残業好きな上司の10の特徴と対処法とは?
定時に仕事が完了し『今日は何しよう!?』とウキウキしていると、上司からの残業命令。うんざりした気持ちになりますよね。
仕事が終わっていても、やたら残業しようとする上司はどの職場にもいるものです。部下からすると就業時間外の労働は負担でしかないでしょう。
このような上司には、共通している特徴があります。また特徴を分析することで、残業に付き合わない対処法を見つけることもできるでしょう。
そこで今回は残業好きな上司の特徴と対処法を紹介します。毎日定時に上がれずにストレスを感じている人は、ぜひ参考にしてください。
残業好きな上司の特徴
とにかく仕事が好きな『仕事人間』
残業が好きな上司は、基本的に仕事人間であるという特徴があります。仕事が好きであり、仕事をすることが生きがいでもあるのです。
そのため残業をしているという概念がありません。ただ自分のするべきことを完璧にしようとした結果、いつも残業しているという状況なのです。
このような人はライフワークの比率も圧倒的に仕事が占めています。おそらく『仕事70%』『恋人・家族20%』『友人5%』『趣味5%』くらいです。
つまり定時に帰っても何もすることがありません。それよりも会社にいて仕事をしている方が時間の使い方として有効であり、楽しいというわけです。
効率が悪い
部下から見ていても業務効率の悪い上司がいます。効率が悪いために、定時に仕事を終わらせることができないのです。そして毎日残業をしています。
効率が悪い上司の特徴としては、仕事の順位がつけられません。仕事には必ず優先度があります。緊急度の高いものや大事な案件は、最初に取り掛かる仕事です。
しかし現在進行中の仕事があると、後回しにしてしまいます。結果的に優先度の高い仕事が定時に間に合わずに残業をすることになるのです。
効率が良い人は、臨機応変で柔軟性があります。何をしていても、常に『今必要なこと』を考えながら仕事ができるのです。
それができずに猪突猛進してしまう上司は、不器用で頭が固い証拠でしょう。だからこそ効率が悪くなり残業好きなイメージがついてしまうのです。
残業をすると仕事がはかどる
日中は、多くの社員と共に仕事を進めているので集中できないことがあります。上司は部下から報告・連絡・相談を受けることも多いでしょう。
また電話がかかってきたり、外出することもあります。そうすると自分の業務は滞ってしまい、なかなか処理する時間がないものです。
それが定時を過ぎると大半の社員は帰社します。わざわざ定時以降に電話をしてくる人もいません。そのため上司は自分の業務に集中できるというわけです。
静まり返った社内で誰にも邪魔されずに仕事ができるのは、ストレスフリーでしょう。日中できなかった仕事がスムーズにできるので、とてもはかどるのです。
そのため少し仕事がたまってきても『残業すればいいか』と、つい仕事を後回しにしてしまいます。残業できることが安心感にもなっているのかもしれませんね。
仕事を抱えている気分になれる
残業をしている上司を見て、あなたはどう思いますか?残業をしている人に対するイメージには、両極端な二つの見方があります。
残業している=仕事を多く抱えていて忙しい人
残業している=業務効率が悪くて仕事が遅い人
残業が好きな上司は、おそらく前者の考えなのでしょう。残業している人を見て『かっこいい』という羨望の眼差しで見ていたのですね。
そのため自分も残業をすることで、仕事を抱えている気分になれて気持ちが良くなります。忙しい上司であるということをアピールしているのです。
「いやぁ、今日も仕事たくさん任されたな~」
「なんだか部下の仕事までこんなにあるわ~」
このような忙しいアピールをしながら残業している人は、残業している自分に酔っているのでしょう。部下に注目されてかまってほしい傾向の強い上司です。
残業代を稼ぎたい
労働基準法では、会社側は労働者に対して残業代を支払う義務があるとされています。そうなると働いた分だけ毎月の給与は高くなるというわけです。
