思春期というのは成長過程の中で重要な時期です。身体的にも精神的にも子どもから大人に向けて急成長する時期なのです。
恋愛においても異性を強く意識し始めるのは思春期からです。大人と違い恋愛の経験が少なく、心身共に成長途中である思春期は、特有の恋愛観を持っています。
また性差もわかりやすく出てくる時期であるため、恋愛観にも男子らしさと女子らしさが出てきます。
思春期の恋愛は思春期ならではの恋愛観の影響を強く受けます。つまり思春期の恋愛では誰もが似たような行動を取る傾向があるということです。
さあ思春期真っ只中の女子の皆さん、好きな男子と付き合いたいのならまず、思春期男子の恋愛観について勉強していきましょう。きっと好きな男子の気持ちがわかってくるはずです。
思春期男子の恋愛観とは?
熱しやすく冷めやすい
思春期というのは色んなことに興味を持つ時期です。自分とは何かを追求し始める時期であるため、様々なことに興味を持って挑戦し、自分を見つけようとするのです。
色んなことに興味を持ちやすい分、興味が分散するため1つのことだけに集中することは少ない傾向があると言えます。いわゆる熱しやすく冷めやすい状態ということです。
そのため恋愛も同様に熱しやすく冷めやすい傾向があります。
大人のように色んな条件から時間をかけて判断することは少なく、すぐに好きになることが多いです。また振られたことにいつまでもクヨクヨせず切り替えが比較的早いのです。
熱しやすく冷めやすいため、振られてもすぐに次に行くことができることが、思春期男子の恋愛観の1つと言えるでしょう。
エッチに興味がない人はいない
思春期になると男子は性的興味が強くなります。そのため今までにないほど異性を意識するようになり、エッチに強い興味を示すようになるのです。
肉食男子・草食男子という言葉がありますが、思春期男子には関係ありません。思春期は成長過程として、性ホルモンの分泌が活発になることにより皆同じように性的興味が強くなるからです。
思春期男子が異性を意識することには性的興味が強く影響を受けています。つまり思春期男子の恋愛観には、エッチへの興味が大きく関与していると言っていいでしょう。
エッチに興味がない人がいないというのも、思春期男子の恋愛観の特徴なのです。
とりあえず彼女が欲しい
思春期男子は好きな人と付き合いたいというよりも、恋愛や異性への興味が強く、とりあえず彼女がほしいと思う傾向があります。そのため付き合いやすい人を狙う男子が多いです。
好きという感情よりも付き合える可能性が高いことを重視します。恋愛への興味が感じられずガードが固そうな人よりも、恋愛に興味津々でノリの良い人を狙うのです。
思春期男子にとって付き合うことは、恋愛や異性への興味の延長線上にあるものです。好きだから付き合いたいのではなく、興味がるから彼女が欲しいのです。
また周囲の目が気になる時期なので、付き合っていることは自分にとって大きなステータスになります。他の男子よりも早く彼女を作りたいという気持ちも少なからずあるでしょう。
とりあえず彼女が欲しいという気持ちが強いことも、思春期男子の恋愛観の1つなのです。
LINEのやり取りしたがる
基本的に男性というのは連絡不精で、LINEなどのやり取りを面倒に思っています。しかし思春期男子の場合はむしろLINEのやり取りをしたがる傾向があるのです。
多くの思春期男子はLINEを始めてからまだ日が浅く、LINEができることを特別に感じています。特に異性との個人的にやり取りをするということは、思春期男子にとっては特別なことです。
LINEのやり取りができるようになることは、それまで集団で異性と関わることが多かった思春期男子にとっては大きな変化です。気持ちが高ぶるのも当然のことでしょう。
思春期男子にとって異性とのLINEのやり取りは、2人だけの秘密を持ったようでドキドキするものなのです。そのためLINEのやり取りしたがるのも思春期男子の恋愛観の1つと言えるでしょう。
みんなの前では素っ気ない
