違う生き物だと考える
上司を同じ土俵で見てしまうと、イライラしてしまうことも多いです。そこで、まったく違う生き物だと考えるようにしましょう。
極端な話ですが、人に噛まれたら嫌ですよね。しかし犬に噛まれるのであれば、ある程度は仕方ないと割り切ることができるでしょう。
なぜなら違う土俵にいるからです。同じ物差しで相手の言動をはかるようなことをしません。違う生き物は、違う目線や見方ができるのです。
上司のことも、犬や猫だと思ってしまいましょう。そうすれば自分では考えられない言動をしていても気にならなくなるでしょう。
ストレートに伝える
普通の感覚では、どんなに上司がむかついても心のうちに秘めておきますよね。しかしあえてストレートに伝えてみるのも心を落ち着かせる方法です。
『むかつく』という言葉は適していないですが、『腹が立っている』ということを正直に伝えましょう。その正直な素直さと強さは上司の心に響くこともあります。
童話で『裸の王様』というのがありますよね。裸の王様は、自分が裸であることに気がつかないでいます。それに対して誰も裸だと教えることもないのです。
しかしある少年が言いました。「王様、なんで裸なの?」と。これがきっかけで王様は裸である自分を恥じて、少年に感謝をしたのです。
そこであなたも上司にストレートに感じていることを伝えて、教えてあげましょう。上司はあなたに一目置くことになるかもしれません。
もちろん怒る上司もいるでしょう。もう辞めてもいいという覚悟のうえでストレートに伝えれば、何かが変わるかもしれませんね。
幸せのハードルを下げる
もしかしたら、あなたは恵まれてきた人生だったのでしょう。家族や友人にも、嫌な人がいなかったのかもしれませんね。
そうなると幸せのハードルが高くなっていきます。自分の周囲には良い人がいるのが当たり前だと思ってしまうのです。
しかし、本来は必ずしもいつも良い環境にいられるわけではありません。周囲に気の合わない人やむかつく人の1人や2人いるのは当たり前のことです。
まずは、その環境を受け入れるようにしましょう。幸せのハードルを下げて、現実を受け入れてください。そうすれば上司のことも寛大に寛容に受け止められるようになります。
時間の無駄だと考える
人に唯一平等に与えられているものは、時間です。1年間365日、1日24時間。これは、どんな人にも共通で平等であるものです。
平等に与えられた時間をどう過ごすかは、すべて自分次第です。そう考えると上司にイライラして過ごすなんて無駄な時間に思えてきませんか?
むかつくと感じてイライラして過ごす24時間。
すぐに切り替えて笑顔で過ごす24時間。
どちらが有意義かは、考えるまでもなく後者ですよね。無駄なことに時間を浪費せずに、もっと自分にプラスになることに時間をつかうようにしましょう。
『むかつく→イライラ+モヤモヤ→周囲に愚痴る』という流れはやめてみてください。『むかつく→上司を越えよう→仕事に精を出す』に切り替えて頑張りましょう。
戦闘能力を高めておく
上司がむかつく時には、いざという時に備えて戦える準備をしておきましょう。武器も装備もないままでは、負ける戦になってしまいますからね。
戦闘能力を高める準備をしておくだけでも、むかつく気持ちが収まります。いつでも戦える武装があるだけでも心が落ち着くのです。
例えば、
- 上司のミスや失態をまとめておく
- 自分の業績や実績をまとめておく
というものです。
これがあれば上司に戦いを挑むこともできます。また転職する際の武器にすることもできるでしょう。『備えあれば患いなし』ですから、万端にしてください。
上司に振り回されるのはもったいない!
むかつく上司がいると、仕事も手につかないくらいイライラが募ります。家に帰ってからも、その気持ちを消すことができないでしょう。
しかし上司のせいで、仕事もプライベートもうまくいかないなんてもったいないことです。どうにかして自分が心落ち着く方法を考えてみてください。
上司だって人間です。あまり過度な期待をしないのが一番でしょう。いつかは自分が最高の上司になってやると目標を持ってください。
まずは深呼吸!そして考え方や見方を変えて、仕事の時間も有意義に過ごせるようにしましょう。