パワハラ上司の9つの特徴と対処法13選とは?

上司

与えられた試練だと捉える

すべての物事には、必ず意味があります。そして神様は乗り越えられない試練は与えないといわれていますよね。

つまり、あなたにパワハラ上司がいるのも意味のある試練だと思いましょう。きっとパワハラ上司問題を解決できた時には、大きな成功につながるはずです。

そう思えば、今目の前に立ちはだかっている巨大な壁を乗り越えるしかないと思えます。その先には素敵な未来があるのですから、壁を崩して登るしか道はないのです。

どうしても壁が自分の将来を妨げるのであれば、別の道に進むことも選択できます。転職する一つのきっかけにして、新しい人生を歩くことも良いですよね。

試練とは、まさに自分を試されているものです。そして試練があるからこそ、気づきや成功があります。成功者に試練はつきものだと前向きに捉えてみてください。

人事に相談する

どうしても自分で解決できない時や、パワハラの度合いが過ぎる時には、人事に相談しましょう。人事部とは、基本的には秘密厳守で相談を受ける部署です。

上司の相談をしたからといって、それが筒抜けになることはありません。また円滑に業務を進めるための部署なので、異動などの対処を考えてくれることもあります。

人事に相談する時のポイントを以下にまとめるので、参考にしてください。

①主観ではなく客観的に物事を述べる
主観で上司のパワハラを訴えてしまうと、ただの不満や愚痴になってしまうことがあります。そこで客観的に落ち着いて物事を述べるようにしましょう。

例えば、『毎回無視されて腹が立つ』という言い方では伝わりません。パワハラ被害ではなく、相性が悪いとみなされてしまうでしょう。

このような時は、『話を聞いてもらえないことで、業務が滞り困っている』と伝えます。仕事に支障が出ていることも必ず含めてください。

②具体的な事例を伝える
パワハラというのは、1回の出来事ではなく毎日の積み重ねで感じることでしょう。そこでパワハラと感じた事例をいくつか伝えてください。

できるだけ具体的に、

  • いつから
  • どのような場で
  • どのような言動をされて
  • どんな支障が出ているか

ということを人事に訴えてください。

人事が動かざる得ないくらいのパワハラ事例を用意しましょう。効力が弱いと、ただあなたが精神的に弱いと認識されてしまうので気をつけてください。

③複数人で人事に相談する
人事にパワハラ被害を伝えるのであれば、複数人の方が良いです。もし他にもパワハラの被害にあっている人がいれば、一緒に人事に相談にいきましょう。

あなただけが被害にあっている場合、証言者もいると心強いですね。1人で空回りしているわけではないという実証を承認してもらいましょう。

④先輩や同僚に相談する
人事に相談に行く前に、できれば周囲の信頼できる人に相談するのもおすすめです。先輩がいれば、良いアドバイスが聞けるかもしれません。

人事に相談することで、物事が悪い方向にいっては本末転倒です。自己判断せず、周囲のアドバイスを聞いたうえで人事に相談に行く方が良いでしょう。

転職する

パワハラの対処として、職場を変えてしまうのも一つの方法です。パワハラ上司があなたの上司でいる限り、ストレスを抱えたまま毎日を送ることになります。

仕事とは毎日の大半を過ごす場所です。もちろん必ずしも人間関係が良い場所ばかりではないでしょう。悩むたびに転職していては長続きしません。

それでも、あなたが心身ともにダメになっては本末転倒です。パワハラ被害で、鬱症状が出てしまった人もいます。精神的疾患になってしまうこともあるのです。

そこまで我慢する前に、思い切って職場を変えるのは悪いことではありません。必ず現状よりも良い環境で働くことができるでしょう。

転職する時の注意点としては2つあります。

①パワハラを対処する努力をしたか
『パワハラされた!もう辞めてやる!』と安易に考えはやめましょう。まずは今回紹介している対処法を実行してみてください。

  • 自分に非はないか
  • 上司に改善の余地はないか
  • 周囲の意見や反応はどうか

そして短くとも半年から1年ほどは様子を見てみましょう。それでもどうしようもない場合に転職を考えるようにしてくださいね。

②転職活動でパワハラについて言及しない
転職をするのは、パワハラ被害にあったからです。しかし面接で正直にパワハラについて言及してしまうのは、マイナス評価になるので避けましょう。

