小さな子供だと考える
無能な上司のことは、いっそ小さな子供だと考えることも必要なことかもしれません。立場上、上司と部下という関係でも、部下である自分よりも精神年齢が低いということはよくあるものです。
自分よりもたまたま先に生まれて上司になっただけで、彼は実は何も分からない無垢な子供なのかもしれません。
このように自分が上司へのイメージを改めることで、イライラを防ぐことができるかもしれません。
昨日までは無能な上司だと思って嫌悪感を持っていた人でも、その人がただ子供なだけなのだと思えば、見方も変わります。
無能だと責めることが馬鹿馬鹿しく思えてくるはずです。そして相手は子供ですから、無能・無能ではない以前に、その存在も全く気にならなくなってくるでしょう。
「完璧な人ではない」と考えてみる
上司のことは、完璧な人ではないと思うことも大切なことです。上司に期待しすぎるとその無能さに幻滅しやすいのと同じで、「完璧な上司」を求めすぎるとこちらが大変なものです。
上司もただの人間で、聖人君主でもなければ超人でもありません。そして無能な人もたくさんいるものです。
「こんなに無能でも、この広い地球で頑張って生きている」と考えてみると、愛らしくも思えてきませんか。
無能な部分はあるかもしれませんが、そこそこ頼りになる部分も探そうと思えば出てくるでしょう。裏を返せば、全くどこも頼りにならない人もなかなかいないものです。
上司に完璧さを求めない、無能であることを受け入れれば、上司が無能でイライラしていた気持ち小さなものにも思えてくるはずです。
まともに上司の無能さに付き合っていると疲れるばかりなので、このように気持ちを整理するすべを磨いていきましょう。
自分とはまったく違う生き物だと考えてみる
無能な上司のことは、ある意味自分とはまったく違う生き物だと考えてみましょう。自分と同じ人間だと思うからこそ、無能さが気になって仕方がないのかもしれません。
皆それぞれが違う人間だと思えば、無能か有能か、そんなことにこだわる必要もなくなるでしょう。
能力に差があるのも仕方がないかな、と割り切れる可能性も出てきます。自分とは違った感覚で生きている生き物と思い、無能であることを受け入れてみましょう。
むしろ、考え方が違うからこそ、上司のことが無能に思えてしまうのかもしれません。
そして自分と別の生き物とは、考えを通わせることも難しいものです。すると「違っていて当たり前なのかも」という考えに至り、無能な上司を諦めて受け入れられるようにもなるでしょう。
まったく違う生き物と議論を交わそうとしたり、話を合わせようとしても、正直時間の無駄でしかないですからね。そう割り切ることができれば勝ちです。
無視する
上司のことはいっそ、ある程度無視して仕事に集中するのもありでしょう。無能な上司は、職場にないものと処理して働くのです。
上司が無能だとこだわるのはもはや時間の無駄でしょう。結果として、自分の仕事の妨げにしかならないものです。
無能さが気になってしまうなら、必要以上に関わらないように無視して仕事に集中しましょう。仕事に集中して楽しさを見出すことができれば、無能な上司の面倒臭さなんてどうでもよくなります。
仕事に集中してさえいれば、無能な上司にやきもきすることもなく、楽しい時間を過ごせるわけですからね。無能な上司を無視することは、自分自身が楽しく仕事をすることにも繋がるものです。
集中して働く
仕事にとにかく集中するようにしましょう。すると自分自身の能力はどんどん上がるはずです。
上司に、自分の真面目な姿勢を見せることがポイントになります。無能な上司でも、そんな姿を見れば、やる気を感化される可能性があります。
自分が仕事に集中して励んだおかげで、上司の無能さも少し改善が見られればこれに越したことはないでしょう。どんなに無能な上司でも、部下のやる気を見逃す人は少ないはずです。
仕事に集中することは、上司の無能さを気にしないこと、上司を逆に育てること、この両方で役立ちます。
言ってしまえば、上司と仲良くなるために仕事をしているわけではないため、さっさと気にせず仕事に打ち込んだ方が気は楽でしょう。
上司の無能っぷりに気をもんでばかりいず、自分のキャリアアップのことを考えた方が時間を有効に使えるはずですよ。
上司の上司に相談する
あまりにも上司の無能っぷりが深刻なら、上司の上司に相談してみることも大事なことでしょう。
仕事のことを相談できるのは上司のみと思っていませんか?職場には多くの人がいるものです。上司のことで困ったときは、ぜひ積極的に上司の上司にも相談してみましょう。
どれくらい無能かを説明し、あまりにもひどい場合は上司を変えてもらえないかも相談してみることです。
職場の人間関係は軽視できるものではありません。だからこそ、上司を変えてほしいという相談には積極的に乗ってもらえることも多いのです。
また、上司の上司がその無能な上司に対して注意喚起することで、あっさり解決することだってあり得ます。
違う人に相談するだけで、無能な上司に対する解決の糸口は意外なところから見えてくる場合も多いのです。
「上司の無能っぷりは受け入れなければいけない」と思い込まず、時には上司の上司に相談する姿勢も大切にしましょう。
無能な上司の特徴によって対処法を変える!
無能な上司というのは、非常に扱いが難しいものです。立場が上なので、はっきりとその無能さを指摘するわけにもなかなかいかないでしょう。
この人全然使えない…と思っていたとしても相手は上司なので、「気のせいかも」と思い直そうとする意識も働くかもしれません。
ですが、一度落ち着いてその上司のことを考えてみましょう。今回解説してきたような特徴に、上司が多く当てはまっているのなら、残念ながらその上司は無能な可能性が高いです。
毎日の仕事が無能な上司のせいでやりづらく感じたり、職場にいづらく思えてしまうのは困りものでしょう。無能な上司を持った際は、ぜひ以上のような対処法を実践してみてください。
気にしないように振舞うこと、無能な上司に対するイメージを変えてみること、それだけで仕事のやりやすさは大きく変わってくるものですよ。
扱い方さえ分かれば、逆に無能な上司のことも、ある意味可愛く思えてくるかもしれません。