両思いなのに別れる理由と気持ちの対処法とは?
「両思いなのに別れを選ばなければならない…」「両思いなるのに別れを告げられた…」あなたはこのような状況にいるでしょうか?
恋愛は、ときにとても残酷な決断を迫られるときがあります。
それが、両思いなのに別れを選ぶという行為です。普通に考えれば、「両思いなのだから別れる必要はないじゃないか!」と思う人も多いはず。
ですが、ときには相思相愛であっても、付き合い続けることができないこともあるのです。では、なぜ両思いなのに別れる必要があるのでしょうか?その理由と気持ち・対処法を紹介していきます。
両思いなのに別れる理由とは?
進学や就職でどちらかの状況が変わる
両思いなのに別れる理由の一つは、進学や就職でどちらかの状況が変わることです。進学や就職は、その人の人生を左右する重大な選択です。
そのため、恋愛よりも就職や進学を優先することがあるのです。地元に付き合っている相手がいても「医者になりたいんだ。だから東京の大学に進学するんだ」と別れを選択する人もいるのです。
これは、進学だけでなく就職の場面でも同じです。自分のやりたいこと・目指したいものが強くある場合、恋人よりも自身の夢をとり別れを選ぶのです。
だからこそ、嫌いになったから別れるわけではない。両思いなのに別れることになってしまうのです。
親や周囲から反対される
人によっては、今の恋愛を親や周りから反対されているケースもあります。たとえば、受験の大事な時期に「今は、恋愛よりも勉強に時間を割きなさい」と言われることもあります。
他にも、家柄の差や育った環境の差を理由に「そんな相手とうまく行くわけがない」と反対されることもあります。
さらに、最近多いものは国際恋愛です。海外の相手とは、生活習慣も言葉もなにもかもが違うことがほとんどです。
「そんな相手とはうまくいくはずがない。苦労するだけだ。日本人と恋愛をした方がいい」と周りから反対されることもあるのです。
また、相手がギャンブル狂いや借金まみれ・遊び人などの場合。「そんなだらしない相手はやめなさい。もっとあなたにふさわしい人がいる」と友人や親が反対することがあります。
当人同士が両思いでも、親や周りが「将来はない」と感じてしまうと反対され、両思いなのに別れることになってしまうのです。
価値観の違いが生じる
二人の間に価値観の違いが生じたとき、両思いなのに別れることがあります。価値観の違いとは、女性は早く結婚をしたいと思っており、男性はまだ結婚は早いと思っているようなケースです。
この場合、男性は仕事に慣れ経済的に落ち着いてから結婚を考えたいと思っています。ですが、女性は共働きでもいいから早く籍を入れて安心したいと思っていたとします。
埋められない価値観の差が生じてしまうと、たとえ「好き」という気持ちがあっても、別れを選んでしまうことがあるのです。
価値観の違いは、結婚観以外にも仕事・家族・お金への価値観などがあります。
人には、「これだけは譲れない」という価値観が一つはあるものです。その譲れない価値観に溝が生まれてしまうと、お互いに違う道を歩く決断をしてしまうのです。
どうしても二人の将来が見えない
「好き」と思う感情に理屈はありません。相手がどんなに甲斐なしの男性でも頼りない人でも、一度惚れてしまうと「好き」という感情はなかなか消えるものではありません。
そのため、どうしても二人の将来が見えないときであっても、「好き」という感情が心の中を占めてしまうのです。
ですが、「好き」という感情だけを最優先にしていては生きていくことはできません。現実的に生活をしていかなければならないからです。
たとえば、相手がミュージシャンを夢見ている男性だとします。収入はほとんどありません。彼女に養って貰っている状態です。定職につくような気配もなく、年齢はもう30代後半です。
こうなったとき、女性はどうしても二人の将来が見えなくなってします。
「この人と一緒にいて本当に幸せになれるのだろうか」と感じてしまい、「好きだけれど別れた方がいい」と思ってしまうのです。
また、相手が既婚者の場合や二股をされている場合についても触れておきます。
「今の恋人とはもう実質破局しているんだ。だから、もう少し時間をくれ。正式に別れるから」と言われ続けることで関係を続けている女性もいます。
ただ、どれだけ待っても男性側が正式に別れてくれないときもあります。こうなると、どうしても二人の将来が見えないという状態になっていきます。
その結果、心から愛している相手であったとしても泣く泣く別れを選択するケースがあるのです。
対処法とは?
