不機嫌な上司との付き合い方とは？【男女別】

いつも不機嫌な上司の場合

通常は気分に波があるものなので、機嫌が良いときもあれば不機嫌なときもあるものです。しかし常に不機嫌な上司というのも存在します。

常に気分が落ちていて、何かに追われてイライラしているのです。そしてイライラした感情を部下に押し付けて、自分の要求を通そうとしてきます。

余程日々の生活に疲れているのか、もしくは相当の自己中心的な性格です。また完璧主義者であるがゆえに、常に完璧な自分や仕事を求めすぎているのかもしれません。

原因は何にしても、上司の不機嫌さが伝染してしまうと毎日が苦痛になります。自分まで不機嫌になり、仕事という場所が最悪な環境になるでしょう。

また毎日ご機嫌とりをしているのでは、なんのための仕事なのかわかりませんよね。目標も課題もなくなり、モチベーションも下がってしまいます。

いつも不機嫌な上司がいる場合は、適当に流すのが一番の付き合い方です。心の中で『はい！始まった！』と馬鹿にして笑っているくらいで良いでしょう。

上司の機嫌に影響され、心を乱されることなどないように流してください。そうすれば何も気にならなくなるでしょう。

常に不機嫌な上司は、職場環境や会社自体に不満を抱えている可能性も高いです。もしくは身近に許せない人や嫌いな人がいるのかもしれません。

そうなると自分の味方をしてくれる人を探します。仲間を増やしていくことで、自分を正当化させたいのでしょう。

『この会社の規則って根本的におかしいよね？』
『〇〇部長は仕事できないのに偉そうだよね？』

自分の不満について同意を求めてきます。しかしここで同意をしてしまうと、仲間になってしまうのです。あなたも不満を持つ人の1人に数えられてしまいます。

否定をする必要はないですが、同意もしないようにしましょう。『そうなんですか？』ととぼけて返答しておくのが一番です。

いつも不機嫌な上司は仕事ではなく、仕事外でコミュニケーションをとると良いでしょう。お酒の力も入れば、上司も本音を語ってくれるかもしれません。

もしかしたら、何か大きな要因があるのかもしれません。また不機嫌に見えるだけで、職場の士気を高めるために威嚇しているだけということもあります。

一度思い込みをしてしまうと『不機嫌な上司』だと決めつけてしまいがちです。しかし本当のことは深く話してみないと見えてこないものです。

勇気のいることですが、一度飲みニケーションをしてみてください。それでも見方が変わらない場合は、放っておくしかないでしょう。

大人になると基本的な性格は変わりません。とくに相手が上司であれば、もう不機嫌な体質を改善させることはできないでしょう。

相手が変わらないのであれば、自分が変わるしかありません。上司は思いが通らないと不機嫌になる子供のような性格です。そこで自分が大人になるようにしましょう。

子供の機嫌が悪くなったとき、どう対処するかイメージしてみてください。大人である自分が子供の不機嫌な態度に振り回されたりしないですよね。

『仕方ない』と諦めつつ、適度に機嫌をとり、適度に注意をして流すでしょう。放っておけば機嫌も良くなってくるので、いちいち気にもしないはずです。

このように大人が子供を対応するような心持ちでいるのが良いでしょう。振り回されるのは体力も時間も無駄なのです。

優柔不断で意志が弱い人は、人の機嫌にも左右されやすいです。上司が不機嫌の場合は、自分も不機嫌になったりモチベーションが下がります。また顔色を伺いすぎて疲れてしまうでしょう。

自分の心が安定していないので、流れてしまうのです。自分に自信がないので、人の意見や気分に無意識に従ってしまいます。

そこで自分に自信をつける努力をしてください。小さいことでも良いので目標を作り、達成を積み重ねてみましょう。

自分に自信がついてくると、人に流されることがなくなります。上司は上司、自分は自分。人の気分や機嫌に左右されることも振り回されることもなくなるのです。

上司の機嫌に振り回されている人は、どこかで機嫌が悪いのは自分のせいだと感じているのでしょう。しかし自分を責める必要は少しもありません。

不機嫌な上司は、自身で解消できないストレスを人にぶつけているだけです。これは誰が悪いわけではなく、本人の問題だといえます。上司自身が幼稚でわがままなのです。

自分を責めて従ってしまうのはやめましょう。あなたに落ち度は何もありません。上司の不機嫌さと切り離して考えれば、振り回されることもなくなるでしょう。

不機嫌な上司は、基本的には関わらずに流してしまうのが一番の付き合い方です。不機嫌な要因が取り除かれれば、何もなかったようになるので遠くから待ちましょう。

不機嫌な態度は周囲の士気を下がるものです。その事実は感じている人にしかわからず、当の本人には自覚がないのも問題かもしれません。

振り回されることなく、仕事優先でベストな方法を考えてみてください。そうすれば上司の機嫌など小さいことのように思えてくるでしょう。