悩みを抱えている
心ここにあらずの状態は、悩んでいる時になる人が多いです。本人が考えたくなかったとしても、気付けばそのことばかり考えてしまって頭が一杯になっています。
例えば、失恋をしてしまって元彼のことが忘れられない場合、仕事をしていてもずっと落ち込んでいる人がいますよね。私情を挟みたくないけれど、頭から離れず辛い人もいるでしょう。
「仕事だししっかりしなくては」「いつまでも考えていても仕方がないし」と頭では分かっていても、感情がついていきません。「あの時こうしていれば…」というもしも話に捉われる人もいます。
考えた時間が長かったからといって、必ず答えが出ないのも悩みのある人の辛いところです。人によっては、「もう考えたくない!」と思いながらも無自覚に心ここにあらずになってしまいます。
いつまでもウジウジと考えていても仕方がないと思いつつ、ずっと頭から悩みが離れない自分に自己嫌悪する人もいます。そうなるとますます悩みは深まり、心こころにあらずが続いてしまいます。
単純な睡眠不足
悩みや単純作業など、なにか特別な理由が無かったとしても、心ここにあらずの状態になるのは珍しくありません。例えば残業続きや飲み会続きで寝不足の場合、眠くてボーッとすることが多いです。
悩みがあったり、他のことを考えていたり、単純作業に頭が慣れてしまって緊張感がないという理由は多いです。しかし、そういう要素がなかったとしても寝不足というだけでもなりえます。
睡眠不足だと、集中力がなくなりますよね。授業での先生の話が全く頭に入ってこない。集中できなくて問題が解けないということを、学生時代に経験した人もいるはずです。
寝不足になると集中力がないことでミスも起きやすくなってしまいます。頭の回転も鈍くなりますし、ボーッとして大切な話を聞いていなかったり、忘れてしまうこともあります。
そうなるとミスが増えたことで悩みも増えたり、ソワソワとしてどこか落ち着きがなくなったり悪循環になってしまいます。たかが睡眠不足と侮らずに、十分な睡眠は日頃からとるようにして下さい。
対処法とは?
目標を作る
心ここにあらずの状態を抜け出すには、新しい目標を作ることが効果的です。心ここにあらずの状態にある原因には、「飽きからの慣れ」「緊張感の無さ」「モチベーションの低下」が考えられます。
そういう、マンネリからのモチベーションの低下を解消するには、新しい目標を作って張りを出すことが大切です。今までの目標はもう達成しているからこそダラダラとしてしまいます。
新しい目標だと、達成のために違うアプローチをしてみたり、今までのやり方を工夫して頭を使うことになります。単純に、今よりも難しい作業や資格に挑戦するというのでも良いでしょう。
目標を作ることでモチベーションも上がりますし、自分のスキルアップにも繋がります。ぜひ、新しい目標を作って楽しみながら作業に取り組めるように頑張ってみて下さい。
しばらく休む
心ここにあらずで集中ができないというのなら、無理して取り組むよりも、一旦休むと言う方法もあります。休めるだけ休み、リフレッシュをすることで、またやる気が出てくる場合もあります。
まずはゆっくりと休んで頭も、体も休める。次にどうしたいのか考える。その考えを実行するためにどういう順序で行動していけばよいのか模索する。そういう繰り返しが大切です。
頭や体が疲れていては、スッキリと整理して考えることもできません。何となくやる気が無かったり、作業に身が入らないままミスを繰り返して失敗を気にするよりも思い切って休んだ方が良いです。
例えば、精神的にストレスがある場合、心ここにあらずの状態が出ることもあります。ストレスが多くてそればかり考えていたり、仕事が多すぎて正常な判断ができるほど頭が回っていない場合です。
その状態が続くと、ストレス性のうつ病を発症してしまったり、体の慢性疲労が溜まって倒れてしまう場合もあります。まずは、心と体のためにゆっくりと休み、無理はしないことが必要です。
ゆっくりと十分に休むことができれば、「また動きたい!」とモチベーションが上がり気持ちもポジティブになる傾向があります。ただ単に甘えでダラダラしているとは言い切れない場合もあります。
色々試してみても効果がないようなら、思い切って休んでみるのもひとつの方法です。