①件名は簡潔にわかりやすく
お悔みメールを送るとき、上司は悲しみに浸る余裕のないほど慌ただしく過ごしています。遺族は、お通夜に葬儀などの準備に追われることが多いのです。
メールをゆっくり読む時間はないので、件名だけで内容が一目瞭然となるようにすると良いでしょう。上司も配慮の気持ちに気づいてくれます。
【〇〇(氏名)より お悔み申し上げます】
【哀悼の意を表します 〇〇(氏名)より】
最初にお悔みの言葉を伝える
上司へのお悔みメールですので、文頭でお悔みの言葉を伝えましょう。使い慣れない言葉かもしれませんが、例文通りに入れるようにしてください。
【心よりお悔み申し上げます】
【謹んでお悔み申し上げます】
頭語や結語を入れる必要はありません。また季節の挨拶なども入れずに、まずお悔みの言葉を伝えることが大切です。
遺族を気遣う
上司は身近な人の死に直面し、とても悲しみが深いです。そこで遺族を気遣うような言葉をかけ、少しでも力をつけてあげるようにしてください。
【何かお役に立てることがあれば、おっしゃってください】
【お力落としのことと思いますがご自愛ください】
【どうかお身体に気をつけてください】
ただし【早く元気になってください】【頑張ってください】という言葉は配慮に欠けています。あまりプレッシャーをかけないような言葉を選びましょう。
内容は長く書かずに読みやすく
伝えたい気持ちがたくさんあるかもしれません。しかしお悔みメールを長々と書くのは避けましょう。遺族は長い文章を読むのに疲れてしまい負担にもなります。
伝えたいことをまとめて簡潔に読みやすく文章にしましょう。その方が、あなたの気持ちは上司にストレートに伝わります。
上司へのお悔みメール:テンプレ
テンプレ①
タイトル:【〇〇(名前)】お悔み申し上げます
このたびは逝去の報に接し、心からお悔やみ申し上げます。
家族のためにとご無理をされていないか心配です。
どうか気を落とさず、お身体に気をつけてください。
安らかなご永眠をお祈りいたします。
テンプレ②
タイトル:〇〇(名前)よりお悔み申し上げます
ご連絡ありがとうございます。
本来であれば弔事に伺うべきところではございますが、略儀ながらメールにてお悔み申し上げます。
大変なときとは存じますが、お身体ご自愛くださいませ。
テンプレ③
タイトル:お悔み申し上げます(〇〇(名前)です)
このたびはご尊父様のご逝去に接し、心よりお悔み申し上げます。
ご家族を支えなければとご無理をされていないか心配です。
お力落としのことと思いますが、どうかご自愛ください。
テンプレ④
タイトル:〇〇(名前)より お悔み申し上げます
ご身内に不幸がおありだったと伺い、大変驚いております。
略式ながらメールにてお悔み申し上げます。
心から哀悼の意を表します。
テンプレ⑤
タイトル:〇〇(名前)です お悔み申し上げます
お母さまの逝去を知り、とても驚いています。
突然のことですが、どうかお気を落とされませんように。
何かございましたら、いつでもご連絡ください。
安らかな永眠をお祈りいたします。
お悔みメールは配慮を忘れない
上司へのお悔みメールは、マナーだけでなく相手の状況や心情も考慮する必要があります。遺族をなくした悲しみを抱えていることを忘れないでください。
また『親しき中にも礼儀あり』という言葉があります。お悔みメールでは、どんなに親しい上司であっても礼儀を優先させてメールを作りましょう。
あなたのお悔みメールが、少しでも上司の心の支えになるようにしてください。その気持ちは上司にも必ず伝わるでしょう。