ネガティブでマイナス思考
何事もネガティブでマイナス思考な人は、過度にプレッシャーを感じます。上司の言動をすべてマイナスに捉えてしまうのです。
『君ならできるよね?』と上司に言われたとします。プラス思考な人であれば、『できる』『期待されている』『やってみよう』と思うでしょう。
しかしマイナス思考の人は『馬鹿にされている』『どうせできない』と思い込みます。卑下に捉えることしかできないので、すべてがプレッシャーとなるのです。
上司のプレッシャーに耐えられないときの対処法
自分ができることを確実におこなう
上司からのプレッシャーは、現状よりも良いものを要求してきます。そこには、あなたの実力以上のことも含まれている場合が多いです。
しかし実力以上のことであれば、努力しても出来ないこともあるでしょう。それを無理にこなそうとすることで、実力以下のことしかできなくなってしまいます。
まずは、今の自分の実力の範囲内でできることを確実にこなしてください。確実な積み重ねが、上司の期待に応えることにつながります。
仮にあなたの受注率が常に80%だとします。そこで上司に『受注120%を達成しろ』と言われたとしましょう。しかし120%を目指してしまうと、結果として80%も満たせなくなります。
そこで、とりあえずは85%を目指せば良いのです。120%と言っていた上司も本当に120%を達成してほしいわけではなく、もっと意識を上げろと言っているだけのことでしょう。
5%でも上昇すれば、あなたを評価してくれます。そうして確実に86、87と少しずつ実力を上げていけば良いのです。
プレッシャーと向き合う
プレッシャーとは、ときに自分を成長させてくれるものです。プレッシャーが常に0であると、現状維持のまま何も変わりません。
そこで負担になっているプレッシャーと向き合ってみてください。
【自分が今できること】
【自分が今期待されていること】
【自分が今求められていること】
【それに応じるための方法】
これらをきちんと整理するのです。モヤモヤとした見えないプレッシャーをクリアにすることで、それが目標や課題に変わります。
向き合うことで見えてくることは多数あるのです。見えない敵に怯えることなく、立ち向かってみてくださいね。
結果ばかり気にせずにプロセスを大事にする
結果というのは、明暗がはっきりしているのでわかりやすいです。だからこそ結果ばかりに目がいってしまう人も多いでしょう。
たとえば営業成績で1位になるという目標を立てたとします。その場合は、1位になるためのプロセスを考えるでしょう。方法や課題を明確にして、努力をするはずです。
結果として1位になれなくても、努力したことは身についているのです。決して無駄なことではありません。結果の過程で得るものはとても多いのです。
だからこそ結果にこだわりすぎてプレッシャーを感じることはありません。自分が得たものや感じた気持ちすべてを財産だと思いながら生きるように考え方を変えてみてください。
鈍感力をつける
前項でも紹介しましたが、鈍感力とは物事を深く考えない力です。それって『力』なのか・・と不思議に思うかもしれませんが、表面だけを汲み取るのも才能です。
上司がプレッシャーをかけてきても、深く読み取らないように意識してください。『次に期待している』と言われたら、言葉のまま次に期待しているのかと納得するだけです。
そこから『次の失敗は許されない?』『今回はダメだということ?』と読み取る必要はないのです。鈍感力を身につけるだけでプレッシャーから解放されます。
プラス思考に捉える
プレッシャーに強い人は、どんなことでも前向きに捉えることのできる人です。同じように生きていくなら前向きである方が断然得だと思いましょう。
最初は意識して無理にプラス思考にするのでも良いです。少しずつ癖にしていけば、自然とプラス思考に考えられるようになります。
『君ならもっとできるはずだ』と上司に言われたとします。マイナスに捉えるとダメだと否定しているような言葉になってしまうでしょう。
しかしプラスに捉えると、自分の評価が高いということです。もっと実力があると認めてくれている証拠だと感じられます。
物事には表裏一体であり、良いことも悪いことも紙一重です。その決め手となるのは、自分がどう捉えてモチベーションを上げるかが大切になります。ポジティブシンキングで生きてみましょう。
『ありがとうございます』と受け流す
上司の中には、あえてプレッシャーをかける人もいます。部下のモチベーションを上げるために、追い込みをかけているのです。
だからこそ深く考える必要はありません。上司も深い意味で発している言葉ではないのです。笑顔で『ありがとうございます』と受け流すのが一番でしょう。
『もっとできるだろ』⇒『ありがとうございます』
『他社に負けずにやれ』⇒『ありがとうございます』
なんでもお礼して流してしまえば、あまりモヤモヤした感情も残りません。上司も拍子抜けして、それ以上のことは言ってこないです。
自分を褒める
プレッシャーに耐えられない人は、自己肯定感が低い可能性があります。自分を認めていないからこそ、人からの圧力に潰されてしまうのです。
そこで完璧主義になりすぎずに、もっと自分を褒めて認めてあげましょう。自分を高く評価してあげてください。努力も結果も称えてあげるのです。
自分を褒めて自己肯定感を高くすれば、人から何を言われても動じないようになります。自分は大丈夫だと感じることができるようになるのです。
マイペースに生きてみる
他人と自分を比較すると、少しのことでも焦りや不安を感じてしまいます。つい自分が劣っているところばかりが目についてしまうのです。
しかし実際には、劣っていることばかりではありません。勝っているところも同じくらいあるはずなのです。比較することで見えなくなっているのでしょう。
そのためプレッシャーを常に感じてしまい耐えられなくなるのです。もっと自由にマイペースに生きるようにしてください。
『ナンバーワンよりも、オンリーワン』で良いのです。あなたらしさを大切にして、長所を伸ばしてください。そうすればプレッシャーからも解放されるでしょう。
誰かに相談する
もし行き過ぎたプレッシャーをかける上司だとすれば、それはパワハラです。上司という立場を利用して、あなたを脅迫していることになります。
どうしてもプレッシャーに耐えられないと感じたら、1人で悩まずに誰かに相談しましょう。自分だけが悩んでいるのか、全員同じ気持ちなのかでも負担度合いは変わります。
もしあなただけに対するパワハラであれば、人事異動を申し出るのも良いでしょう。パワハラ上司は変わりません。あなたが考え方や場所を変えていくしかないのです。
転職を視野に入れる
プレッシャーに押しつぶされてしまう前に、転職を視野に入れるのも一つの対処法です。環境を一新することで、プレッシャーから解放されます。
ただしプレッシャーとは、どの仕事でも職場でもあるものです。根本的な考えを変えない限り、また同じようにプレッシャーと戦うことになります。
まずはプレッシャーとの向き合い方を自分なりに考えてください。それでもパワハラともいえる過剰なプレッシャーがある場合には、転職してみるのも良いでしょう。
プレッシャーを力に変える
上司のプレッシャーとは、精神的苦痛を与えるものです。しかし上司は、部下にプレッシャーをかけるのも仕事の一つです。つまり上司からのプレッシャーがなくなることはないでしょう。
そこで対処する方法は、自分が変わることです。プレッシャーを自分のパワーに変えることができれば、ストレスになることはありません。
上手にプレッシャーと付き合っていくようにしましょう。きっと実力以上に自分の力を出せるようになるはずです。