退職を促している
上司の無視があまりにもひどい場合、あまり考えたくはないですが会社を辞めさせたいと思っている可能性も否定できません。無視を続けることで居づらくさせることが目的です。
最近では、上司が個人的に嫌いだからといって簡単にクビにすることは出来ません。もし出来たとしても、「上司に辞めろと言われた」ということが広まり、上司自体の評判が落ちてしまいます。
長く無視をすることで、自分の居場所がなく、周囲の同僚なども相手が上司なだけにあまり助けられない状況にあります。そういう状態の会社に毎日通うというのは精神的に辛いですよね。
上司が直接言わなくても、「もう辞めます」と本人から退職を選ぶように居心地を悪くしている可能性があります。
「上司の思い通りになってたまるか!」と負けたくないので頑張る人もいます。反対に、「馬鹿らしい。もう辞める」という人もいます。
人それぞれなので、会社や仕事のやりがいと辛い状況を比べて、どうするか一度考えてみましょう。
9つの対処法とは?
自分に原因がある時は謝る
上司が無視をしている原因が自分にあると明らかに分かっている場合、早めに謝るのが得策です。時間をかけると上司も後に引けなくなって長引く可能性が高まります。
例えば、上司と喋っている途中に機嫌が悪くなり、無視をするようになってしまった。自分のミスが発覚してから無視をされている…というような場合は、とにかく先に謝りましょう。
すぐに謝ることで、上司も態度が軟化する場合もあります。「次からは気をつけるように」と一言伝える機会を作ることで、上司の気は済むのです。面倒かもしれませんが早く謝りましょう。
先延ばしにしていると、「自分が無視しても何も言ってこない」「どう思っているんだ!」と新たな不満を作ることになります。一度無視をすると引けなくなっていることも考えられます。
終わらせるチャンスを作ってあげることで、上司も内心助かったと思うはずです。無視という行動は悪いですが、自分に非があるなら素直に謝ることも大切です。
変わらない態度で接する
人から無視をされるというのは、精神的に辛いものがあります。友達でも辛いのに、それが立場が上で反論できない上司が相手となると、精神苦痛はさらに増します。
しかし、上司が無視をするからといって、自分も無視をしていたり、ビクビクとおびえていては何も変わりません。むしろその反応を見てさらにエスカレートする可能性もあります。
もし、無視されている原因に思い当たる節が無かったり、自分は悪くないと思えるのなら普段通りに接するのがおすすめです。無視をしても意味はないと思わせるのです。
不満があるのなら、直接それを伝えたり無視以外にも色々方法はあります。無視なんてしても意味はない。そう相手に思わせるには、相手にしないのが一番利きます。
また、こちらは普段通りに接しているのに上司だけが一方的に無視をすることで、上司の評判が下がります。大人げないと周囲に言われて無視をやめることもありますので気にしすぎないで下さいね。
積極的に話しかける
上司が無視をしてどうすれば良いのか分からないという場合、あえて積極的に話しかけるのもおすすめです。
例えば、挨拶をするときに、グループとしては無視をしても個人的に話しかけられて無視出来る人はそういません。
朝、会社に入ってその他大勢に向かって、「おはようございます」と言っていませんか?そこをあえて、「●●部長、おはようございます」と名指しで言うのです。
意見を聞く時にも、「私はこう思いますが、●●部長はどう思いますか?」などしっかりと個人名を出して聞くのは効果があります。名指しをされているのに無視をすると、目立つからです。
誰が見てもあからさまに一人だけを無視しているという状況は、上司自身の立場を悪くすることになります。あえて積極的に話しかけることで、無視をしづらい環境作りをする方法もあります。
無視しないでもらうようお願いする
上司から無視をされてしまうと、とてもストレスが溜まりますし、つい避けてしまいますよね。コミュニケーションが取れなくなり、ますます無視されてしまう結果になる場合が多いです。
無視をする相手に話しかけるのは非常に勇気のいることですが、諦める前に一度は「無視をしないで欲しい」とお願いしてみましょう。無視をせずに「不満は直接言って欲しい」と言ってみるのです。
それだけでは上司を責めているように聞こえるので、「自分が何かしたでしょうか?」と一言添えましょう。「気付かずに不快にさせたなら申し訳ありません」と言えば大丈夫です。
無視をしているのは悪い。上司の立場で無視をするのは大人げないというのは上司本人が一番分かっています。部下が下手に出ながら無視を辞めて欲しいと言ってきた時、聞き入れる場合もあります。
上司自体もそこまで深刻に悩ませていると思っていない場合もあります。もしかすると「いや、自分も悪かった」と上司も非を認める場合もあるので、諦める前に一度は気持ちを伝えてみて下さいね。