気性が荒い男性の特徴とは?付き合う前に知っておきたいこと
典型的な亭主関白
気性の荒い男性も、パートナーを自分の思い通りにしたがります。ただ、女性の場合よりも厄介な点があります。昔ながらの男性優位の社会風潮が、問題をややこしくするのです。
昔の夫婦関係では、一家の大黒柱である夫が権威を持っていました。いわゆる「亭主関白」の状態にあるのが一般的な夫婦関係だとされていました。
しかし、今は昔と違います。社会的にも文化的にも経済的にも、「亭主関白」は成立しなくなりました。夫婦関係の中で男性が権威を持つ理由など、もはやないのです。
にもかかわらず、いまだに亭主関白であろうとする男性がいます。たとえば「家事は女性がやるもの」と言って、家事に一切参加しなかったりします。時代の変化に鈍感な、未熟な男性です。
また、いまだに亭主関白であろうとする男性は、気性の荒さも持ち合わせていることが多いです。時代の変化に気づかないほど未熟な男性は、自分を律することも苦手なのです。
ここで厄介なのが、「亭主関白であること」と「気性が荒いこと」は妙に相性がいい、という点です。
亭主関白な男性が気性の荒い振舞いをするのは、単に人間として未熟だからです。にもかかわらず、亭主関白を演じることで「昔ながらの男性像を守っている」つもりになってしまいます。
つまり、気性の荒い自分勝手な行動に、「古き良き日本を守る」という絶好の言い訳が用意できてしまうのです。自分の未熟さを正当化できるので、気性の荒さは悪化の一途をたどります。
今の時代に亭主関白を良しとする男性からは、距離を置くことをおすすめします。
暴力をふるってくる
気性の荒い男性は、感情をうまくコントロールできないあまり、言葉よりも先に手が出てしまうことがあります。男女の体格差を利用して、暴力で女性を支配しようとするのです。
たとえば、女性から少しでも気に食わないことを言われると、平気で殴りつけます。大声を出して女性を怒鳴りつけることで、反抗する気持ちを女性から奪ってしまいます。
普通の男性なら、女性に手を出すことに強い抵抗を感じます。「暴力はいけない」という理屈を考えるよりも先に、本能的な嫌悪感を覚えるのが普通です。
にもかかわらず平気で女性に暴力をふるうのは、女性への暴力を肯定する歪んだ価値観に染まっているからです。頭に根付いた暴力的な思考回路を変えることは、非常に困難です。
もはや一種の病気なのだと割り切って、一刻も早く別れを切り出しましょう。もし別れ話を聞いてもらえない場合は、一人で悩まずに行政やNPOの力を借りてください。
気性の荒さの治し方とは?
大きな失敗をするしかない
気性の荒い人は、自分の間違いを反省することができません。自分の間違いから目を背ける甘さが、気性の荒さの大きな原因だからです。
したがって、気性の荒さを治すには「痛い目に合う」しかありません。大きな失敗を通して、自分の未熟さに気づかされる経験が必要なのです。
たとえば、大切な友人や恋人を失う経験を通して、自分の未熟さがいかに周りの人たちを傷つけていたか知ることができます。
大切な人を失った喪失感は、気性の荒い人にも大きなショックを与えます。否が応でも、自分の行動を反省することになります。
外的なショックによって強制的に反省の機会を持つことが、気性の荒さを治すことにつながるのです。
視野を広げる
ストレスや不安のせいで一時的に気性が荒くなっている人には、視野を広げることが効果的です。視野を広げれば気持ちに余裕ができるので、冷静な気持ちになることができます。
たとえば仕事に追われるあまり、気性が荒くなっている場合を考えてみましょう。
仕事のことばかり考えていると、どんどん気持ちに余裕がなくなっていきます。そこで、思い切って仕事を休んでみるのです。
どれくらいの休みをとれるかは、個人差があるでしょう。自分に合った休みの取り方を考えてみてください。
日曜日を「丸一日仕事のことを一切考えない」と決めて過ごすのも良いでしょう。もちろん可能ならば、まとまった休みを取って旅行に出かけるのも良いでしょう。
とにかく、頭の中から仕事のことを追い出す時間を作りましょう。そうすれば、少しずつ気持ちに余裕ができて、穏やかな性格を取り戻せるはずです。
気性が荒い人は人として未熟
今回は、気性が荒い人の特徴について詳しく見てきました。また気性が荒くなる原因や、恋愛・結婚に際して男女別に気を付けるべきことについても、あわせて紹介しました。
気性の荒い人からは「威圧的な人」という印象を受けますが、根底には人間としての未熟さがあるのです。気性の荒い人の未熟さをはっきり認識することが、振り回されないための第一歩です。
気性の荒い人から上手に距離を置くことで、穏やかな毎日を送っていきましょう。