気にしすぎる性格の人の特徴と直す方法とは？

普段の何でもないときでも、ささいなことが気になってしまう…と困っていませんか？何かを気にしすぎる性格は気苦労も多く、疲れやすいですよね。

気にしすぎる性格の人は、仕事をしていても、何かミスをしているのではないかと必要以上に心配をしてしまいがちです。

自分だけの問題ならまだしも、その心配を周りにぶちまけてしまい、時に仕事仲間からうっとうしく思われることもであるでしょう。気にしすぎる性格は、直せるものなら直したいですよね。

今回は、気にしすぎる性格の人の特徴と、性格を直す方法について考えてみましょう。ぜひ不必要な悩み事は減らして、気持ちを軽くしていきましょう。

【気にしすぎる人の特徴】

温厚な性格

まず、気にしすぎる人に高圧的な人や、攻撃的な性格をしている人はほとんどいません。

気にしすぎる性格の人がなぜいろいろ気にしてしまうのかと言えば、自分に対する自信の無さが原因でしょう。自信を持てないからこそ、自分の行動や発言に後ろめたさばかり感じてしまうのです。

その後ろめたさとは、自分の行動に対する後悔や反省です。つまり「ああすれば良かった」「ああ言って相手を傷つけてしまってはいないだろうか」と自分を責めてしまいます。

自分を責める人は、基本的に自分ばかりが悪いと思うので、人を責めるようなことはありません。そのため、人と争ったり衝突したりすることは好まないでしょう。

言い争うと気になってしまうから、という理由も含んでいます。気にするのを避けるため、あえて論争を避けているところはあるはずです。

つまり、気にしすぎる人は、比較的温厚な性格の人が多い傾向にあります。何かを気にしたくないがために、争いよりも平穏無事でいることを望むのです。

ちなみに穏やかな職場であれば、気にしすぎる性格の人でもその温厚さゆえに場になじむのは早いでしょう。

しかし一方で、人間関係がギスギスしている職場、体育会系の職場などは、気にしすぎる性格の人には大変なはずです。

いつも「嫌われてるかも」「ミスしたかも」と気にしてしまって、気苦労が絶えないでしょう。

気にしすぎる性格の人は、とにかく周りの目が気になってしまうため、目立つような行動は避けたがります。目立つことで、「生意気だ」「目立ちたがりだ」と思われるのが嫌だからです。

すると自然と、悪目立ちするようなこともなくなりますので、学校や社会で人に怒られるような経験も少なくなります。

ひっそりと目立たないように過ごすことが染みついているので、進んで恥をかくような経験もないでしょう。

そのため、気にしすぎる性格の人は、少し打たれ弱いところがあるのは確かです。怒られた経験がないからこそ、怒られた時にどうメンタルコントロールをすれば良いか分からないからでしょう。

会社でたまたま上司に怒鳴られるようなことがあれば、もうその日から怒鳴られたことばかりを気にしてしまいます。皆が見ている前で怒鳴られたのであれば、ショックも大きいでしょう。

翌日以降も、「上司はまだ怒っているのではないか」「同僚は皆自分を笑っているのではないか」と過剰に気にしてしまうのです。

最近の若者は怒鳴られただけで仕事に来なくなってしまう、とよく言われますよね。

その打たれ弱さには、やはり「怒られ慣れていないこと」「大勢の前で恥をかき慣れていないこと」が原因しています。昔よりも「怒る教育方法」が減ってきたためでしょう。

そのため、年配者の言う「最近の若者」にこそ、気にしすぎる性格の人はよく見られると言います。

自分への自信の無さゆえに気にしすぎる性格の人もいますが、また違ったベクトルの気にしすぎる性格の人もいます。それは、いわゆる几帳面で細かい人のことです。

几帳面の人には、完璧主義者の人が多いと言います。完璧主義の人は、ミスが許せないため、とにかく細かいことまで気になってしまうのです。

例えば仕事をしていても、自分のその完璧主義っぷりは顕著に現れます。書類を提出する際、どうしてもミスがあっては困るので、つい時間を忘れてチェックばかりしてしまうのです。

小さなミスを極端に恐れてしまうのです。銀行などお金を使う仕事などであれば、完璧主義の人の方がよいかもしれません。

でも、仕事量が多いサービス業などでは、クオリティーよりも時にスピードが重視されることも少なくありません。

もし時間が無限にあるなら、いつまでもチェック作業をしていても良いでしょう。しかしちょっとした書類の提出にかけられる時間なんて限られていますよね。

周りからしてみれば「チェックはそれなりでいいから早く提出して欲しい」ことでしょう。完璧主義ゆえに気にしすぎる性格の人は、周りをも困惑させてしまうこともあります。

上司から怒られる場合もあるでしょう。「家に鍵をかけ忘れたか心配」なども気にしすぎる人の特徴です。自分でもこの几帳面さが嫌い…と悩んでいる人も多いはずです。

気にしすぎる性格の人は、少し他の人と比べて真面目すぎるところがあります。真面目なのは良いことですが、ある程度柔軟性がないと、自分の首を絞めることになるのは確かです。

例えば新しいプロジェクトを任されたとします。気にしすぎる性格の人は、真面目さゆえに責任感が非常に強いため、目標は絶対に達成しなければと思い、その考えに縛られてしまいます。

少しのミスでもあろうものなら、気にしすぎてしまい、自ら神経をすり減らす毎日です。「達成できなければ迷惑がかかる」「評価に響いてしまう」など、気にし出すと止まりません。

責任感の強さが少し間違った方向に働いてしまい、サービス残業を自ら繰り返してしまったりすることもあるでしょう。最悪の場合、追い込まれてうつのような状態になってしまう人もいるほどです。

仕事をするうえで責任感の強さは必要です。しかし「この仕事は無理かも？上司に相談してみよう」という柔軟な考え方ができなければ、自分のことを追い込みすぎて体調を崩す原因になります。