もちろんパワハラ被害にあったあなたが悪いわけではありません。それでもあなたのことを何も知らない面接官には良い印象が残らないのです。

必ず前向きに会社を希望した動機を考えて伝えてください。パワハラについては自分の心のうちにしまっておきましょう。

パワハラを受けた証拠を残す

先程もお伝えしたように、パワハラとは受ける側の主観です。同じ言動であっても、パワハラだと感じる人と感じない人がいるでしょう。

だからこそ、証拠はそろえておいてください。パワハラ上司本人や会社、法的機関でいつでも使えるよう準備しておくのです。

①日時を明確に記す
あなたがパワハラを感じた時に、日時と内容を記しておきましょう。小さなことでも書き溜めておくことが重要です。

例『〇月×日(△曜日)AM8:50 出社時の挨拶は自分のみ返事もらえずにスルー』
 『〇月×日(△曜日)PM18:30 帰社直前に大量の仕事を任命されたため強制残業となる』

という内容です。手帳のように持ち運びして、気づいたら記しておくようにしましょう。

②映像や音声に残す
実際のパワハラをしている動かぬ証拠となるのが、映像や音声です。映像となるとハードルが上がりますが、ボイスレココーダーであれば安く購入ができます。

暴言を吐かれている時に、ONにして音声を録画しておいてください。ペンタイプの目立たないものもあるので、探してみましょう。

③診断書の準備
暴力や精神的病を患った場合は、すぐに病院を受診しましょう。そして通院や診断の証明書を発行してもらってください。

証明書の発行には料金が発生します。しかし法的手段に移る場合は、強い効力を持つものです。ためらわずにお願いして準備しておくと良いです。

会社外に相談する

会社は組織になっているので、会社内部に相談しても解決に至らないことがあります。そんな時には、会社外に相談をするようにしましょう。

会社外への相談としておすすめの場所を2つ紹介するので、参考にしてください。

①無料法律相談『法テラス』
法テラスとは、日本司法支援センターのことです。国によって設立された法的トラブルを相談できる場所となります。

経済的に余裕がない人も安心できるように無料相談をおこなっているので安心です。

主にパワハラ・セクハラ・解雇などの悩み相談を承っています。また他にも男女トラブルや借金などの相談まで、幅広く受けている相談所です。

電話をすると対応オペレーターが解決に向けた法制度情報を案内してくれます。またメールであれば24時間いつでも相談が可能です。

特徴をまとめると、

  • 悩みを整理して適切な相談窓口をご案内
  • 法的な手続きや、わからない言葉の意味を解説
  • 無料で法律相談をしてくれる
  • 弁護士・司法書士の分割払いについて案内
  • 国が設立した公的機関で安心

となっています。

もちろん情報は守られますし、平等な立場で意見をくれるので場所です。ぜひ悩んだら電話もしくは
メールで相談してみてください。

②労働局
労働局とは、国の行政機関の一つです。厚生労働省の所轄で、労働者の就労環境を向上・改善するために動いてくれています。

労働局は、各都道府県に出先機関として設置しており『都道府県労働局』呼ぶこともあるでしょう。相談することで大きな変化があるはずです。

労働局に相談するメリットは、大きく2つあります。

まず1つは、国の行政機関が間に入ることの効力です。労働者個人では相手にしてくれないことも、労働局との話し合いは無視できません。

また公正中立な立場なので、正しい解決に導いてくれます。上司が部下より優位になるという、優劣の関係もないので安心です。

もう1つは、無料で相談できるということです。金銭的に余裕がなくても、相談や和解あっせんはすべて無料なのも嬉しいポイントとなります。

法的手段に出る

どうしても解決に至らない場合には法的手段に出ることも検討しましょう。弁護士に相談して、法的に手続きを踏んでいくのです。

労働問題は、専門分野ですので『労働問題』に強い弁護士事務所をHPで探してください。初回は無料相談ができるところも多いので、費用負担も軽くなります。

個人としてのアドバイスではなく、法に基づいた的確なアドバイスをもらうことができるのです。また弁護士が直接会社と掛け合ってくれるので精神的な負担も減ります。

泣き寝入りせずに、弁護士に相談して解決するのも大切なことです。

パワハラ上司から自分の身を守る術を知っておく!

パワハラというのは、最近できた言葉です。そのため古い考えの上司には、『甘え』だと捉えられてしまうこともあるでしょう。

しかし被害が多いからこそ、一つの言葉が成り立っているわけです。それだけ多くの人がパワハラ上司に悩んでいるということですよね。

もし毎日会社に行くのが憂鬱になるほどのパワハラ上司がいるのであれば、立ち上がってみましょう。そして解決に向けて自分なりに対処法を試してみてください。

パワハラは毎日続くことで、あなたの心身を大きく傷つけるものです。我慢しすぎないように気をつけてくださいね。

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