気になる相手の表情や態度は、他の人の行動に比べて、どうしても敏感に反応し易いものです。相手のほんの少しの態度で、一喜一憂することもしばしば…。それが恋をしている、というものです。
しかし、言葉とは違って、態度は明確なものではありません。無意識で相手をその気にさせるような態度を取っている人や、意図的に相手を勘違いさせるような態度をとる人もいます。
また、同じ態度をとっていても勘違いさせやすい人もいれば、全く伝わらない人もいます。
つまり、脈ありな態度のサインを正確に受け取ることは本当に難しい、ということです。また、脈ありと勘違いしやすい脈なしサインのと違いや差はあるのでしょうか?
ここでは、脈ありと勘違いしやすい脈なしのサインについて注目し、具体的なサインを紹介していきます。
勘違いを起こしやすいサインと理由についても同時に徹底的に解説していきます。参考にしてみてくださいね!
脈ありと勘違いしやすい脈なしサインとは?
スキンシップ多め
まず、脈ありと勘違いを起こしやすい態度としては、スキンシップを多用したものがあります。様々な恋愛指南書に、好きな相手と距離を縮めたい時は軽いスキンシップを…と書いてある、あれです。
スキンシップは確かに、自分の好意を相手にアピールするには打って付けの手段です。しかし、逆に意図して相手に好意があるように思わせるためにも使える手段だからタチが悪いのです。
女性はスキンシップが好意のサインと頭の中に刷り込まれています。なので、相手からされるスキンシップもなんの疑いもなく好意のサインと捉えがちです。
つまり、この思考回路を逆手に取り、スキンシップを勘違いさせるために使用する人もいるということです。
肉体関係狙いのケースが圧倒的に多いです。安易にスキンシップをとってくる男性は怪しいので要注意です。保身のためにも、警戒して接しましょう。
笑顔
また、会話中に自分に向けられた笑顔も、実はあながち容易に脈ありと受け取ってはいけないサインなのです。
会話中は相手が誰であろうと相手に笑顔を向ける人はたくさんいます。接客業経験者などは特にその傾向があります。
向けられた笑顔は、あなただけに向けられたものではないかもしれません。相手が会話をしているみんなが受け取ることのできるものです。
笑顔で会話をしていると、お互いの気分や場の雰囲気も明るくなり、自然と会話も楽しくなるものです。全く悪いわけでもなく、むしろいいことです。
笑顔自体を否定する訳ではありませんが、笑顔=脈ありと捉えるのは安直すぎるしリスクが高いです。簡単に脈ありと判断することはやめましょう。
優しい
笑顔と同じ理由で、あなたに対する優しさも脈ありのサインとは一概に言い切れません。誰にでも優しい人もいるし、言い方は悪いですが、外面がいい人はみんなに対して優しいものです。
高感度を上げるためやイメージづくりのために、誰に対しても優しい人もいます。まだ付き合いの浅い人に対してがそうであったり、社会人にもよくある傾向です。
また、何か目的があって意図して優しいケースもあります。下心があるケースや、何か依頼がある相手に対してなどがいい例です。
もちろん、他意なく本当に純粋な気持ちから、あなたに対してだけ特別に優しい場合もあります。周りに対する態度との違いや人となりなど、しっかり見極めて判断するようにしましょう。
LINEの返信が早い・スタンプが多い
また、LINEの返信が早いかったり、スタンプが多用されている場合、「気があるのかな?」と思いがちでしょう。しかし、これもまた脈ありとは言い難いのです。
LINEの返信が早いのは、単に相手がスマホ依存症で、常にケータイを見ているだけの場合もあります。また、暇をしていて返信が早いことだってあります。
もちろん意中の相手に対しては、他に比べてLINEの返信が早いというのは間違いではありません。しかし、その逆でLINEの返信が早いからといって、相手が脈ありという決めつけはNGでしょう。
また、LINEの返信がスタンプで返ってくると、可愛いし人懐っこい印象があります。様々なスタンプを使って返信をくれると、うれしくなっちゃいますよね。
「私にだけこんな可愛いLINEくれるのかな?」なんて思ってしまうこともあるかもしれません。しかし、これもまた脈ありと決めつけてはいけません。
LINEのスタンプは絵文字と異なり、言葉がついています。返信に適したスタンプさえ持っていれば、文字の入力の手間も省けるし、語尾につける絵文字や顔文字さえも省略できるのです。
つまり、LINEのスタンプは、可愛いし気があるから使用されているとは言い切れません。機能性や利便性を重視して使用されているとも考えられます。
よって、LINEの返信が早かったりスタンプが多用されているからといって、脈ありとも断定はできません。
よく視線が合う
気になる相手と目があうと、とてもうれしいですよね。相手も自分のことを見てくれていると考えるだけで、気分も舞い上がってしまいます。しかし、脈ありと決めつけることはできません。
例を紹介します。あなたが大好きなアーティストのコンサートに行き、そのアーティストがゴンドラに乗ってあなたに近づいてきました。そしてあなたに向かって手を振りました。
そこで考えてみてください。果たして、あなたが大好きなアーティストは、本当にあなただけに手を振ったのでしょうか?自分が手を振ってもらったと思っているのは、何人いるでしょうか?
現実問題、会場の同じブロックや同方向のブロックにいる人たちはみんな、自分と目が合い、手を振ってもらったと思っています。
気になる人が対象だと相手が同方向を見ているだけで、自分と目が合っていると勘違いを起こしやすいです。また、そう思うのも、自分が相手を見つめすぎていることに起因します。
相手と視線が合うということも、一概に脈ありサインと決めるのは難しいのです。
褒めてくれる
誰しも褒められたら気分が良くなるものです。ましてや気になる相手や意中の相手から褒められたら、「自分のことを気にして見ていてくれる!」と更にうれしくなるものです。
しかし、褒め言葉も脈ありと必ずしも結びつくものではありません。たいてい、褒め言葉はおだてである場合が多いです。本心から言っている場合は半分もありません。
つまりは、褒めてくれるのはリップサービスなのです。そして、さらっと褒め言葉を口にできる人は、異性慣れしている場合がほとんどです。スマートに感じるのは、言い慣れているからです。
本当に好きな人に対しては、緊張してなかなか面と向かって直接褒めることはできないものです。場の状況や相手の雰囲気も見ながら、しっかりと脈ありなのかを見極めましょう。
おごってくれる
食事やデートに行った際、相手がおごってくれるときも必ずしも相手が脈ありとは限りません。
一般的に男性は、女性とごはんに行ったりデートをする際、おごったり多めに払うことを当たり前と考えている場合が多いです。
相手が好きな人かそうでないかには関係しません。男性の見栄やプライドに起因したり、社会一般で流布している風潮のせいなのです。
もちろん、好きな相手に対してだったら、多少の無理をしてでもカッコつけてお金を払いたいと思うことでしょう。その人の懐事情も踏まえて、しっかり考えてみましょう。
参考までに。男性が相手の場合、下心があって奢ってくれるケースもあります。おごられる罪悪感を抱きたくない場合は、しっかり自分の分は自分で払いましょう。
脈ありと勘違いしないようにすぐの判断はしない
いかがでしたでしょうか?脈ありと勘違いしてしまいそうな脈なしのサインは、しっかり理解できましたでしょうか?
具体的な例を参考に、意中の相手があなたに脈ありかどうかを見極めてみてくださいね!あなたと意中の相手が幸せになれるよう、心から願っています。