気性が荒い原因とは?
感情をコントロールできないから
では、気性の荒い人たちが傍若無人に振る舞う原因は、いったい何なのでしょうか。
まずは、「感情をコントロールできないから」という原因が挙げられます。怒りや苛立ちといったネガティブな感情に襲われると、頭がいっぱいになって我慢できなくなるのです。
普通の人なら、ネガティブな感情に襲われても「ぐっ」と堪えます。「ネガティブな感情を爆発させたところで何もいいことはない」と考えて、冷静になることができます。
しかし気性の荒い人は、我慢することを知りません。「ネガティブな感情を爆発させて楽になりたい」ということしか考えられなくなるのです。
生まれついての性格が災いして、気性の荒い人になってしまうこともあるでしょう。ただ、環境が気性の荒い人を作り出す場合もある、ということを忘れてはいけません。
たとえば会社で偉い立場にあるような人が、役職に似合わないような幼稚さを見せることがあります。周りにイエスマンしかいなくなったせいで、少しでも反論されると怒り狂うような場合です。
イエスマンに囲まれた環境に身を置き続けると、何でも思い通りになるような錯覚に陥ってしまいます。何を言っても反論されずに済んでしまうからです。
すると、怒りや苛立ちに対する耐性もなくなってしまいます。少しでも嫌なことがあると、いとも簡単に感情を爆発させるようになります。こうして気性の荒い人が作られていくのです。
客観性がないから
「客観性がない」ということも、気性が荒くなってしまう原因として挙げられます。
普通の人は、自らの言動が周りからどう見えるのか想像しようとします。自らの姿を客観的に振り返ろうとするのです。
客観性を持つことができると、言動にブレーキをかけられるようになります。自分だけが正しいと盲信することなく、節度ある行動が取れるようになるのです。
しかし、気性の荒い人には客観性がありません。自分が間違っている可能性など少しも考えないのです。そのため誰かと対立しても、正義は常に自分の側にあると思い込みます。
たとえば、新幹線の予約した席に座ろうとすると、先に座っている人がいたとしましょう。
何度もチケットを確認しましたが、予約しておいた席に間違いありません。そこで、席を代わってもらうよう話しかけてみました。
「すみません、ここは私が予約した席なんですが」
「そんなはずないよ」
「チケットの席番号をもう一度確認してもらえますか」
「だから、俺が間違ってるわけないって!」
何を言っても取り合ってくれません。席番号の再確認すらしてくれません。正しい席に座っていると思い込んでいるからです。むしろ、言いがかりをつけられたと怒ってしまっています。
普通の人なら、言われなくてもチケットを確認するはずです。しかし、客観性のない人には自分の間違いを疑う発想がありません。そのため間違いを指摘されると、途端に怒り出してしまうのです。
ストレスや不安で一時的に気性が荒くなっている
いつもは穏やかなのに、ストレスや不安のせいで一時的に気性が荒くなる場合もあります。気持ちに余裕がなくなり、感情にブレーキがかからなくなるのです。
たとえば、就職活動に苦労している男子大学生について考えてみましょう。付き合っている彼女からは、就職活動のせいでストレスが溜まっていないか心配されています。
思いつめた様子の彼氏のことを心配した彼女は、就職活動のスケジュールについて聞いてみました。
彼女「来週も忙しいの?」
彼氏「また面接に落ちたから、新しい会社の説明会に行かないと。エントリーシートの書き方も見直さなきゃならないし」
彼氏は明らかに余裕がなくなっています。このままでは視野が狭くなり、就職活動自体も悪循環に陥る恐れがあります。そこで彼女は思い切って、気分転換することを提案しました。
彼女「頑張ってるね。でも、頑張りすぎるのもよくないよ。説明会がない日に、2人で遊びに行ってみない?」
しかし彼氏はストレスのせいで余裕がなくなっており、彼女の言葉を素直に受け取ることができません。思わず、声を荒げてしまいます。
彼氏「お前は内定とれたからいいけどさ、俺はそんなことしてる場合じゃないんだよ!」
普段は穏やかな彼氏が大声を出したので、彼女は驚いてしまいました。彼氏も彼女の驚く様子を見て、我に返って謝りました。
一時的に気性が荒くなるのは、ストレスや不安に苦しんでいるサインでもあります。周囲の人は焦らず、静かに見守ってあげることが大切です。
気性が荒い女性の特徴とは?付き合う前に知っておきたいこと
束縛が激しい
気性の荒い人には、何でも自分の思い通りにしたがる傾向があります。そのため、気性が荒い女性と付き合うと、激しく束縛されてしまう恐れがあります。
たとえば、彼女と一緒にテレビを見ていたとしましょう。バラエティ番組を見ながら彼女と他愛のない話をして、楽しい時間を過ごしていました。
番組を見ていると、以前から好きだった女性芸能人が出てきました。そのため、思わず「かわいいなあ」と声に出してしまいました。
すると、彼女が途端に不機嫌になっていきます。どうやら彼女の地雷を踏んでしまったようです。
彼女「わたしよりかわいいって思ってるんでしょ」
彼氏「いや、別にそんなことは思ってないよ…」
彼女「じゃあなんで、かわいいなんて言うの?」
彼女の怒りは、どんどんエスカレートしていきます。しまいには「わたしのこと嫌い?」と言ったきり、口をきいてくれなくなりました。
彼女の気性の荒さは、彼氏を思い通りにしたいという独占欲の表れです。彼氏には自分のことだけを考えてほしいと思っているのです。
そのため、大変嫉妬深くなります。現実に身の回りにいる女性だけでなく、テレビの中の女性にも嫉妬の目を向けます。安心してテレビを見ることもできなくなります。
気性の荒い女性と付き合っていると、どこに地雷があるかわかりません。うっかり地雷を踏んでしまうと、手が付けられなくなるくらいヒステリックになります。
気性の荒い女性と付き合うには、大変な覚悟が必要なのです。
我慢ができない
気性の荒い人には、我慢ができないという傾向もあります。感情をコントロールすることが苦手なので、節度のある行動をとることができないのです。
そのため気性の荒い女性と付き合うと、色々と振り回されてしまいます。我慢することを知らないので、その日の気分で自分勝手な行動をしてくるからです。
たとえば、時間などお構いなしに電話をかけてきます。早朝であろうと深夜であろうと、寂しくなったら遠慮なく電話をかけてきます。寂しさを我慢することができないのです。
普通の女性なら、彼氏に電話をするときは相手の都合を考えます。彼氏の生活ペースを想像して、あまりに迷惑をかけるようなら電話することを遠慮します。
しかし気性の荒い女性は、彼氏に完全に依存してしまっています。彼氏に迷惑をかけることなどまったく想像できなくなるほど、我慢がきかなくなっているのです。
さらに厄介なのが、反論されると逆ギレをするという点です。
彼氏「こんな夜中に電話してきて、迷惑だと思わないの?」
彼女「そんな冷たいこと言うなんて、最低!」
彼氏に完全に依存しているので、少しでも思い通りにならないと「裏切られた」と感じます。被害者意識を爆発させて、逆ギレをしてしまうのです。
夜中に電話をかけてこられて、しまいには逆ギレまでされるのですから、彼氏としては大迷惑です。しかし気性の荒い女性と付き合うと、振り回されるのが日常になってしまいます。