安心感がある
気持ちに余裕のない人は、ひょんなことからヒステリックになってしまいます。相手をしている側からすると、いつ地雷を踏むか分からないので、とても疲れてしまいます。
一方、朗らかな人は感情が安定しているので、どんなときも穏やかです。地雷などありません。冗談だって分かってくれます。
本音をぶつけても大丈夫なので、心を許して接することができます。このオープンなコミュニケーションが、信頼関係をさらに深めていきます。
月末や繁忙期で仕事が立て込んでいる職場では、多くの人が余裕を失いがちです。そんな中でも、朗らかな人は穏やかなままです。愚痴や冗談を言っても聞いてくれるので、とても安心できます。
朗らかな人の安心感は、多くの人を惹きつけるのです。
癒される
朗らかな人の落ち着きは、一緒にいる人も同じような気持ちにさせてくれます。
たとえば、仕事の締切が迫っているのに、一向に終わらない場合を考えてみましょう。どうしても不安になったり、イライラしてしまいますよね。
そんなとき、そばに朗らかな人がいるだけで、どれだけ癒されるでしょうか。
朗らかな人は、落ち着いて前向きに仕事に取り組みます。その様子を見ているだけでも、不安な気持ちが和らぎます。
また、仕事の進め方について相談に乗ってくれます。くじけそうなときには、元気が出る言葉をかけてくれます。
逆境に苦しむとき、朗らかな人の存在は周囲を癒してくれます。そんな人、誰だって好きになりますよね。
朗らかな人が少ない
心にゆとりを持って他人のことを考えるのは、現代のストレス社会では至難の業です。朗らかな人は、とても貴重な存在なのです。
現代の会社では、業務の効率化が最大限に求められます。一切の無駄は許されません。こんな厳しい環境では、誰もが自分のことで手一杯です。
にもかかわらず穏やかな生き方を貫く朗らかな人は、みんなの尊敬を集めます。殺伐とした社会の中で、数少ないオアシスのような存在なのです。
精神的に大人で付き合いやすい
いくつになっても精神年齢の低い人っていますよね。ちょっとしたことで怒ったりして、感情の起伏が激しいので対応に困ります。
たとえば、会社の偉い人がご機嫌斜めで、職場の雰囲気がピリピリしている場合を考えましょう。
よくよく話を聞いてみると、昨日奥さんと喧嘩したのが原因、なんてことがあります。家庭の問題を職場に持ち込むのは、未熟で子供っぽい行動です。八つ当たりと同じです。
でも、朗らかな人は精神的に大人です。嫌なことがあっても、周囲に当たり散らしたりしません。とても付き合いやすいので、誰からも好かれます。
何でも受け入れてくれる
朗らかな人の精神的余裕は、自分の判断基準を持っていることから生まれます。自分の人生の中で作り上げた基準なので、些細なことではブレません。そのことが心にゆとりを作ります。
また、朗らかな人が持っている判断基準は自分で作ったものなので、柔軟さもあります。人の話を聞いて「そうかもな」と思えば、ちゃんと取り入れることができます。
たとえば、友達同士で1か月前から旅行を計画していたとします。しかし、そのうちの1人が前日になってドタキャンしてきました。
これが器の小さな人が相手だと、ドタキャンと聞いた時点で怒り狂い、話にならなくなってしまいます。
しかし、朗らかな人は頭ごなしに責めません。もちろん前日のドタキャンにはさすがに抵抗がありますが、「何か理由でもあるの?」と落ち着いて聞いてくれます。
突発的な仕事や家族の事情など、納得できる理由なら受け入れてくれます。こんな柔軟さを、朗らかな人は持っているのです。
朗らかな人は自分のことを理解している!
今回は、朗らかな人の特徴や好かれる理由について紹介しました。
朗らかな人は、自分の気持ちを大切にしています。自分のことをしっかり認めることで、心にゆとりが生まれます。その精神的余裕が、他人のことを考える素敵な性格につながっているのです。
「嫌われたらどうしよう」というように、他人の気持ちばかり考えていては、朗らかにはなれません。まずは自分の気持ちを大切にすることから始めてみてください。
そうすれば、朗らかな人に近づいていけるはずです。