ライフスタイルを変えて気持ちを切り替える
両思いなのに別れなければならないときの精神状態は、とても辛いものです。なぜなら、相手への気持ちが強く残っているからです。
「障害がなければ私達は幸せになれていたのに」。こんな後悔や悔やみにも似た感情をずっと引きずることになってしまいがちなのです。
ですが、後悔や悔やみを引きずっていても、良い方向に進むことはありません。ライフスタイルを変え、気持ちを切り替えていく必要があるのです。
具体的には、恋愛以外に集中することであなたのライフスタイルを変えていくのです。
たとえば、仕事でスキルアップできる資格取得を目指し、勉強に集中しても良いです。スキルアップすることで、自分の成長を実感することができ気持ちをリフレッシュすることができます。
また、資格取得以外にも趣味などに没頭してみることもおすすめです。
気持ちを新たに次の恋愛を探す
辛い失恋の特効薬は、いつの時代も「新しい恋愛」と言われています。新しい恋愛をスタートさせることで、新たな恋心を抱くことができます。
新しい恋人ができれば、二人で新たな思い出を作っていくことができます。二人で食事の時間を楽しんだり、クリスマスや正月を一緒に過ごしたり、いろいろな時間を共有します。
新しい思い出をたくさん作ることで、過去の恋愛からくる辛い感情を薄れさせていくことができるのです。
もちろん、別れた直後は相手への気持ちが強く残っているため、すぐに出会いを求めることはできないかもしれません。
どんな男性と出会っても別れた相手と比べてしまい、恋愛自体を拒否してしまうかもしれません。ですので、別れた直後は無理やり新しい恋愛をスタートさせる必要はありません。
ただ、気持ちが落ち着いてきたのなら、新しい出会いを積極的に作ってみると変わることができます。
過去の恋愛とは違う「新たな楽しい思い出」を一緒に作ることのできるパートナーと出会える可能性は高いのです。
人生は一度しかありません。次の恋愛に進むことを恐れないでください。
失恋経験は財産になると自分に言い聞かせる
あなたは、こんな言葉を聞いたことがありますか?「失恋経験は財産になる」と。失恋経験は、なにも辛いことばかりではありません。
失恋の真っただ中にいるときは、悲しい気持ちでいっぱいになります。「こんなに辛い思いをするくらいならもう恋愛はしたくない」と感じるかもしれません。
ですが、今最高のベストパートナーと出会い恋愛をしている女性は、ほぼ全員が辛い失恋経験をしているのです。辛い失恋経験から、さまざまなことを学び、次の恋愛に生かしているのです。
この学びがあるからこそ、最高と思えるベストパートナーと出会うことができ、その後も素敵な関係を続けることができています。
失恋経験をイコール失敗経験と捉えないでください。失恋経験は、あなたの財産となるのです。
意味のある付き合いだったと感謝して受け入れる
どんな出会いにも意味があります。たとえば、あなたが大好きな相手と付き合っていたとします。ですが、相手が遠方に就職してしまうため、両思いなのに別れることになってしまいました。
あなたは、とても悲しい気持ちになります。ですが、よく思い出してください。あなたと相手には、嫌な思い出ばかりが残っているでしょうか?
きっと素敵な思い出もたくさん残っているはずです。そして、その相手と付き合ったからこそ、感じることのできた感情や体験もあったはずです。
別れた直後は、嫌な思い出や辛い思いでばかりが頭に浮かびがちですが、それだけではないことを思い出してください。そうすることで、相手と出会えたことに感謝することができるのです。
相手と出会えたことに感謝できれば、あなたの中にある辛い気持ちが少しずつ軽くなっていくのです。
無理に忘れようとせず思いっきり彼との思い出に浸る
特に別れた直後は、無理に相手のことを忘れようとせずに思いっきり彼との思い出に浸ることも一つの方法です。
二人の思い出の場所、思い出の曲、思い出の写真、彼とのLINEやメールの履歴など。彼との思い出は、数えきれないほどあるはずです。
その思い出にじっくりと浸りきり、いろいろなことを思い返してみてください。彼のことを考え思い出すことで、涙が溢れ出ることもあるでしょうし、毎晩毎晩泣いてしまうかもしれません。
ですが、人はとてもうまく出来ている生き物です。飽きるほど相手のことを考え、思い出し悲しみにふけることで、ふと我にかえる瞬間があるのです。
そして、その瞬間が辛い過去の恋愛にケリをつけられるきっかけになるのです。
両思いでも別れがくることはある
「両思いなのに別れなければならない」これは、とても辛いことです。ですが、どうしても付き合えないから別れるのです。これは、あなたが乗り越えなければならない試練です。
焦る必要はありません。じっくり自分の気持ちと向き合い、この辛い試練を乗り越えてください。諦めなければ、きっと前向きに次の恋愛に進むことができますからね。