思春期は周囲の目を特に気にする時期なので、周囲の目を気にしながら恋愛をします。特に男子はプライドが高いので、恋愛のことで周囲に冷やかされるのをひどく嫌います。
そのため思春期男子は、冷やかされないようみんなの前では彼女に素っ気ない態度を取ります。
本当は思春期男子は彼女ができたことが嬉しくて仕方がなく、彼女にデレデレしたい気持ちでいっぱいです。しかし彼女にデレデレした自分を周囲に見せることを極端に避けます。
彼女にデレデレした自分を見せれば、みんなに冷やかさるのがわかっているからです。冷やかされれば他の男子に下に見られたことになり、思春期男子にとっては大きな精神的苦痛になるのです。
思春期男子は周囲と上手くやっていくことにも一生懸命です。思春期男子にとって恋愛は周囲に自慢できるものありますが、冷やかされる原因にもなるものなのです。
思春期男子にツンデレが多いのは、周囲の目を気にする気持ちが強いことが大きな要因です。みんなの前では素っ気ないのも、思春期男子の恋愛観の1つなのです。
顔がかわいい子が好き
思春期男子はとにかく顔がかわいい子を好きになる傾向があります。大人のように性格や相性は二の次で、顔が可愛いかどうかで恋愛感情が芽生えるか否かがほぼ決まるのです。
基本的に男性はいくつになっても外見から好きになりやすい生き物です。男性は本能的に相手の外見で性行為ができるかどうかを判断し、性的魅力を感じなければ好きにならないからです。
特に思春期男子は性的な興味が強いため外見重視になりがちなのです。加えて他の人の目を気にする時期でもあるので、他の人の評価が高い女子と恋愛したいという気持ちもあるでしょう。
また思春期男子が恋愛感情を抱くにあたり、性格はあまり関係ないと言えます。性格や相性などを判断基準にできるほど、まだ恋愛を経験したことがないからです。
思春期男子は性格が合わなければ、好きな気持ちがあっても恋愛が上手くいかないことをまだ知りません。恋愛経験がほぼないため、本能的にそして好みが目で判断できる外見が重視されるのです。
このような理由から、顔がかわいい子が好きというのも思春期男子の恋愛観の1つと言えるでしょう。
周りに自慢したがる
思春期男子が恋愛をしたがるのには、自分のステータスを上げたいという気持ちも大きく関与しています。彼女がいることは思春期男子にとっては特別なことであるため、周りに自慢したいのです。
そのため彼女ができると周りに自慢したいという気持ちが高まり、彼女と一緒にいたがるようになります。彼女と一緒にいるところを周りに見せつけるためです。
思春期を終えて大人になるにつれ、恋愛を仕事や友人関係などと切り離そうとする男性の方が増えていきます。仕事は仕事、友人は友人、恋愛は恋愛とそれぞれ分けて集中したいからです。
もちろん彼女を自慢したいという気持ちは大人になってからもありますが、思春期男子ほどではありません。状況や空気を読んで、タイミングが合えば紹介しよう程度の気持ちでしょう。
思春期男子はとにかく彼女がいるというステータスが自分にあることを、周りに自慢したい気持ちが強いです。自慢するために他の男子が見ているところでできるだけ彼女といようとするのです。
彼女がいることを周りに自慢するために一緒にいたがるのも、思春期男子の恋愛観の1つと言えるでしょう。
思春期男子は恋愛に多感
思春期は第二次性徴期とも言われ、身体的にも精神的にも大きく成長する時期です。多感な時期でもあるため、恋愛を始め周囲との関わり方にもとても敏感な時期でもあります。
心身が成長していくとともに恋愛観も身に付いていきます。恋愛経験がほぼないため、恋愛観は恋愛への興味と周囲の評価を気にする気持ちの影響が強く出ていると言えます。
特に思春期の男子は性的興味が強いため、好きという感情よりも異性と親密になりたいという感情が勝っています。またプライドの高さから周囲の目を気にして素直になれないこともあるのです。
思春期男子の恋愛観は、異性への性的興味と他人にどう見られているかという自意識に大きく影響を受けるのです。