人のせいにする人の特徴と対処法とは?
責任感がある人とない人、どちらと仕事をするかによって、仕事の効率や快適さは大きく変わってくるものです。責任感のある人と一緒に働くことができれば、仕事もスムーズにいきますよね。
ですが、責任感の無い人は、すぐに何かあっても人のせいにするところが目立ちます。すぐ人のせいにする人と仕事をすると、迷惑をこうむることも多くなります。
そんな人とはできれば仕事はしたくないものですし、仕事ぶりを見ていて自分はストレスが溜まる一方でしょう。
では、すぐ人のせいにする人が職場にいた場合、どのように付き合っていくのが良いのでしょうか。すぐ人のせいにする人の特徴と上手く付き合うための対処法を解説していきます。
【人のせいにする人の特徴】
その場逃れが多い
すぐ人のせいにする人は、仕事でミスをしても、まず自分の非を認めません。その場さえ逃れれば何でも良いため、嘘をつくところが目立ちます。
上司に自分のミスを指摘されたとします。人のせいにする人は、まず謝る前に言い訳をするのです。
しかも言い訳がその場逃れのものなので、「〇〇さんがこう言っていたので…」と適当な嘘をつきます。勝手に巻き込まれた同僚や後輩はたまったものではないですよね。
「〇〇さんがこう言っていた」「〇〇さんの真似をした」などの言葉は、すぐ人のせいにする人の常套句です。しかも実際、名前を出された人は、そんなこと一言も言っていない場合もあります。
人のせいにする人は、昔から誰かのせいにする生き方が染みついているので、変に嘘も上手かったりします。なので、嘘の辻褄も合っていて、周りの人は巻き込まれて困惑させられるばかりです。
もちろん嘘なので結局いつかはバレるのですが、その場逃れのために平気嘘をつくため、何かと信頼されないのも特徴です。
周りの人からすれば、「あの人に指摘したいけど、どうせ言い訳するだろうし…」と思われることが多いのです。
子供っぽい
つまり、誰かのせいにする人は、見てくれは大人でも、中身はまだまだ子供なのです。すぐ人のせいにする以外にも、思い通りにならないと不機嫌になるなど、ワガママさが目立ちます。ただ一人で不機嫌になっているならまだマシです。子供っぽい人は、そのイライラを周りにぶつけて八つ当たりするので、もはや始末が悪いのです。
苛立ちの感情をむき出しにしてしまうのは、感情のコントロールができていない証拠です。子供はすぐ泣きますし、すぐ怒りますよね。子供と同じということです。
周りからすれば「情緒不安定?」と言いたくなるくらい、その時の気分によって態度が豹変すると言って良いでしょう。
ちなみにそんな豹変っぷりは些細な部分にも表れます。例えば通勤の際に突然雨に降られ、服や靴がびしょぬれになったとします。
誰でも濡れるのは嫌ですが、天気のことですから仕方がないですよね。多くの人が「しょうがない」と諦めて、仕事に気持ちを切り替えるはずです。
ですが、すぐ人のせいにする人は、感情のコントロールができないため、出社してきた後もしばらくずっと不機嫌が続きます。周りの人に八つ当たりするようなこともあるでしょう。
自分が利することしか考えていない
何か仕事でミスをしてしまい、自分で責任を負うとなると、上からの評価が下がることもありますよね。誰だって自分の評価は下げたくないですが、ミスしてしまったら受け入れるしかありません。
責任感のある人は言い逃れすることほど、一人の社会人として見苦しいものはないと分かっています。ですが、すぐ人のせいにする人にはこのような考え方は通じません。
とにかく責任を負うことを嫌がり、自分の評価を下げることをなんとか回避しようとします。「自分のせいで周りに迷惑がかからないようにしなくては」と考えることはありません。
多くの人は周りに迷惑をかけまいとして責任を負うものですが、人のせいにする人は自分が利することしか考えていないのです。
だからこそ、責任を人になすりつけて誰かを蹴落とそうとすらするのです。厳しい縦社会出身の人に多い傾向があります。体育会系で上限関係の厳しい部活などですね。
プライドが高い
すぐ人のせいにする人が自分の非を認めないのは、プライドが高いからです。自分は間違っていないと思っていて、周りの意見に耳を貸さない、プライドの高い人の典型的パターンですよね。
プライドの高さは仕事を進めていくうえで、周りの人にも迷惑をかけます。間違いを指摘されて素直な人であれば、すぐにその言葉に耳を傾けます。
しかし、プライドの高い人は間違いの指摘されると「ルールがおかしいのではないか」「なぜ今そんな話をするのか」など、逆にくってかかってきます。
論点がずれているのです。周りの人をイライラさせるのは明らかでしょう。