上司と喧嘩してしまった…謝罪方法はある?辞めるべき?
喧嘩とは、相手に対する怒りの感情を込めた言葉をぶつけることです。また腕力をぶつけ合う場合もあります。
上司とは、自分よりも役職も立場もある尊敬すべき人です。どんなに感情的になっても、部下としては我慢しなければいけない相手でしょう。
しかし抑えきれずに喧嘩をしてしまうことも稀にあるものです。上司と喧嘩をすると『もう自分は会社で居場所がないのでは?』と悩みますよね。
上司への許される謝罪方法はあるのでしょうか。
会社を辞めるしか残された道はないのでしょうか。
今回は、上司への謝罪方法と辞めるべき事案を紹介します。一度冷静になって、今後の自分の在り方をよく考えてみてください。
【謝罪・仲直り方法10選】
素直に謝る
一番シンプルな方法は、『素直に謝る』ということです。これは子供の方が上手にできることで、大人になるにつれて難しくなってきてしまいます。
しかし喧嘩をする時は、お互いに興奮状態です。冷静になってみて、『上司に失礼だった』と反省することもあるでしょう。
もし少しでも反省の念があるのであれば、素直に謝罪してください。
また自分が悪くなかったとしても、状況をおさめるために謝罪は部下である自分からするべきです。謝罪の言葉に上司の気持ちも落ち着くでしょう。これで円満におさまります。
自分が悪くないのに謝罪なんてしたくないと思うかもしれません。そんな時には『先に謝罪した方が会社にいやすくなる』と自分に言い聞かせましょう。
謝罪は、喧嘩した当日が一番有効です。もしタイミングを逃してしまった場合には、翌日にするなど早い方がわだかまりも持たずに済みます。
『不適切な発言をしてしまい、大変失礼いたしました。ごめんなさい。』
この一言をきちんと目を見て伝え、頭を下げましょう。できれば他の社員のいないところで謝罪をした方が良いです。
謝るべきことを書き出す
謝罪とは、『何が悪かったか』を把握していないといけません。中身のない謝罪は、相手にも何も伝わらないでしょう。
そこで謝罪する前に、謝るべきことを書き出すようにしてください。そうすることで頭の整理をすることもできますし、気持ちも冷静になれます。
まずは喧嘩の経緯として、
- なぜ喧嘩に至ってしまったのか
- 何が自分を感情的にしたのか
- 上司に対して何を言ってしまったか
- その後どのような状態になっているか
ということを落ち着いて思い返して、書き出してみましょう。
その後は謝罪内容として、
- 自分の発言の何が悪かったか
- 上司に対しての不適切な言動
- 今後の改善・対応するべきこと
を明確にしておきましょう。
これらを謝罪する時に長々と伝える必要はありません。しかし自分が理解したうえでの謝罪には、中身が詰まっています。その想いはしっかり伝わるでしょう。
言い訳をしない
喧嘩をしたのには、必ず原因や理由があります。あなたも上司に知っておいてほしい言い分があることでしょう。
しかし謝罪する際や仲直りするきっかけで話す機会がある時には、言い訳をしてはいけません。さらに揉めたり、溝が深くなる可能性があります。
謝罪は、『自分の非を認めて謝ること』です。そこに自分を守るような言い訳や言い分を加えてしまうと、謝罪の気持ちが伝わりません。
「でも」「いや」という反論の言葉は使わないようにしてください。あくまでも自分が悪かったことを前提として謝罪しましょう。
聞き役になる
上司と喧嘩した時には、上司の言い分をひたすら聞くことを心掛けましょう。これは社内でも社外でも良いので、そのような場を設けてください。
上司と部下の関係は、夫婦に近いものがあります。夫は妻の不満をとことん聞くことで、夫婦関係は良好に続いていくと言われていますよね。
これは心の不満を吐き出すことで、常にフラットな状態を保てるからです。だから妻は夫に対して、ちょっと優しくなれます。
同じように上司の言い分を聞くことで、不満を吐き出させてください。聞きたくないこともあったり、反論したくなる内容もあるでしょう。
しかしすべてはグッと堪えてください。
「はい」「えぇ」「おっしゃる通りです」
とすべて肯定する言葉で相槌をうち、受け入れてください。そうすると相手も理解を得たと感じて、あなたに対して丸くなります。そのまま和解しやすくなるでしょう。
ただ自然和解は上司に対して失礼です。言い分を聞いたうえで必ず「申し訳ございませんでした」と謝罪をすることは忘れないようにしてくださいね。
笑顔を心掛ける
喧嘩にも種類や大きさに違いがあります。暴言や暴力に及ぶ喧嘩であれば、必ずきちんとした謝罪をする必要があります。
ただ言い争いの一歩手前の喧嘩をすることもあるでしょう。謝罪するほどでもないけれど、なんとなくわだかまりが出来てしまっているような状態です。
どう対応するべきかと上司も戸惑っているかもしれません。そんな時には、常に笑顔を心がけることを意識してください。
朝顔を見かけたら笑顔で「おはようございます」と言いましょう。それだけでも上司の心は落ち着いてきます。
さらに会話をする時でも、ぶっきらぼうな態度ではいけません。笑顔でニコニコと話をしてください。自然と打ち解けることで、和解することができるはずです。
誰かに仲裁人になってもらう
大人になるほどに意固地になるので、仲直りはしにくいものです。関係が上司と部下ともなると、よりややこしいことになるでしょう。
もしかすると、あなたの謝罪を素直に受け入れてくれない可能性もあります。話しかけても無視されてしまうようなこともあるかもしれません。
そこで同僚や上司の上司などに中に入ってもらい、仲裁してもらいましょう。謝罪のきっかけの場を作りやすいです。
第三者がいることで、冷静になれることもあります。行き違いや勘違いを解決させることもできるでしょう。その役割をお願いするのです。
ただ喧嘩した上司にもプライドがあります。さらに上司の人に和解に入ってもらうことで不快にさせてしまう場合もあるでしょう。
よく考慮して、まずは同僚や先輩に相談して物事を進めるようにしてください。