です』と報告できる上司こそ信頼されるでしょう。いつでも覚悟を持って業務に臨むようにしなくてはいけません。
残業や休日出勤を強要する
勤務時間外に仕事を命じる上司は嫌われます。もちろん必要があれば、残業や休日出勤をお願いすることもあるでしょう。
しかし勤務時間外が多くなってしまうのは、上司の指示が悪いことも関係しています。適切に仕事の振り分けができていないのです。
仕事とプライベートのけじめは社員に必要となります。なるべく勤務時間外に仕事をすることがないように指示をしましょう。
また時間外労働を強要することは、パワハラにもなります。自分も含め、定時に帰ることができる環境作りをすることが大切です。