上司と部下の距離を調整する
続いては、関係を無理に修復しない方法です。改善させようとすることで、逆に溝が深まることもあります。そうならないように距離感について考えてみてください。
一定の距離を置く
上司と部下だからといって、必ずしもコミュニケーションを深める必要はありません。少し距離を置いてみることも改善には必要なことです。
倦怠期の恋人でも『距離を置く』という手法を取ることがありますよね。距離を置くことで、近すぎて見えなかったことが見えてくるのです。
また近くにいると存在が気になりすぎてしまい、そこにいるだけでもストレスになります。距離を置くことでストレスが軽減されるのです。
とはいえ、上司ですから無視をすることはできません。自分の中で距離を設けて、必要なことだけ応対するようにしましょう。
離れてみると意外に良い部分も見えてきます。知らなかったことを知れることもあるのです。そうして少しずつ関係を改善させてみてください。
必要最低限の会話のみにする
上司との必要最低限の会話とは、
- 挨拶
- 業務報告
大きくはこの2つのみです。
つまり、他のことは関わらないようにすれば良いと考えてください。そう割り切ると心が軽くなりますよね。
挨拶と業務報告のみです。それだけは仕事のことだと思い、上司と会話をします。あとは関わらない人なので気にしなくても良いでしょう。
誰かにパイプ役をお願いする
性格が合わないことから、すぐに口論が始まりぶつかってしまうこともあります。性格が合わないというのは、改善するのが難しいでしょう。
そこで関係の悪い上司と部下の間に入ってもらうパイプ役を誰かにお願いしてください。間に誰かが入ることで関係が改善されることもあります。
パイプ役になるのは、上司と相性の良い同僚が良いでしょう。少し大変な役割になりますが、クッションがあると何事もカバーしてくれます。
直球意見であっても、変化球に変えてくれるはずです。それだけでも上司に良い印象を与えることができるようになります。
もちろんパイプ役を依頼した人には、お礼を忘れずに。きちんとランチを奢るなどして、感謝を伝えることを怠らないようにしてくださいね。
プライベートには介入しない
嫌いな人ほど興味を持ってしまうことってありますよね。関係が悪い上司なのに、なぜかプライベートなことに介入してしまう人もいます。
しかし深入りすればするほどに、関係が悪くなるでしょう。もともと相性が悪いのであれば、プライベートなことに介入しても良い方向に進むことはありません。
そこで上司は仕事上の人だと割り切ってください。仕事をするために一緒にいる人です。勤務時間外に何をしていようと関係ありません。
プライベートなことは介入しないように意識をしましょう。そうすれば細かいことには気が向かなくなるでしょう。
意識や視界に入れないようにする
同じ職場で働いているとつい上司の存在が気になってしまいます。関係が悪い人の方が、言動は気になるものです。
しかし意識してばかりいるから、余計にイライラしてしまうのです。頭で存在が大きくなることで良い関係を築くことが難しくなるのでしょう。
そこで職場にいるときには、意識や視界に入れないようにしてください。上司を無にして、透明人間だと思いましょう。
最初はそう意識していることで、だんだん自然と気にならなくなります。存在が気にならなくなれば、イライラすることもなくなります。
そのうち自然とコミュニケーションが取れるようになるでしょう。