そこで不要な残業をさせないように管理するのが上司の役目となります。定時に社員を帰らせることも、会社の経費削減につながるでしょう。
しかし上司自身が残業代を稼ぐために残業をしてしまっている状態です。これでは管理する人はいないので、自由に業務ができてしまいます。
残業代は、時給に換算して働いた時間給で上乗せされます。それが所定労働時間外であったり、深夜になると割り増しになり加算されるのです。
残業代だけで5万円ほど給与をあげることもできるので、稼ぎたい人には良い時間となります。そのため部下を帰らせてまで嬉しそうに残業をするのです。
早く帰りたくない
多くの人は、会社や仕事から解放されて自由になりたいと思います。就業時間が終われば、プライベートの時間です。二つを天秤にかければ、プライベートの方が楽しいのは当然でしょう。
しかし上司の中には、プライベートの時間に変わってしまうことが嫌だという人もいます。つまり早く家に帰りたくないのです。
- 嫁(夫)が怖くて顔を合わせたくない
- 家族の中に居場所がない
- 家に帰っても1人で寂しい
誰もが家が好きで安らげる場所ではないということでしょう。行き場がなくて、居心地の良い会社に残ることが増えてしまうのです。
社員とコミュニケーションを取りたい
残業時間というのは、仕事中であってもリラックスした空気が流れます。就業時間ではないことで、全体的に働き方や意識がライトに切り替わるのでしょう。
そのため残業時間は、社員同士とて距離を縮めやすいです。コーヒーを飲みながら、お菓子を食べて・・気軽に話をしながら仕事をしている人もいます。
上司も就業時間は、『上司としての自分』でいるでしょう。しかし残業時間になると『上司』という枠に囚われなくなるのです。
部下とも気軽に話すことができるので、残業時間が気楽で好きになります。社員とのコミュニケーションを取りたい人は、あえて部下と共に残業をするのです。
しかし部下は残務があるから残っているわけです。そこで上司とのコミュニケーションタイムに取られてしまうのは、ストレスにもなるでしょう。
時間の使い方が下手
手あたり次第に仕事をこなしているような上司がいます。このような人は時間の使い方が下手なので、結局いつも残業をすることになってしまうのです。
時間とは計画的に使うことで、有効活用できます。同じ時間でも無計画に使ってしまうと、無駄な時間ばかりをすごすことになるのです。
小学生の夏休みの宿題と同じことがいえます。無計画で夏休みを過ごしてしまうと、8月後半は宿題に追われるでしょう。そして寝ないで完成させることになります。
きちんと計画を立てて、7月中から少しずつ宿題に取り掛かれば8月半ばには追わせることができるでしょう。空いた期間にプラスの課題や勉強までできます。
同じ時間と同じ仕事量でも、計画するかしないかで大きな差がでるでしょう。なんでも逆算をして計画を立てることが必要ですね。
人の使い方が下手
上司は、人を使うのも仕事の一つです。なんでも自分でしていたのでは、仕事が回らなくなり滞ってしまいます。それに部下の成長にもつながりません。
しかし控えめな上司は、あまり部下に仕事を依頼するのが得意ではないのです。また教えることも苦手なのでしょう。
自分でやってしまった方が気も楽だと思い込んで、仕事を抱えてしまうのです。『あれは自分がやろう』『これも自分でやろう』それが積もって膨大な仕事となり残業をします。
残業をしていても、どこかで自分だけなら良いと感じているのです。これでは周囲は気を遣いますし、仕事をしている意味がありません。
本当に忙しい
いつも残業している上司は、本当に仕事量が多くて忙しい人もいます。優秀な人なので、どんどん仕事が舞い込んでくるのです。
また日中は部下のことを常に気にかけて、時間をとるようにしています。報告・連絡・相談も親切丁寧に応じるのです。結果本来の自分の仕事は業務後となるのでしょう。